Kubernetesの日本語認定試験とトレーニングをクリエーションラインが2018年秋に提供開始Kubernetes Training Partner(KTP)へ認定

クリエーションラインは、「Kubernetes」の日本語による認定試験とトレーニングを2018年秋に提供を開始する。日本語認定コースは、Certified Kubernetes Administrator(CKA)とCertified Kubernetes Application Developer(CKAD)。日本語トレーニングはKubernetes Administration(LFS458)。

» 2018年06月21日 12時45分 公開
[@IT]

 クリエーションラインは2018年6月20日、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)やThe Linux Foundationと協力して、「Kubernetes」の日本語による認定試験とトレーニングを2018年秋に提供を開始すると発表した。

 Kubernetesは、コンテナ環境の管理と運用の自動化に向けたオープンソースのコンテナオーケストレーションシステム。451 Researchの調査によると、同システムの市場規模は2020年に27億ドルと見込まれており、クリエーションラインでは今後日本でも多くのユーザーが利用すると予想している。

 同社は、Kubernetesを前提としたアプリケーションの開発手法に転換する必要があると分析する一方で、Kubernetes環境の設計、構築、運用ノウハウを体系的に習得する機会がないと指摘する。そのため、Kubernetesの導入に踏み切れなかったり、導入したがセキュリティ面や運用面で苦労したりする例が見受けられるという。

 2018年秋の提供を予定している日本語認定試験は、「Certified Kubernetes Administrator(CKA)」と「Certified Kubernetes Application Developer(CKAD)」の2種類。CKAはKubernetesを利用したプラットフォームを設計、構築、運用、管理するための技術領域を網羅する。

 CKADは、CKAの範囲から、コンテナデザインやリソース制御といったアプリケーション開発者に必要な技術領域を抽出し、掘り下げた内容とした。試験方式はいずれもオンラインで、日本語での受験費用は1回当たり5万円の予定。

 一方、同時に提供を開始する日本語トレーニング「Kubernetes Administration(LFS458)」は、kubeadmを使用したマルチノードKubernetesクラスタのインストールやクラスタの拡張方法、クラスタネットワーキングの選択と実装、クラスタとコンテナのセキュリティ設定、コンテナで使用するストレージの管理方法などの内容を扱う。講師については、当初はクリエーションラインのエンジニアが担当。今後はトレーニングパートナー企業から派遣する予定で、現在トレーニングパートナー企業を募集している。

 会場については、クリエーションライン社内に加え、利用者の社内での実施にも対応する。その際、受講者1人当たり1台のPC(受講者が日常使用しているPCを想定)とインターネットに接続可能なネットワーク環境が必要になる。実施日程は4日間で、費用は1人当たり32万5000円の予定。

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