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» 2018年03月07日 05時00分 公開

Tech TIPS:Windows 10で復元ポイントを素早く有効化・作成する

Windows 10で「システムの保護」を有効化したり、「復元ポイント」を手動で作成したりする場合、[コントロールパネル]から複数のウィンドウを開いて行かなければならない。そこで、素早く「システムの保護」を有効化したり、「復元ポイント」を手動で作成したりする方法を紹介する。

[小林章彦,デジタルアドバンテージ]

対象:Windows 10


 Windows XP以降、PCに問題が発生した際、ファイルや電子メールなどのデータを失わずにシステムを以前の状態に戻す「システムの保護」機能がサポートされている。

 「システムの保護」が有効になっていれば、更新プログラムを適用した際などに自動的に「復元ポイント」が作成され、何か問題が発生したら、その時点に戻すことができる。

 ただ「システムの保護」は、場合によって無効になっているので、事前に有効にしておく必要がある。また手動で復元ポイントを作成することもできる。ただこれらの操作を行うには、[コントロールパネル]で[システム]を選択し、さらに[システムの詳細設定]をクリックして、[システムのプロパティ]ダイアログの[システムの保護]タブを開く、という手順が必要となる。Tech TIPS「Windows 10で素早くコントロールパネルを開く方法」で述べているように、Windows 10ではコントロールパネルを開くのも工数が多く面倒だ。

[コントロールパネル]を開く [コントロールパネル]を開く
[コントロールパネル]を開き、[システム]をクリックする。Windows 10ではコントロールパネルを開くのも工数が多く面倒だ(Tech TIPS「Windows 10で素早くコントロールパネルを開く方法」参照のこと)。

[システム]画面 [システム]画面
[システム]画面の左ペインにある[システムの詳細設定]をクリックする。

[システムのプロパティ]ダイアログ [システムのプロパティ]ダイアログ
[システムのプロパティ]ダイアログが開いたら[システムの保護]タブを選択する。

 このように[システムのプロパティ]ダイアログを開くまでの工数が多いのが難点だ。そこで、本稿では[システムのプロパティ]画面にある[システムの保護]タブを素早く開いたり、コマンドで復元ポイントを作成したりする方法を紹介する。

[システムのプロパティ]ダイアログで復元ポイントを操作する

 [システムのプロパティ]ダイアログを使って、システムの保護を有効化したり、復元ポイントを手動で作成したりする方法を紹介する。

■Cortanaを使って[システムのプロパティ]ダイアログを起動する

 Windows 10のCortanaの入力ボックスに「restore」または「復元」と入力すると、「最も一致する検索結果」欄などに「復元ポイントの作成」と表示されるはずだ。これをクリックすると、[システムの保護]タブを開いた状態で[システムのプロパティ]ダイアログが起動する。

Cortanaの入力ボックスを利用して[システムのプロパティ]ダイアログを開く Cortanaの入力ボックスを利用して[システムのプロパティ]ダイアログを開く
Cortanaの入力ボックスに「restore」と入力すると、候補に「復元ポイントの作成」が表示されるので、これをクリックする。

■コマンドで[システムのプロパティ]ダイアログを起動する

 Windows 10でCortanaの入力ボックスを非表示にしていると、上記の方法では[システムのプロパティ]ダイアログを起動できない([Windows]+[Q]キーで表示させることは可能だが)。

 そのような場合、[Windows]+[R]キーを押し、[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開き、入力ボックスに「SystemPropertiesProtection」と入力して、[Enter]キーを押せばよい。[システムの保護]タブを開いた状態で[システムのプロパティ]ダイアログが起動する。

[ファイル名を指定して実行]で[システムのプロパティ]ダイアログを起動する [ファイル名を指定して実行]で[システムのプロパティ]ダイアログを起動する
[Windows]+[R]キーで[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開き、入力ボックスに「SystemPropertiesProtection」と入力する。

