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» 2018年01月29日 10時00分 公開

2018年はHCI本格導入の年になる:仮想化、クラウド進展の陰で浮上するITインフラの“5つの課題”――解決へと導くのはソフトバンクC&Sの技術力とNutanixのハイパーコンバージドインフラ(HCI)

IT流通でイノベーティブな取り組みを続けるソフトバンク コマース&サービス(以下、ソフトバンクC&S)が、同じくハイパーコンバージドインフラ(HCI)のパイオニアとして数々のイノベーションを起こしてきたNutanixとの協業を強化している。ディストリビューターとベンダーの強力タッグはユーザーにどんなメリットをもたらすのか。ソフトバンクC&S、ニュータニックスの担当者に聞いた。

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2018年、いよいよHCIの本格導入期が到来!

ALT ニュータニックス・ジャパン
パートナー・ビジネス本部 チャネルセールスマネージャー
奥田史津氏

 ハイパーコンバージドインフラ(以下、HCI)の導入が本格化している。調査会社の予測によると、企業のHCI導入意欲は年々高まっており、販売台数も2桁増を続けている状況だ。特に2018年は、規模を問わずにあらゆる企業にまで需要が拡大すると見られており、市場がこれまでにないほど活気づいている。

 なぜ、HCIがここまで注目されているのか――。2009年に会社を設立し、2011年から製品を展開してきたHCIのパイオニアであるニュータニックス・ジャパン(以下、ニュータニックス)の奥田史津氏(パートナー・ビジネス本部 チャネルセールスマネージャー)は、その背景を次のように説明する。

 「企業のITで仮想化環境の利用が進む中、サーバ、ネットワークスイッチ、ストレージという従来型の3階層アーキテクチャがさまざまな問題を生むようになりました。この問題は、機器の購入から、導入、管理、拡張、保守までといったITライフサイクル全体に及びます。そこでNutanixは、サーバ、ストレージ、ネットワーク、さらに仮想化ソフトウェアや運用管理ツールまでを一体化することでそれらの課題を解消しました。複雑化するITインフラをいかにシンプルに管理するか――。HCIへのニーズの高まりは、その期待の表れだと思います」(奥田氏)

 具体的に、HCIはどのようなIT課題を解決してくれるのだろうか。ニュータニックスの近藤暁氏(シニアシステムズエンジニア)は「導入、運用管理、拡張、保守、リプレースにおける5つの課題を解決します」と指摘し、次のように話す。

 「これまでのIT機器の購入に際しては、他のアプリケーションに影響が及ばないようなサイジングや、万が一に備えたオーバープロビジョニングによる費用増加が大きな課題となっていました。Nutanixは容易にスケールアウト可能で、高いパフォーマンスを発揮することが可能なアーキテクチャです。導入時には、従来の3Tier製品のようにサーバやストレージの設定項目が増えることによる費用や手間の増加、SAN(Storage Area Network)環境を気にすることなく、一気に仮想環境のセットアップが可能です。サーバやストレージなど、IT機器ごとに異なる体系を管理する費用や手間を省き運用管理や保守をシンプルにすることができます。また、「ニュータニックス・アーキテクチャ」におけるシンプルさの代表である管理画面『Prism』では、仮想環境全体から仮想マシン(VM)単体、ネットワークのリソース管理監視まで行うことができ、拡張やファームウェアアップデートも『Prism』からワンクリック操作で簡単に実施することが可能です。こうしたコスト、工数、時間、柔軟性の確保、障害対応といった面で大きなメリットをもたらすことができます」(近藤氏)

 ビジネスのスピードが加速し続ける中、ITインフラはできるだけ手間とコストをかけず、シンプルに運用管理できることが強く求められている。HCIはそんなスピーディーなビジネスを支える新しいインフラとして期待が高まっているのだ。

Nutanixは何が優れている?

