連載
» 2018年02月01日 05時00分 公開

Google Chrome完全ガイド:Google Chromeに蓄えられた閲覧履歴やパスワードを消去・削除する

Google Chromeでは閲覧履歴やパスワードなど、セキュリティやプライバシーに関わる情報が蓄えられます。これらを確認・表示したり消去・削除したりする方法を解説します。

[島田広道,デジタルアドバンテージ]
「Google Chrome完全ガイド」のインデックス

連載目次

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 本稿では、Google Chrome(以下、Chrome)でWebページの閲覧履歴やCookieなどを消去したり、保存されているID/パスワードを削除または表示したりする方法について説明します。

Chromeの閲覧履歴やキャッシュ、Cookieなどを消去するには

 ChromeでWebページを閲覧していると、その履歴がローカルコンピュータ内に保存されます。それらは空白ページ(新規タブ)を開いたときに表示されるショートカットや、アドレスバーにURLを記入し始めたときに表示される予測候補などに反映されます。

 また、閲覧したページの画像なども「キャッシュ」としてディスクに蓄えられます。これは同じページを次に開いたとき、Webサイトからあらためてダウンロードするより速くページに反映させる、つまり高速化のために活用されます。

 その他にも、WebアプリケーションやWebサーバによって作成されるデータが保存されることがあります。

 Chromeでは、以上のようにローカルコンピュータに保存されるデータを、その設定画面から削除できます。

Chromeの設定画面を開く Chromeの設定画面を開く

 設定画面が表示されたら、下にスクロールして[詳細設定]リンクをクリックします。

Chromeの詳細設定を開く Chromeの詳細設定を開く

 下にスクロールして[パスワードとフォーム]を見つけたら、そのすぐ上にある[閲覧履歴データを消去する]をクリックします([閲覧履歴データを消去する]自体は、[プライバシーとセキュリティ]枠に含まれます)。

Chromeの閲覧履歴を消去するための設定ダイアログを開く Chromeの閲覧履歴を消去するための設定ダイアログを開く

 すると[閲覧履歴データを消去する]ダイアログが表示されます。比較的消去する機会が多いデータは、[基本]タブで消去できます。

Chromeの閲覧履歴消去ダイアログの[基本]タブ Chromeの閲覧履歴消去ダイアログの[基本]タブ

●閲覧した「期間」を指定して消去する

 消去対象の期間としては、(2)の[期間]プルダウンリストボックスで次の中から選べます。

  • 1時間前から現在まで
  • 24時間前から現在まで
  • 7日前から現在まで
  • 4週間前から現在まで
  • 過去の全期間

 

●閲覧したコンテンツの種類を指定して消去する

 また(3)の選択肢の詳細は次の通りです。

選択項目 消去されるデータの種類や影響
[閲覧履歴] 閲覧したWebページの履歴。空白ページに表示されるWebページのショートカットや、アドレスバーで自動的に補完されるURLの候補も消去されます
[Cookie と他のサイトデータ] Cookie(Webサーバによって保存されるユーザーデータ)やWebアプリケーションが保存した情報。特殊なURLに対する外部アプリケーション/サービスとの関連付けの情報。消去すると、多くの認証付きサイトで再認証が必要になります
[キャッシュされた画像とファイル] 閲覧したWebページの画像やテキストなど、ディスク内に蓄えられたファイル。消去すると、次に閲覧する際に表示が若干遅くなることがあります
[閲覧履歴データを消去する]−[基本]タブで個別に消去できるデータの種類

 例えば、過去に見たWebページを他人に知られたくない場合は、[閲覧履歴]を選んで消去するとよいでしょう。

 一方、C:ドライブの空き容量が足りなくなった場合、[キャッシュされた画像とファイル]を消去すると、その分だけ空き容量が増えます(その後のWebページの表示が若干遅くなることがあります)。