■システムの保護を有効化する

 上述の操作で[システムの保護]画面を開いたら、「保護設定」欄で復元ポイントを作成するディスクを選択してから、[構成]ボタンをクリックして、[システム保護対象]ダイアログを開く。「設定の復元」欄の「システムの保護を有効にする」を選択する。

 また、「ディスク領域の使用量」欄で、復元ポイントを保存するための最大使用量を設定する。この容量が小さいと、古い復元ポイントから順に削除されてしまうので、最低でも10GB程度は確保しておいた方がよい。

[システムのプロパティ]ダイアログの[システムの保護]タブ(1) [システムのプロパティ]ダイアログの[システムの保護]タブ(1)
[システムのプロパティ]ダイアログの[システムの保護]タブを開き、[構成]ボタンをクリックする。

[システム保護対象]ダイアログ [システム保護対象]ダイアログ
「システムの保護を有効にする」を選択する。

■復元ポイントを手動で作成する

 前述の通り、復元ポイントは更新プログラムを適用するなどした際に自動的に作成される。しかし、手動で復元ポイントを作成しておきたいこともあるだろう。そのような場合は、[システムの保護]タブを開いた状態で[システムのプロパティ]ダイアログを起動して、[作成]ボタンをクリックし、[復元ポイントの作成]ダイアログに説明を入力し、[作成]ボタンをクリックすればよい。

[システムのプロパティ]ダイアログの[システムの保護]タブ(2) [システムのプロパティ]ダイアログの[システムの保護]タブ(2)
[システムのプロパティ]ダイアログの[システムの保護]タブを開き、[作成]ボタンをクリックする。[システムの保護]ダイアログが表示されるので、ここに「説明」を入力し、[作成]ボタンをクリックすると、復元ポイントが作成される。

■復元ポイントにシステムを戻す

 ちなみに作成した復元ポイントに戻すには、[システムのプロパティ]ダイアログの[システムの保護]タブで、[システムの復元]ボタンをクリックして起動する[システムの復元]ウィザードで戻したい復元ポイントを選択すればよい。

[システムのプロパティ]ダイアログの[システムの保護]タブ(3) [システムのプロパティ]ダイアログの[システムの保護]タブ(3)
[システムのプロパティ]ダイアログの[システムの保護]タブを開き、[システムの復元]ボタンをクリックする。

[システムの復元]ウィザード(1) [システムの復元]ウィザード(1)
[システムの復元]ウィザードが起動するので、[次へ]ボタンをクリックする。

[システムの復元]ウィザード(2) [システムの復元]ウィザード(2)
戻したい時点の復元ポイントを選択して、[次へ]ボタンをクリックすると、その時点にシステムが戻る。

PowerShellで復元ポイントを操作する

 PowerShellを使って、システムの保護を有効化したり、復元ポイントを手動で作成したりすることもできる。

 PowerShellを「管理者として実行」で起動し、以下のコマンドを実行することで、システムの保護を有効にできる。

Enable-ComputerRestore -Drive <ドライブ名>


システムの保護を有効化にするコマンド

 復元ポイントを作成するには、管理者権限で起動したPowerShellで以下のコマンドを実行する。<説明>の部分には、復元ポイントの内容が分かるような文字列を入力する。また「-RestorePointType」オプションには、復元ポイントの種類を指定する。

Checkpoint-Computer -Description "<説明>" -RestorePointType MODIFY_SETTINGS


復元ポイントを作成するコマンド

復元ポイントの値 説明
APPLICATION_INSTALL アプリケーションのインストール
APPLICATION_UNINSTALL アプリケーションのアンインストール
DEVICE_DRIVER_INSTALL デバイスドライバのインストール
MODIFY_SETTINGS システム変更
CANCELLED_OPERATION 復元ポイント操作の取り消し
復元ポイントの種類を指定

 テスト用のPCなどで復元ポイントを頻繁に作成しなければならないような場合は、上記のコマンドの前に「powershell」と付けて、バッチファイルとしてデスクトップなどに作成しておくとよいだろう。

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