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» 2018年01月26日 10時00分 公開

小さな怪物サーバ登場!!:世界が「真のリアルタイム」を手にする日

稼働率99.999%を実現するミッションクリティカルサーバであり、最大896コア/48TBメモリを1つのOSから利用できるスケーラビリティを誇る「HPE Superdome Flex」。4人のキーパーソンにその強みを聞いた。

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 常識は塗り替えられる、限界は突破できる、そして不可能は可能になる――サーバテクノロジーのイノベーションが、新たな地平を切り開く。インテルXeonスケーラブル・プロセッサ搭載「HPE Superdome Flex」の登場だ。HPE Superdome Flexは、稼働率99.999%を実現するミッションクリティカルサーバであり、最大896コア/48TBメモリを1つのOSから利用できるスケーラビリティを誇る。より「扱いやすく小さく進化した」ことにも注目したい。日本ヒューレット・パッカード(HPE)のキーパーソン4人に聞いた。

1.この“小さな怪物”が不可能を可能にする

日本ヒューレット・パッカード ハイブリッドIT事業統括 ハイブリッドIT製品統括本部 カテゴリーマネージャー 日野創氏

――新しいHPE Superdome Flexの売りはズバリ何でしょうか。

日野氏 HPE Superdome Flexは、最大896コア/48TBメモリという怪物級のリソースを、1つのOSから活用できるスケールアップ型サーバです。システム性能の上限が、ユーザーのやりたいことを制約しているケースを数多く見てきましたが、HPE Superdome Flexがその壁を取り払います。

 HPE Superdome Flexは、モジュール型アーキテクチャを採用し、5U/1シャシーからスモールスタートできることが大きな特長です。強力なCPUと大容量メモリを搭載し、稼働率99.999%(年間停止時間約6分)という環境を、小さな投資から手軽に使うことが可能です。エンクロージャーを必要としないので、スモールスタート時のコストを抑えることができます。停止が許されないシステムは、規模の大小を問わずあらゆる企業や組織に存在します。HPE Superdome Flexの登場により、高信頼サーバ導入のハードルが大きく下がりました。

――HPE Superdome Flexはどのような用途で実力を発揮しますか。

日野氏 HPE Superdome Flexは、SAP HANAに代表される「インメモリデータベース」をはじめ、「Linux/Windows環境のミッションクリティカル化」「高信頼の仮想化統合基盤」「ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)」など、実に幅広い用途でより大きな成果をもたらします。詳しくは、それぞれのプログラムリーダーからお話しします。

 HPE Superdome Flexは、より幅広い用途で手軽にミッションクリティカルサーバを活用できます。これまで、「18Uではちょっと大きい」「小さく始めて必要に応じて拡張したい」と思われていた企業にとってジャストフィットの選択となるはずです。

2.インメモリデータベースが“新たな収益”を生み出す

日本ヒューレット・パッカード グローバルアライアンス営業本部 福田健治氏

――ターゲットの1つ「インメモリデータベース」の市場動向をお聞かせください。

福田氏 インメモリデータベースの代表格といえる「SAP HANA」は世界で1万8000社が導入しています。国内でも新規でSAPアプリケーションを導入される企業の大半がSAP HANAを選択しています。また、10年以上にわたり基幹業務システムで「SAP ERP」を使っている企業も、インメモリ処理に特化した「SAP S/4HANA」への移行計画を具体化させています。HPE Superdome Flexは、まさに絶好のタイミングで登場したといえるでしょう。

 HPEはSAP HANAプラットフォームで50%以上のシェアを有しており、2014年から提供している「HPE Integrity Superdome X」がその多くを占めています。新しいHPE Superdome Flexは、最大メモリ搭載量を48TBに倍増させるなど、インメモリプラットフォームとして大きな進化を遂げました。業界最高クラスのハードウェアRAS(信頼性・可用性・保守性)機能を、全て継承している点にも注目です。企業がSAP HANA環境へ移行するための条件が、また1つ整ったのです。

――インメモリデータベースを利用するメリットはどこにありますか。

福田氏 インメモリデータベースがもたらす最大のメリットは、圧倒的な高速処理によってデータから新しい価値を創造できることです。例えば、流通/小売業で、刻々と推移する販売状況を、地域ごと、店舗ごとにリアルタイムで追跡できたらどうでしょう。タイムリーな販売施策やマーケティング施策が可能になるだけでなく、在庫や物流の計画も最適化へ大きく近づけるはずです。

