AWS、サーバレスの「AWS Lambda」でGo言語と.NET Core 2.0をサポートJava、Node.js、C#、Pythonに続き対応言語を増加

AWSは2018年1月15日、サーバレスコンピューティングサービス「AWS Lambda」で、プログラミング言語のGoと.NET Core 2.0をサポートしたと発表した。

» 2018年01月17日 16時00分 公開
[@IT]

 Amazon Web Services(AWS)は2018年1月15日(米国時間)、サーバレスコンピューティングサービス「AWS Lambda」で、プログラミング言語のGoと.NET Core 2.0をサポートしたと発表した。

AWS Lambdaのサイト

Go

 ユーザーは、Goのネイティブツールを使ってコードをビルドし、ZIPファイルとしてパッケージ化する。それをAWS CLIまたはLambdaコンソールでアップロードし、ランタイムパラメーターを「go1.x runtime」と指定すれば、コードが実行されるようになる。

 Goで作成したサーバレスアプリケーションは、「AWS Serverless Application Model(SAM)」を使ってデプロイ、管理することもできる。またユーザーは、「AWS CodeStar」のGoテンプレートを使うと、サーバレスアプリケーションの開発と継続的デリバリーのツールチェーン全体を簡単にセットアップできる。

 アプリケーションをデプロイしたら、「AWS X-Ray」と、そのGo言語用SDKを使って、アプリケーションパフォーマンスの分析やトラブルシューティングを行える。

 AWSは「SAM Local」によるLambda関数コードのローカルにおけるテストも近くサポートする予定だ。

.NET Core 2.0

 ユーザーは、Lambda関数の作成に、.NET Core 2.0(C#)のライブラリやフレームワークを利用できるようになった。

 C#によるLambda関数コードを利用するには、「AWS Toolkit for Visual Studio」を使う方法と手動で行う方法があり、AWS Toolkit for Visual Studioを使う方が容易だという。AWS Toolkit for Visual Studioには、C#用Lambda関数のテンプレート、C#サーバレスアプリケーション、そして、作成したLambda関数をAWS上にデプロイするためのツールが含まれている。

 手動でC#のLambda関数を利用するには、Visual Studioを使わずにGo言語と同様にZIPファイルとしてパッケージ化し、それをAWS CLIまたはLambdaコンソールでアップロードする必要がある。そして、ランタイムパラメーターを「dotnetcore2.0」と指定すれば、コードが実行されるようになる。

 C#で作成したサーバレスアプリケーションは、AWS SAMを使ってデプロイ、管理することもできる。AWSは「SAM Local」によるLambda関数コードのローカルにおけるテストも近くサポートする予定だ。

 なお.NET Core 1.0ランタイムで動作する既存のLambda関数コードがある場合は、開発環境の.NETプロジェクトのターゲットフレームワークを「netcoreapp2.0」にアップデートし、関数コードを「dotnetcore2.0」ランタイムとともに再デプロイすることで、.NET Core 2.0に移行できる。

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