 Webアプリケーションの挙動がおかしい場合は、[Cookie と他のサイトデータ][キャッシュされた画像とファイル]を消去すると、回復することがあります。

 上表の他にもChromeが蓄えているデータはあります。それらは[詳細設定]タブで消去します。

Chromeの閲覧履歴消去ダイアログの[詳細設定]タブ Chromeの閲覧履歴消去ダイアログの[詳細設定]タブ

 消去できるデータの種類は次の通りです。

選択項目 消去されるデータの種類や影響
[閲覧履歴]
(基本タブと共通)
閲覧したWebページの履歴。空白ページに表示されるWebページのショートカットや、アドレスバーで自動的に補完されるURLの候補も消去されます
[ダウンロード履歴] ダウンロードしたファイルの履歴。ファイル自体は消去されません
[Cookie と他のサイトデータ]
(基本タブと共通)
Cookie(Webサーバによって保存されるユーザーデータ)やWebアプリケーションが保存した情報、特殊なURLに対する外部アプリケーション/サービスとの関連付けの情報
[キャッシュされた画像とファイル]
(基本タブと共通)
閲覧したWebページの画像やテキストなど、ディスク内に蓄えられたファイル。消去すると、次に閲覧する際に表示が若干遅くなることがあります
[パスワード] 保存済みのパスワード
[自動入力フォームのデータ] 自動的に入力フォームへ入力される住所やクレジットカード情報などのデータ
[コンテンツの設定] 現在地の取得やカメラの使用など、コンテンツごとに設定されている許可/禁止の設定
[ホストされているアプリデータ] Chrome Webストアから取得したアプリがローカルに保存した作業データ
[メディアライセンス] ライセンスによって保護されている動画や音楽などのコンテンツのために、取得・保存したライセンス。消去すると、これらを再生する際、再度ライセンスの取得が必要になります
[閲覧履歴データを消去する]−[詳細設定]タブで個別に消去できるデータの種類

Chromeに保存されたパスワードを確認または削除するには

 認証が必要なWebページをChromeで開いたとき、正しく認証できると、そのときのIDとパスワードを保存するように促すメッセージが表示されます。それに従って操作すると、以後、同じWebページを開くと、自動的にIDとパスワードが各入力欄に記入されます。いわゆる「オートコンプリート」と呼ばれる機能です。

 こうしてChromeにはID/パスワードの組み合わせが蓄えられていきます。すると、以下のような理由から保存されたパスワードを「管理」したくなることがあります。

  • Webサイトがリニューアルしたせいで、パスワードのオートコンプリートが正しく働かなくなり、認証がスムーズにできなくなった
  • パスワードを更新したせいで、Chromeに保存されているパスワードでは認証できなくなってしまった

 こうした場合、Chromeの設定画面の[パスワードとフォーム]−[パスワードを管理]で、各Webサイトのパスワードを表示したり削除したりできます。

Chromeのパスワード管理画面を開く Chromeのパスワード管理画面を開く

 [パスワードを管理]画面では、パスワードの保存や自動ログイン(保存されているID/パスワードを用いて自動的に認証を済ませる機能)のオン/オフも設定できます。

Chromeのパスワード管理画面 Chromeのパスワード管理画面

 「Google Chromeの閲覧履歴やブックマークをPCとスマホの間で同期・共有する」によってパスワードを端末間で同期している場合、(1)のスイッチをオフにしていても、パスワードは他の端末からコピーされ、ここに保存されます。

 さらにこの場合、ローカルコンピュータだけではなくGoogleアカウントのサーバ上にもID/パスワードが保存されます。次のGoogleアカウントの設定ページで、それらを編集あるいは削除することもできます。

 

●Chromeに保存されたパスワードを確認する

 Chromeのパスワード管理画面で、保存済みのパスワードは通常、マスクがかかっていて見ることができません。これを確認するには、まず対象のパスワードの行にある、眼を模したアイコンをクリックします。

Chromeの保存済みパスワードを確認する Chromeの保存済みパスワードを確認する

 すると、いまWindowsにサインインしているユーザーアカウントのパスワードを入力するように求められます。これには、本来のユーザーが離席中に、ロックされていないWindowsデスクトップを誰かが操作してパスワードを盗むのを防ぐ、といった目的があります。

表示前に求められるWindowsのユーザーアカウントの認証 表示前に求められるWindowsのユーザーアカウントの認証

 Windowsのユーザーアカウント認証が正しく実行されると、元の画面でマスクがかかっていたパスワードが表示されます。

マスクが外れて表示されたパスワード マスクが外れて表示されたパスワード

 注意が必要なのは、パスワードが長いと全ての桁が表示されないことです。その場合は、キャレット(カーソル)を動かしてパスワードの全桁を選択してから、メモ帳などにコピー&ペーストするという手があります(もちろん背後からの盗み見などには十分に注意する必要があります)。

●Chromeに保存されたパスワードを削除する

 古くなって通用しなくなったパスワードなどを削除するには、「保存したパスワード」一覧にある対象のパスワード行で、右端のメニューアイコンをクリックし、表示されたメニューで[削除]をクリックします。

Chromeに保存されたパスワードの削除 Chromeに保存されたパスワードの削除

 すると即座にそのパスワードがChromeから削除されます。

いったん削除したパスワードの復元 いったん削除したパスワードの復元

 もし削除したパスワードを復元したければ、他の設定画面に移る前に(3)の[元に戻す]リンクをクリックします。

ダウンロード先フォルダや通知/現在地の設定を変更する」へ→

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