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» 2018年07月25日 01時00分 公開

Google Cloud Next ’18:Google、GCPでオンプレミスKubernetes、Istio、サーバレスなどを発表

Googleは2018年7月24日(米国時間)、同社がサンフランシスコで開催中のGoogle Cloud Platform(GCP)に関する年次イベント「Google Cloud Next ’18」で、Kubernetes、Istio、サービス監視、サーバレスなどのマネージドサービスを統合した「Google Services Platform」を発表した。

[三木泉,@IT]

 Googleは2018年7月24日(米国時間)、同社がサンフランシスコで開催中のGoogle Cloud Platform(GCP)に関する年次イベント「Google Cloud Next ’18」で、「Google Services Platform」を発表した。これはKubernetes、Istio、サービス監視、サーバレスなどのマネージドサービスを統合した基盤。新たなCI/CDサービスも提供する。

Kubernetesはハイブリッド構成で統合利用が可能に

 GoogleはKubernetes環境のマネージドサービス、「Google Kubernetes Engine(GKE)」を提供してきた。今回のイベントでは、ユーザー側が社内データセンターなど、任意の環境で動かすことのできる「GKE On-Prem」を発表した。「まもなくアルファ版を提供する」という。GKE On-Premは、さまざまな点でGCP上のGKEと統合運用・連携できる。

 具体的には、クラスタ管理、アップデート管理、Stackdriverによる監視、アイデンティティ管理、Kubernetesアプリケーションのマーケットプレイスである「GCP Marketplace for Kubernetes applications」の利用、プロフェッショナルサービス/サポートが統合可能。

 GKE On-PremによりGoogleは、既存アプリケーションをパブリッククラウドに動かすことなくKubernetesへ移行する選択肢を、ユーザー組織に提供しようとしている。

 関連してGoogleは、GCPおよびオンプレミスのKubernetesクラスタをポリシー管理できるGKE Policy Managementのアルファ版を、間もなく提供開始するという。

Istio、そしてサーバレスのKnative

 サービスメッシュのIstioは、GoogleがIBM、Lyftと共に始めたオープンソースプロジェクト。同ソフトウェアへの支持は、大きな広がりを見せている。オープンソース版Istioは、2018年7月末にもバージョン1.0に到達する。そこでGCPでは、マネージドIstioサービスをアルファ版として提供すると発表した。

 このマネージドIstioは、GKEを対象としてサービスメッシュ機能を提供する。具体的には、サービスディスカバリ、canary/blue-greenデプロイメントやCircuit Brakerを実現するトラフィック制御、mTLSによる通信暗号化、ポリシー管理、Stackdriverによるサービス/システム監視といった機能を、Googleは説明している。

 Googleが既に提供しているAPIマネジメントサービスのApigee Edgeは、APIへのアクセス制御、カタログ化、ディスカバリ、開発者向けポータルなどの機能を通じ、マイクロサービスの世界においてIstioを補完すると、Googleは説明している。

 サーバレス関連では、「GKE serverless add-on」の早期プレビュー提供が発表された。これはGKEのアドオンとして利用することで、サーバレスを実現するコンポーネント。関連してGoogleは、このコンポーネントを、「Knative(『ケイネイティブ』と発音する)」というオープンソースプロジェクトとして推進するという。

マイクロサービス/API指向のアプリケーション開発/運用を支援

 加えてGoogleは、Stackdriverによるロギング/監視機能をサービスに適用する「Stackdriver Service Monitoring」を発表した。マイクロサービスの通信/相互依存関係を可視化し、サービスレベルの監視ができる。Istio環境およびGoogle App Engineに対応しているという。

 さらにGoogleは、マネージドCI/CDサービスの「Cloud Build」についても発表した。

 Google Services Platformは、上述のサービス/機能をGCPで統合的に提供する取り組み。これを通じて、マイクロサービス/API指向のアプリケーション開発/運用に伴う複雑性を軽減しようとしている。

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