連載
» 2018年02月19日 05時00分 公開

Angular TIPS:Angularで文字列によって表示を切り替えるには?(i18nSelect)

i18nSelectパイプを使って、文字列値によってテキスト表示内容を切り替える方法を説明する。

[山田祥寛,著]
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連載目次

現在では、Web標準技術を利用したアプリ開発が広く普及し、そのためのフレームワークも多数存在しています。その中でも主流のフレームワークの1つである「Angular」を活用し、そのための知識を備えることには大きな意味があります。本連載は、Angularユーザーに向けて、その使いこなしTIPSを紹介するものです。なお、本連載は「Build Insider」で公開していた連載「Angular Tips」を同サイトおよび筆者の了解を得たうえで、本フォーラムに移行したものです。記事はBuild Insiderで公開した状態のまま移行しているため、用語統一などの基準が@ITの通常の記事とは異なる場合があります。


【対応バージョン】

 Angular 5以降。v5時点で執筆しました。


 i18nSelectパイプを利用することで、与えられた文字列に応じて、出力するメッセージを切り替えることができます。i18nPluralパイプ*1の入力を文字列に変更したもの、と捉えると分かりやすいでしょう。

*1 i18nPluralは、与えられた数値に応じてメッセージを振り分けます。


 例えば以下は、指定された言語に応じてメッセージを切り替えるためのコードです。

import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-root',
  template: `
  <div>{{appLang | i18nSelect: messages}}</div>
  `,

  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  // 使用する言語
  appLang = 'ja';
  // 言語と対応するメッセージを準備
  messages = {
    'ja': 'こんにちは、世界!'
    'de': 'Hallo Welt!',
    'fr': 'Bonjour le monde!',
    'other': 'Hello, World!!'
  };
}

変数の値によってメッセージを切り替えるためのコード(app.component.ts)

appLangが'ja'の場合
appLangが'ja'の場合
appLangが'de'の場合
appLangが'de'の場合
appLangが''の場合
appLangが''の場合

appLangプロパティの値によって、メッセージが変化*1


*1 メッセージの変化を確認するには、appLangプロパティの値をjadefrenなど変化させてみましょう。


 i18nSelectパイプの構文は、以下の通りです。

[構文]i18nSelectパイプ

value | i18nSelect: map

  • value: 任意の文字列
  • map: メッセージの一覧

 引数mapは「文字列キー: メッセージ」のハッシュ形式で、キーとなる文字列と、対応するメッセージを用意します。ただし、otherは「その他」を表すキーで、存在しないキーが渡された場合に表示すべきメッセージを定義します。この例であれば、以下のようなメッセージリストを定義したことになります。

キー 概要
ja こんにちは、世界!
de Hallo Welt!
fr Bonjour le monde!
その他 Hello, World!!
サンプルで定義されたメッセージ一覧

 ここでは、キーとなる値をAppComponentコンポーネントのプロパティ(appLang)として設定としていますが、より実践的なアプリでは、独立したサービスを設けて、そちらで言語を設定するのが望ましいでしょう(サービスを定義する方法については、後日別稿で解説します)。

処理対象:PIPE(パイプ) カテゴリ:基本
API:I18nSelectPipe(i18nSelect) カテゴリ:@angular > common > PIPE(パイプ)


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