ALT ニュータニックス・ジャパン
シニアシステムズエンジニア
近藤暁氏

 Nutanixは、他のHCIと比べて何が優れているのだろうか。奥田氏は「スモールスタート」「ハードウェアに依存しない拡張性」「運用管理者の負担軽減」という3つの差別化ポイントを挙げる。

 「スモールスタート」については、オンラインでの拡張/取り外しができることが大きいという。機器リプレースのためのプロジェクトが不要になり、いつでも好きなときにシステムを拡張/縮小できる。

 「ハードウェアに依存しない拡張性」とは、あらゆるモデルが混在可能なことだ。ハイブリッドモデルとオールフラッシュモデルを混在でき、CPUが異なる世代であっても拡張していくことが可能だ。

 そして「運用管理者の負担軽減」とは、サーバとストレージの管理UI(ユーザーインタフェース)が1つになっていることだ。UIの構成も項目ごとに異なったりせず、統一された分かりやすいデザインで、ドキュメントも共通化されている。直感的に操作できるため、管理コストを大幅に削減することができるのだ。

ALT ▲Nutanixの管理UI。統一された、分かりやすいUIで管理者の負担を軽減する《クリックで拡大します》

 「Nutanixでは、全ての操作を『ワンクリック』でできることを重要な製品コンセプトに掲げています。ソフトウェアの操作だけでなく、ハードウェアもいかにシンプルに取り扱うことができるかを重視した設計になっています。IT管理のムダを省き、それを本来業務に振り向けることができるようになります」と奥田氏は説明する。

 こうした3つの差別化ポイントを生み出しているのは、Nutanixの選択肢の幅広さからくる対応力の高さだ。ハイパーバイザーとしては、VMware vSphere、Microsoft Hyper-V、そしてNutanix独自のノウハウが詰まった「Nutanix AHV (Acropolis Hypervisor)」の3種類から選択可能。モデルについても、エントリー向け、スタンダード向け、大容量ストレージ、メール/データベース向け、GPUを用いた画像処理向けなど、幅広い選択肢をラインアップする。

 「モデルの選定だけでなくCPU、メモリ、ストレージといった細かく、柔軟なカスタマイズで、ユーザーの要望にモデルを変えることなく応えることができます。また、Nutanix純正のハードウェアだけでなく、Dell EMCやLenovoなどのOEM製品、NutanixのソフトウェアとCisco UCS、HP ProLiantを組み合わせたサードパーティーのプラットフォームを選択することもできます」(近藤氏)

 このように、実際の運用に合わせたハードウェア/ソフトウェアを提案できることが、Nutanixの大きな特徴になっている。

「Distributor of the Year」を受賞したソフトバンクC&Sの強みとは

ALT ソフトバンク コマース&サービス
ICT事業本部 MD本部 プラットフォーム販売推進統括部
HCI&Storage販売推進部 部長
羽尾和弘氏

 こうしたNutanixの強みは、SIerやパートナーのビジネス面でもメリットを引き出すものとなる。2016年からNutanixの取り扱いを開始して、日本における最高のディストリビューターの証である「Distributor of the Year」と、Nutanix .NEXT Conferenceで日本唯一「APJ Most Innovative Partner of the Year」(2017年)を受賞したソフトバンク コマース&サービス(以下、ソフトバンクC&S)の羽尾和弘氏(ICT事業本部 MD本部 プラットフォーム販売推進統括部 HCI&Storage販売推進部部長)は、Nutanixの“シンプルさ”が大きな武器になると話す。

 「例えば、SIerやパートナーからユーザー企業へのITインフラ導入支援において3階層アーキテクチャの仮想環境では、サーバやストレージの設定を1つずつ行う必要があり、構築工数が膨れ上がるケースもありました。これをNutanixに置き換えることにより、これまで1つずつ行っていたサーバやストレージの設定が一括で行えるようになります。特に、Nutanixの構築支援ツール『Foundation』を使うと、構築工数が格段に減り、大幅な工数削減につなげることができます」(羽尾氏)

 さらにソフトバンクC&SからNutanixを購入する場合、「Hypervisor入れ替えサービス」が利用可能だ。Hypervisor入れ替えサービスは、Foundationによる作業をソフトバンクC&Sで行うもの。

 「弊社倉庫でのキッティングサービスでFoundationツールを用いた一括設定を実施し、ストレージの初期設定、ハイパーバイザーのインストールと設定などの作業を済ませて出荷します。製品がパートナーおよびユーザーの手元に届いたときには、仮想環境の管理ツールのインストールと仮想マシンの構築から作業を始めることができます。そのため、導入時の大幅な時間短縮が可能になります」(羽尾氏)

