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» 2018年06月12日 08時00分 公開

3年間で100社への提供を目指す:CTCがCAE解析ソリューションをクラウド化 HPCのクラウド環境を無人構築運用するツールも提供開始

伊藤忠テクノソリューションズは、CAE解析ソリューションをクラウド化し、SaaSサービスとして提供を開始する。同時に、エクストリーム-Dが開発するHPCのクラウド環境構築運用無人化サービス「XTREME-DNA」の提供も始める。

[@IT]

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2018年6月11日、同社のCAE(Computer Aided Engineering)解析ソリューションをクラウド化し、SaaS(Software as a Service)として提供すると発表した。併せて、エクストリーム-Dが開発する「XTREME-DNA」の提供も開始する。CAE解析ソリューションのクラウド化には今回提供するXTREME-DNAを利用する。

 XTREME-DNAは、Microsoft Azure上にHPC(High Performance Computing)環境を自動構築し、運用を無人化するためのクラウドサービス。リソースの調達や設定といったHPCクラウド環境の構築に必要な機能に加えて、運用や監視に向けたツールも備える。機械学習や解析シミュレーションなどのアプリケーションをSaaS向けにテンプレート化しており、導入後すぐに解析に着手できる。

 CTCがクラウド化するCAE解析ソリューションは、超音波シミュレーターの「ComWAVE」。シミュレーター内に対象物のモデルを構築し、超音波の伝わり方をシミュレーションする。超音波による構造物の非破壊検査の評価や、自動車の障害物検知システムの開発などでの超音波センサーのテストを効率化できる。本サービスはXTREME-DNAのテンプレートとして提供する。Azure上にGPUを使用したComWAVEの実行環境を最短1日で構築できるとしている。

 今後は、熱プロセスシミュレーター「FINAS/STAR TPS Edition」や、非線形動的流体構造連成シミュレーター「LS-DYNA」などもクラウド化する予定。さらに、複数のクラウド環境にまたがってユーザーやデータなどを管理できる統合ポータルサイトの開設や、解析シナリオと実行結果の可視化などの機能も拡充する予定としている。

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