 またインメモリデータベースによって、トランザクションデータからリアルタイムで分析処理が可能になり、「これから出荷する商品の一覧」「現時点の未入金リスト」といったアドホックな検索でも即座に結果が手に入ります。バッチで集計された前日の実績しか参照できないシステムとは、意思決定やアクションのスピードがまるで違います。

 インメモリプラットフォームとしてのHPE Superdome Flexは、OLTP(OnLine Transaction Processing)とOLAP(OnLine Analytical Processing)をリアルタイムで可能にします。トランザクション中心のシステム(SoR:Systems of Record)と、新たな価値や収益を生み出すためのシステム(SoE:Systems of Engagement)を同時に実現するのです。

――スモールスタートが可能というHPE Superdome Flexの特長はどのように生かせますか。

福田氏 企業の導入ハードルが低いことは、大きな特長ですね。HPE Superdome Flexは、小さなシステム規模でも初期投資を抑えながらミッションクリティカルなインメモリデータベース環境を構築できます。データベース規模は小さくても、ミッションクリティカルな要求レベルが極めて高いシステムは数多く存在します。5U/1シャシーから活用できるHPE Superdome Flexは、高信頼サーバの適用範囲を大きく広げられると確信しています。

3.Linux/Windows環境を“ミッションクリティカル化”

日本ヒューレット・パッカード ハイブリッド IT事業統括 クラウドプラットフォーム統括本部 クラウドソリューション本部 ミッションクリティカルソリューション部 藤川智博氏

――ミッションクリティカルサーバとしての優位性をお聞かせください。

藤川氏 HPE Superdome Flexは、HPEフラグシップ機が掲げるブランド「Superdome」にふさわしい製品として完成されました。ミッションクリティカルな要求に応え続ける中で鍛えられ、実証されたテクノロジーが、HPE Superdome Flexの稼働率99.999%を支えています。4ソケット/1シャシーの最小構成でも、32ソケット/8シャシーによる最大構成でも、業界トップクラスの高信頼性/耐障害性が手に入ります。

 特に注目してもらいたいのが、ファームウェアによって作りこまれたハードウェアRAS機能です。HPE Superdome Flexでは、メモリやPCIeのエラーをハードウェア機能で訂正できない場合に、ハードウェア、ファームウェア、OS、ドライバーが連携してエラーを封じ込め、OSを停止させることなく回復を試みます。いかなる問題に際しても、OSのクラッシュやデータ破損に至らせない機能を備えているのです。

――大容量メモリを搭載するHPE Superdome Flexではメモリ保護は特に重要ですね。

藤川氏 その通りです。一般的なx86サーバは、2つのDRAMチップが壊れるとOSがクラッシュします。HPE Superdome Flexは「Adaptive DDDC(Double Device Data Correction)+1」によるメモリ保護を実装しており、DIMMモジュールの中のDRAMチップが2つ壊れてもOSが動き続け、その状態でも1bitエラーの訂正が可能です。復旧が困難と判断した場合には、故障したメモリを自動で切り離すこともできます。

 障害情報・イベント情報は、障害分析機能を備えたファームウェアに詳細なログとして記録されます。HPE Superdome Flexはこのログを自身でリアルタイムに解析し、可能な限り自動で回復を試みます。その結果は即座にユーザーに通知され、障害情報のサマリーと解説、原因、必要であれば推奨アクションまで分かりやすく明示してくれます。障害が発生した瞬間のCPUレジスター情報は、いわば事故現場の証拠写真。詳細なログを確実に残すことで、迅速な問題解決だけでなく今後の対策立案にもお役立ていただけます。

――HPE Superdome Flexは既存環境のミッションクリティカル化にも利用できますか。

藤川氏 もちろんです。Linux/Windowsを稼働させる一般的なx86サーバから、HPE Superdomeシリーズに移行した企業は少なくありません。中でも、「CPU、メモリ、PCIカードの障害に起因する業務停止を経験した」「システム障害が発生したがスタンバイ機に切り替わらなかった」「障害予防の具体策を立案したくてもログ情報が残っていない」といったことを体験した企業には、高い信頼性/可用性を持つシステムに移行する強い動機があります。

 HPE Superdome Flexには、HPEが長年にわたり蓄積してきたミッションクリティカル環境のノウハウが、業界最高水準のRAS機能として凝縮されています。Linux/Windowsデータベース環境、高い信頼性が求められる仮想化基盤に、4ソケット規模から手軽に導入できるHPE Superdome Flexは、ぜひお役立ていただきたいと思います。

4.最大896コア/48TBメモリ搭載の“怪物”がHPCを変える

日本ヒューレット・パッカード ハイブリッドIT事業統括 クラウドプラットフォーム統括本部 クラウドソリューション本部 ミッションクリティカルソリューション部 ITスペシャリスト 白井泰博氏

