クラウド/モバイル時代にCASBが欠かせないワケ――マカフィー@ITセキュリティセミナー2018.2

@ITは、2018年2月7日、東京で「@ITセキュリティセミナー」を開催した。本稿では、マカフィーの講演「Skyhigh Security Cloudのご紹介」の内容をお伝えする。

» 2018年03月08日 12時00分 公開
[齋藤公二@IT]
マカフィー クラウドセキュリティ営業本部 本部長 露木正樹氏

 @ITは、2018年2月7日、東京で「@ITセキュリティセミナー」を開催した。本稿では、マカフィーの講演「Skyhigh Security Cloudのご紹介」の内容をお伝えする。

 マカフィーのセッションでは、クラウドセキュリティ営業本部 本部長 露木正樹氏が登壇。オンプレミスで実現していたセキュリティ要件をクラウド上で実現するサービスとして高い注目を集めている「CASB(Cloud Access Security Broker)」について解説した。

 露木氏はまず、「最近のサイバー脅威には従来型のネットワークセキュリティでは限界があります」と指摘。例えば、クラウドネイティブで作成されたデータやモバイルからクラウドにアップロードされたデータは従来のアプローチで対応できない。それを解消するのがクラウドへのゲートウェイとして機能するCASBだ。

 マカフィーが提供するCASB「Skyhigh Security Cloud」は、「識別」「コントロール」「保護」という3つの観点からクラウド上でのセキュリティを確保することが特徴だ。具体的には、IaaSのセキュリティ設定を調べて脆弱(ぜいじゃく)性を排除したり、DLP(Data Loss Prevention)ポリシーに違反するファイルを制御したりできる。また、独自キーで暗号化を行ったり、クラウド外のデータを保護したりできるIRM(Information Rights Management)機能も有する。

 露木氏は「Skyhighは企業がクラウド内のデータを完全に制御できるようにすることでビジネスを加速します」と優位性をアピールした。

「クラウド/モバイル時代のデータ保護には2つのアプローチでは不十分」(出典:マカフィー)

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