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» 2018年03月26日 07時00分 公開

企業の“クラウドジャーニー”を全面バックアップ:Oracle Cloudを国内データセンターで! 富士通が可能にしたOracleユーザーのための基幹系クラウド活用の全容

日本のOracleユーザーが待ち望んでいた「国内データセンターによるOracle Cloud」の提供を開始した富士通。Oracleとの緊密なパートナーシップを通じて長年培った技術/ノウハウ、そして独自の付加価値サービスを武器に、同社は企業の“クラウドジャーニー”をどのように支援していこうとしているのだろうか?

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富士通がOracle Cloudを国内データセンターで提供する意味

富士通 マーケティング戦略本部 MetaArc戦略統括部 Oracleクラウド推進部 部長の池田高志氏

 2017年4月に発表された「富士通、国内データセンターからOracleのパブリッククラウドサービス(Oracle Cloud)を提供開始」というニュースは、クラウド時代において両社の協業関係がさらに加速することを強く印象付けるものだった。クラウドが企業システム環境の標準の1つとなるこれからの時代に、富士通はOracleユーザーをどのように支援しようとしているのだろうか? Oracle製品の提供を主導する同社エキスパートらに聞いた。

 富士通とOracleのパートナーシップは約35年の長期にわたる。1980年代に始まった両社の協業体制は時代を経てより強固となり、その範囲も販売面にとどまらず、プロセッサやサーバなどハードウェアの共同開発、OSやデータベースなどソフトウェアに関する開発協力、さらにはワンストップサポート体制の構築など多岐にわたっている。高い信頼性と可用性が求められる基幹システムの領域において、企業がOracle ExadataをはじめとするEngineered Systemsを安心して採用できる環境を日本に根付かせるに当たり、富士通が果たしてきた役割は小さくない。

 近年、Oracleは従来オンプレミス向けに提供してきた製品をクラウドでも展開する取り組みを加速させている。また、これまでオンプレミスでOracle製品を利用してきたユーザー企業も、新たなシステム基盤の一部としてクラウドの活用を進めている。

 富士通によるOracle Cloudの提供開始は、まさにそうした動きに呼応したものだ。同社は国内に構えるデータセンターにOracle Cloud環境を設置し、「Oracle Database Cloud Service」をはじめとする、Oracle Cloudのサービス群の提供を開始した。これにより、「セキュリティやコンプライアンスの事情で海外サーバにはデータを置けない」といった理由から本格的な採用を見合わせていた日本企業が、Oracle Cloudを安心して利用することが可能になった。Oracle Cloud Platformを日本国内のデータセンターで運用する環境を整えたのは富士通が初となる※1

※1 2018年2月、日本オラクル自身もOracle Cloudを日本国内のデータセンターで提供することを表明している(提供開始時期は未定)。

 また、富士通は同社のクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5(以下、K5)」のPaaSに「DB powered by Oracle Cloud[以下、K5 DB(Oracle)]」を追加した。K5 DB(Oracle)はOracle Database Cloud Serviceをベースに富士通の知見を組み込んだデータベースサービスとして同社のクラウドサービス「K5」から提供されるものだ。

 富士通 マーケティング戦略本部 MetaArc戦略統括部 Oracleクラウド推進部 部長の池田高志氏によれば、K5 DB(Oracle)ではOracle Database Cloud Serviceに加えて、富士通がこれまで培ってきたOracle製品の運用ノウハウに基づく監視機能、セキュリティ機能、ワンストップサポートなどを併せて提供するという。

 「当社のお客さまの中には、信頼性が求められる基幹系システムをOracle Databaseで構築されているところが多くあります。K5 DB(Oracle)では、そうしたお客さまが次のシステム更改のタイミングでハイブリッドクラウドやパブリッククラウドの活用を検討される際、安心して移行していただける環境をご用意しました」(池田氏)

 近年、主にコスト面の優位性から、企業システムの基盤としてAmazon Web ServicesやGoogle Cloud Platformといったクラウドベンダーのサービスを検討するケースが増えている。ただし、こと“基幹系”のシステムに関しては、コストの低さや技術の新奇性だけで採用を判断することはできないと考える企業が多いだろう。K5は、移行時だけでなく、移行後の運用まで視野に入れた機能やサービスを付加することで「基幹クラウド」としての価値を訴求するという。

 「例えば、既存の分析用データベースサーバをK5 DB(Oracle)にオフロードし、クラウドの特徴である従量ベースのコスト体系に移行したり、西日本のデータセンターに置いたオンプレミスのOracle Databaseと、東日本のデータセンターで提供するK5 DB(Oracle)を組み合わせて、コストメリットの高いディザスタリカバリー(DR)環境を整えたりといった形での活用が進みつつあります」(池田氏)

オンプレミスで蓄積したノウハウを生かしたクラウドソリューションを開発

 企業システムにおけるクラウドの活用が当たり前となる中で富士通の存在感が増す最大の理由は、これまで同社がオンプレミスで蓄積してきた技術やノウハウをOracle Cloudでも生かせるところにある。