――HPE Superdome FlexはHPCシステムとしてどのような特長を持っていますか。

白井氏 HPE Superdome Flexは、32CPU、896コア、48TBメモリを搭載可能なスケールアップ型サーバです。48TBの単一メモリ空間を1つのOSから利用できることが、HPC環境における最大の特長といえるでしょう。大規模な行列計算や3Dメッシュに基づく解析処理などに大きな威力を発揮しますが、企業に提供できる絶対的な価値は、リソース上限の制約から解放され「不可能だった計算が可能になった」ことではないでしょうか。

 HPE Superdome Flexは4CPUから始めて、8、16、32とCPUを増設し、直線的にパフォーマンスを向上できることが大きな特長です。最大896コア間で実行されるキャッシュコヒーレンシによるボトルネックを、「Superdome Flex ASIC」と「Superdome Flex Grid」が解決しています。

――Superdome Flex ASICとSuperdome Flex Gridについて解説をお願いします。

白井氏 HPE Superdome Flexの32CPUという業界最大クラスのスケーラビリティは、HPE独自開発のクロスバーチップSuperdome Flex ASICと、これをメッシュ状に構成するクロスバーファブリックSuperdome Flex Gridによって支えられています。ノード間をポイントツーポイントで高速接続し、データ転送のオーバーヘッドを解消します。

 汎用的なテクノロジーを使えば、インテルXeon Platinumプロセッサで最大8CPU、インテルXeon Goldプロセッサでは最大4CPU構成が可能ですが、HPE Superdome Flexはそれぞれを大きく上回る最大32CPUを実現しています。ノードコントローラーを持たない他のサーバベンダーは8CPUがスケールアップの上限となり、計算性能をそれ以上伸ばすことはできません。

――インテルXeon Goldプロセッサで32CPU構成が可能なのですね。

白井氏 はい。インテルXeon Goldプロセッサでも8〜32CPUまでのスケールアップが可能です。同じ8CPU構成でインテルXeon Platinumプロセッサと比較すると、およそ40%安価に導入できるメリットに注目です。HPE Superdome Flexなら、より大規模のHPCシステムを、コストを抑えながら構築できるのです。また、ワークロードに合わせてNVMe SSDやGPUを利用することもできます。

――スケールアップ型HPCシステムはどのような用途に有効ですか。

白井氏 最大48TBの大容量メモリを生かせるあらゆる領域、と言えばよいでしょうか。ゲノム解析や最適化問題の例を挙げるまでもなく、未解決・未着手の計算テーマは無限に存在します。3Dモデルによるシミュレーションをより高精度で可視化できますので、防災や地震研究を含む社会インフラ、先端材料開発、ライフサイエンスなどの分野で即効性が高いと考えています。

 HPE Superdome Flexは、英ケンブリッジ大学にあるスティーブン・ホーキング(Stephen Hawking)博士の研究所「Centre for Theoretical Cosmology(COSMOS)」で採用されました。巨大なデータをメモリ上で扱うことで不可能だった計算が可能になり、時間と空間、宇宙、基礎物理学における研究がさらに加速するものと期待されています。HPE Superdome Flexは、人類の探求の歴史に大きな一歩を記すことになるかもしれません。

5.HPE Superdome Flexがイノベーションを加速

――最後に、HPE Superdome Flexの特長を整理していただけますか。

日野氏 ぜひお伝えしたいHPE Superdome Flexの特長は次の4つです。

  1. 5Uサイズから手軽に、広範に使えるミッションクリティカルサーバ
  2. 4〜32ソケットまで、768GB〜48TBメモリまで拡張可能
  3. 99.999%のシングルシステムアベイラビリティ
  4. 8ソケット以上の構成でインテルXeon Goldプロセッサを選択可能

 HPEでは、HPE Superdome Flexを企業の中核を支える「ダイナミック デジタルコア」と位置付けました。トランザクション中心のシステム(SoR)と、新たな価値や収益を生み出すためのシステム(SoE)両方の役割を担えるからです。

 HPE Superdome Flexは、現時点で利用できる業界最大級のインメモリプラットフォームでありながら、5U/1シャシーからスモールスタート可能なことが、企業にとって大きなメリットとなります。ビジネス規模の大小や業種・業態を問わず、幅広い企業のイノベーションの基盤として活用してもらうことを願っています。

日本ヒューレット・パッカード HPE Superdome Flexスペシャリスト

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提供:日本ヒューレット・パッカード株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2018年2月28日

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