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» 2018年04月26日 10時00分 公開

自力で構築・運用する人たちをどう支援できるか:中堅・中小企業のための、「あらゆる意味でオーバースペックでないHCI」が実現に近づいている

「2ノードvSAN」によるハイパーコンバージドインフラ(HCI)は、既に中堅・中小企業の間ではブームともいえる盛り上がりを見せている。これをベースに、ソフトバンクC&Sが「あらゆる意味でオーバースペックでないHCI」をまもなく本格デビューさせる。これはどのようなものなのだろうか。

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 「VMware vSAN(以下、vSAN)を使ったハイパーコンバージドインフラ(以下、HCI)は、日本の中堅・中小企業には特に適しています」と、ヴイエムウェア ソリューションビジネス本部 ハイパーコンバージドインフラ シニアプロダクトスペシャリストの望月一平氏は言う。

ヴイエムウェア ソリューションビジネス本部 ハイパーコンバージドインフラ シニアプロダクトスペシャリストの望月一平氏

 vSANによるHCIの最小構成は、「2ノード」から。つまりサーバ2台構成でも利用できる(「2ノードvSAN」と呼ばれている)。さらに、この2台のサーバ間はオンボードの10Gbps NICの直結構成が可能なので、10Gbpsスイッチを必要としない構成が可能であり、全体のコストを削減する効果が高い。技術的には、この2台のどちらかに障害が発生した場合に、どちらのサーバが生き残るかを判断するために使われる仮想マシンが必要で、仕組み自体は、3台以上の構成と同じだが、2ノード構成の場合は、この仮想マシンに対する要件が低い。極端な例として、この仮想マシンにはvSphereが動作する安価なサーバなどを利用してもよい。

 望月氏によると、国土の広い米国では、2ノードvSANを、点在するスーパーマーケットの「小規模店舗システム」として導入し、それらを「中央の本社側から集中的に管理する」ユースケースで展開されている事例もある。

 一方日本では、拠点用途だけでなく、中堅・中小企業向けの小規模HCIとしても、急速に注目が高まっているという。

 2ノードvSANでは、2台のサーバの間でデータがミラーリングされる。このため、万が一いずれかのサーバがダウンしたとしても、もう一方のサーバで運用を継続できる。つまり、ハードウェア障害にも対応する、堅牢さを備えた仮想化環境が利用できる。

 ストレージ装置を使った従来型の仮想化環境と、2ノードvSANを比較すると、中堅・中小企業にとってのメリットは明白だと、望月氏は強調する。

 従来型のストレージ装置を使った構成では、VMware vSphere(vSphere)とストレージを別個に管理する必要がある。一方vSANでは、vSphereのデータを管理する感覚で利用できる。

 多くの中堅・中小企業では、仮想化環境を1〜3人程度の担当者が、自ら勉強して、仮想化環境を運用している。vSANをベースとしたHCIでは、これまでに習得したvSphere運用のノウハウを、今後も生かすことができる。

 「また、vSANは、vSphereに組み込まれた1機能ですから、ストレージについても『vSphere品質』だといえます」(望月氏)

 vSANには、使える機能にノード数による違いはない。つまり、コスト効果の高い2ノード構成でも、大規模な構成でも、ソフトウェアとしてのベーステクノロジー、品質は同等なのだ。

 言い換えれば、大企業が重要な業務システムで利用しているテクノロジーと完全に同一のストレージソフトウェアを搭載したHCIを、中小企業でも手軽な物理構成で、使えることになる。

なぜ、この人たちが目を輝かせるのか

 「地方の中堅・中小企業の方々は特に、2ノードvSANの話を聞く時の目の輝きが違います」と、VMwareのディストリビューターであるソフトバンク コマース&サービス(以下、ソフトバンクC&S)のICT事業本部 MD本部 ICTソリューション販売推進統括部 仮想化クラウド販売推進室、大塚正之氏(VMware vExpert)は話す。

ソフトバンクC&S ICT事業本部 MD本部 ICTソリューション販売推進統括部 仮想化クラウド販売推進室、大塚正之氏

 「見積もり依頼に『HCI』というキーワードが出てこないほうが珍しく、地方でHCIに関するセミナーを開催すると、質問が後から後から出てきて、終了のタイミングが計りにくいこともあります」(大塚氏)

 これまでのITインフラの構成は、こうした人々にとって、複雑化し過ぎたという。

 「特に更新や拡張は大きな手間が掛かります。結局、いったん導入すると、(次のITインフラ更改までの)5年間は、同一の構成のまま我慢して運用していかなければならないことがよくあります。一方HCIでは、拡張はサーバを追加購入し、既存サーバによるクラスタ(グループ)に参加させる作業だけで済みます。また、日常のストレージ管理も、サーバを管理する感覚で実行できます。サーバに気を配っていれば、ITインフラ全体が自然にコントロールできます」(大塚氏)

 また、外付けストレージ装置を使った従来のITインフラ構成では、ストレージ接続にファイバーチャネルSANを使うと、見積もりから構築、導入に至るまでに2カ月といった期間が掛かることが珍しくない。そもそもファイバーチャネルSANはコストも掛かる。一方、一般的なHCIでは、10Gbpsイーサネットスイッチでストレージ接続とアプリケーション接続を賄う。このため、コストと時間が大幅に節約できる。

2ノードvSANではネットワークスイッチも不要

 HCIの中でも、2ノードvSANになると、10Gbpsイーサネットスイッチすら必要ない。ストレージのための10Gbpsネットワークは2台のサーバをクロスケーブルでつなげばいい。このため、ネットワークのコストがほぼゼロになる。ハードウェアとしては、サーバを購入するだけで済む(実際にはもう1つの考慮ポイントがある。これについては後述する)。ネットワーク運用に関する知識も、最低限で運用できる。

 「大掛かりな10Gbpsイーサネットスイッチを購入することなく、また、ネットワーク周りの面倒な設定もほぼなしに、データが自動的に二重化されて、さらにvSphereのライブマイグレーション機能であるVMware vMotionや、再起動型可用性向上機能であるvSphere HAを備えた仮想化環境が、活用できます。ネットワーク周りのコストと面倒さの軽減は、2ノードvSANが持つ、もう1つの非常に大きな利点です。シンプルな構成ながら、可用性と保守性のメリットを手に入れられるのが最大の特徴と言えます」(大塚氏)

それでもHCIを躊躇してしまう理由

 「実はそれでも、『HCIは高い・複雑』というイメージを持たれてしまうことがあります」と、ソフトバンクC&S MD本部 技術統括部 第3技術部1課の稲葉直之氏は言う。

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提供:ヴイエムウェア株式会社、ソフトバンク コマース&サービス株式会社、オムロン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2018年5月25日

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