 他社のクラウドサービスに対するOracle Cloudの大きな優位性は、オンプレミスと同じ技術/アーキテクチャで提供されているため、企業はこれまで培ってきたノウハウをそのまま生かせる点にある。つまり、Oracle DatabaseやOracle Exadataを取り扱ってきた富士通の技術やノウハウも、そのままOracle Cloudで活用できるということだ。

 富士通はOracle Exadataのリリース直後から、Oracleと技術面での連携をスタート。2010年には実機を使って富士通独自の基準による製品評価を行い、発見した問題点を開発チームにフィードバックすることで品質向上に貢献してきた。2012年からはOracle Exadata向けに24時間365日対応のサポートを富士通が自ら行う「ファーストラインサポートサービス」を開始。併せて「事前検証」「設計」「バックアップ/リカバリー」「運用監視」「DBマイグレーション」「運用支援」といったOracle Exadata向けのソリューションを包括的に提供してきた実績がある。

 同社は現在、これらをベースにしたOracle Cloud活用支援ソリューションの拡充を進めている。例えば、富士通グループの中でも特にOracle製品/技術に通じたエンジニアを多く抱える富士通北陸システムズ(FJH)の「クラウドソリューション for Oracle」は、同社が持つノウハウをOracle Cloudに適用したソリューションだ。同ソリューションでは、Oracle Cloudの利用に向けた事前準備、導入支援、データベースやアプリケーション資産の移行支援、社内ネットワークからOracle Cloudへのセキュアな接続など、広範な領域をカバーしている。

 また、オンプレミスとOracle Cloudを組み合わせたハイブリッドクラウドを視野に入れたソリューションとして、次の2つを用意している。

  • クラウドリモートバックアップ for Oracle
  • ハイブリッド災対環境ソリューション for Oracle

 このうち「クラウドリモートバックアップ for Oracle」では、オンプレミスのOracle ExadataからOracle Cloud上にデータベースのバックアップを作成。障害などでオンプレミスのデータベースが破損した際にはOracle Cloud上のバックアップから復元することで簡易的なDRを実現する。また、「ハイブリッド災対ソリューション for Oracle」では、Oracle Data Guard/Active Data Guardを使ったアクティブスタンバイ状態のデータベースをOracle Cloud上に作り、より効率性と可用性の高いDRを実現できる。

富士通北陸システムズ クラウド&データマネジメント事業本部テクニカルソリューション部の永田健太郎氏

 これらのソリューションの提供に当たり、FJHは実機とOracle Cloudを用いた検証を実施。検証作業を担当した同社 クラウド&データマネジメント事業本部テクニカルソリューション部の永田健太郎氏は、「いずれも実用に十分なDRソリューションであることを確認しました」と話す。

 「オンプレミスで運用しているOracle Exadataのバックアップ/DR環境として、コスト面の都合から一般的なIAサーバを利用している企業は多いと思います。ただし、IAサーバにはOracle Exadataが備える性能や独自の圧縮機能がないため、結果的に効率が悪くなってしまうケースが生じます。Oracle Cloudを活用したリモートバックアップやDRソリューションは、Oracle ExadataとOracle Databaseが持つパフォーマンスや機能を生かしつつ、コスト面でもメリットが大きい選択肢になると考えています」(永田氏)

 また同社は、Oracle Exadataのバックアップ取得先としてOracle CloudとともにOracle Database用のバックアップ/リカバリーマシン「Oracle Zero Data Loss Recovery Appliance」を併用し、より完全な形でバックアップ/リカバリーを実現するといった提案も可能だと話す。

Oracleが掲げる“クラウドジャーニー”を全て実現できる唯一のベンダー

 富士通では、以上のようなオンプレミス、パブリッククラウドへの取り組みに加えて、Engineered Systemsを顧客のデータセンター内に設置し、クラウド型のサービスモデルで利用できるCloud at Customerの提供も行っている。現時点ではIaaSおよびPaaS向けに「Oracle Cloud at Customer」を提供しており、今後、「Exadata Cloud at Customer」「Big Data Cloud at Customer」などへとラインアップを拡充する予定だという。

 Oracleは、オンプレミスでOracleの製品/テクノロジーを利用してきた企業がクラウドへ移行するための複数のパス(経路)を用意しているが、現状、その構成要素である「オンプレミス(Oracle Exadataを含む)」「Cloud at Customer」「Oracle Cloud」の全ての組み合わせをワンストップかつ同一のデータセンターで提供し、サポートできる国内ベンダーは富士通の他にない。

 Oracle製品を利用する企業がパブリッククラウドの活用やハイブリッドクラウドの実現に取り組む際には、Oracleと強いパートナーシップで結ばれ、国内有数の導入/運用実績を誇る富士通が強力な支えとなるだろう。

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2018年4月25日

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