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» 2018年01月31日 11時30分 公開

2021年にはスマートフォンの9%が5G対応に:2018年のデバイス(PC、タブレット、携帯電話)出荷数、2.1%増の23.2億台に――Gartner

Gartnerは、ハイエンドスマートフォンやプレミアムウルトラモバイル市場のけん引により、ワールドワイドにおける2018年のデバイス出荷数が前年比2.1%増の23.2億台になるとの見通しを示した。

[@IT]

 Gartnerは2018年1月29日(米国時間)、ワールドワイドにおける2018年のデバイス(PC、タブレット、携帯電話)出荷台数予測を発表した。2017年の22億8000万台から2.1%増加し、23億2000万台に達する見通しだ。

 Gartnerは、2018年のデバイス出荷を2つの市場がけん引すると予想している。1つは、「ハイエンドスマートフォン」セグメントを筆頭とする携帯電話市場。もう1つは、薄型軽量のApple製デバイスとMicrosoft Windows 10デバイスが需要を押し上げている「プレミアムウルトラモバイル」市場だ。

 Gartnerのリサーチディレクターを務めるランジット・アトワル(Ranjit Atwal)氏は、デバイスベンダーが置かれている状況を次のように解説する。

 「消費者が技術の選択肢をたくさん持っていることは、ベンダーに2つの大きな試練を与えている。まず、消費者が持つデバイスの数には限りがあるので、ベンダーは、消費者の財布を奪い合わなければならない。また、ベンダーは価値を提供し、支持を維持しなければ、つまり、適切なデバイスを適切なユーザーに提供しなければならない。より多くの購入者が単なる価格ではなく、価値に重きを置くようになり、そのために、より高価なデバイスを検討するようになるだろう」(アトワル氏)

2018年のPC市場は横ばい

 Gartnerによると2018年には、従来のPCの出荷は前年比で5.4%減る見通しだ。中でもノートPCは大幅に落ち込む(6.8%減)と予想されている。これに対し、プレミアムウルトラモバイルは、PC市場の中で唯一プラス成長が見込まれるセグメントだ。PC市場全体は2億6400万台とほぼ横ばいの見通しだが、プレミアムウルトラモバイルセグメントが成長しなければ、2017年と同様に前年比で減少しそうだ。

 「2016年6月と比べて、DRAMのコストが2倍に跳ね上がっている。PCベンダーは2017年前半から、PC価格を引き上げている。この傾向は2018年も、DRAMコストが低下に転じるまで続きそうだ」(アトワル氏)

ワールドワイドにおける2016〜2019年のタイプ別デバイス出荷数(単位:100万台)(出典:Gartner)

2021年に販売される携帯電話は9%が5G対応に

 Gartnerは、2018年の携帯電話の出荷台数を前年比2.6%増の19億台と予想している。このうちスマートフォンの出荷は6.2%増となり、携帯電話の出荷台数全体の87%を占める見通しだ。

 「Apple製スマートフォンの出荷の伸びは、2018年に市場平均を上回るだろう。新モデルの発売で買い替えサイクルに拍車が掛かると予想される」と、Gartnerでリサーチディレクターを務めるロバータ・コッザ(Roberta Cozza)氏は指摘する。

 Gartnerによると、スマートフォンベンダーは2018年に、パーソナライズされた、より魅力的なユーザー体験の提供に力を入れる。そのためにAIや仮想パーソナルアシスタント、より自然なユーザーインタフェースに加え、バイオメトリクスを活用したり、ディスプレイやカメラ機能をさらに強化したりするという。

 2019年には米国や韓国など、一部の国で5Gネットワークの運用が開始され、5Gスマートフォンが発売される見込みだ。

 「われわれは2021年までに、販売されるスマートフォンの9%が5Gをサポートするようになると予想している。5Gは、ビデオやストリーミングサービスの普及拡大の起爆剤になるだろう。高速なアップリンクを提供し、新しいAIアプリケーションをサポートできるからだ」(コッザ氏)

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