ALT ▲ソフトバンクC&Sが提供する「Hypervisor入れ替えサービス」。HCI環境の構築工数を大幅に削減する《クリックで拡大します》

 ソフトバンクC&Sの小川正一氏(ICT事業本部 MD本部 技術統括部 第1技術部 3課)は「企業が抱えるIT課題の多くは、HCIを活用することで解決できることが多い」と話す。

 「ひと言でHCIと言ってもさまざまな特徴があります。弊社ではHCIの特徴を正しく理解し、ユーザーの環境にどのHCIがマッチしているかをアドバイスしております。各HCIの中でも、Nutanixはさまざまなシステム環境への適用が柔軟にできるため、ユーザー企業はもとより、SIerやパートナーにもメリットが大きい製品であることが大きな特徴です」(小川氏)

 ソフトバンクC&Sは仮想化環境のプロフェッショナル集団であることも大きな強みだ。同社はVMware製品のディストリビューターでもあり、「vExpert」というアワードを受賞したエンジニアが多数在籍している。また、HCI以外にも、バックアップ、セキュリティ、ネットワーク、クラウドといったさまざまな商材を取りそろえ、NutanixのOEM製品や、サードパーティー製ハードウェアも1次店として取り扱う。

 Nutanixに関するさまざまな知識やノウハウは、同社社員が執筆した書籍『Nutanix Hyper Converged Infrastructure入門』(翔泳社刊)にもまとめられている。また、エンジニア向けに実機を使ったハンズオントレーニングや、エンジニア同士で行うコミュニティーを定期的に開催し、技術やノウハウの共有に努めている。

 また、ソフトバンクC&SにはNutanixの製品やテクノロジー、ソリューションに関する豊富な経験と知識を持ち、それをオンライン/オフラインのコミュニティー活動やブログなどを通じて幅広いユーザーと共有したエキスパートを表彰するグローバルプログラム「Nutanix Technology Champions(NTC)」を保有するエンジニアが2名(Takahiro HAGIWARA氏、Go Watanabe氏)所属していることも、同社の技術力の高さを示しているといえよう。

 ディストリビューターとしてNutanixの「Distributor of the Year」と「APJ Most Innovative Partner of the Year」を受賞した実績は、さまざまな顧客の案件でNutanixの導入をサポートしてきた結果の証なのだ。

今後もソフトバンクC&Sとニュータニックスのタッグに要注目

ALT ソフトバンク コマース&サービス
ICT事業本部 MD本部 技術統括部 第1技術部 3課
小川正一氏

 今後の展開について、小川氏は、「Nutanixは半年に一度のペースでアップデートをリリースし、その度に新機能が追加されることが魅力の1つです」と話す。特に、2017年12月にリリースされた最新OS「Nutanix AOS 5.5」に含まれる「Calm」に注目しているという。

 Calmでは、アプリケーションを構成する複数の仮想マシン郡を「ブループリント」という形で1つのテンプレートを作成し、そのテンプレートから簡単にアプリケーションを展開できるようになる。さらに、展開の自動化なども対応可能になる。現時点で対応するハイパーバイザーはNutanix AHV(Acropolis Hypervisor)だけだが、将来的にVMware ESXiにも対応する予定だという。

 羽尾氏は「Calmを使って、例えば弊社がこれまで協業していなかったソフトウェア開発を主に行っている企業にブループリントを作成いただき、それを販売するといった新しいビジネスも展開できるのではないかと期待しています」と話す。

 Nutanix AOS 5.5では、この他にも、さまざまな機能強化が行われた。Nutanixの最新モデルでのパフォーマンスを向上させるための「NVMe」「RDMA」対応などだ。

 今後の製品の方向性として、ニュータニックスの近藤氏は『ワンクリックのその先』の機能拡張を挙げる。例えば、機械学習を使って、キャパシティーの傾向分析や最適化診断などを強化していく。また、クラウドへのDR対応として「Xi Cloud Service」といったクラウド全体を最適化するアップデートも行う予定だ。

 HCIのリーダーとして爆進するNutanixと、「Distributor of the Year」受賞ディストリビューターとしてそれを強力に後押しするソフトバンクC&S。2018年、両社によってHCIのメリットがどこまで引き出されるのか、今後に要注目だ。

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提供:ソフトバンク コマース&サービス株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2018年2月28日

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