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» 2018年08月02日 00時00分 公開

もう躊躇しなくていい理由がある:国内導入トレンドと機能の進化で探る、「vSANって実際のところはどうなの?」 

VMwareのソフトウェアデファインドストレージ「VMware Virtual SAN(vSAN)」や、これを使ったハイパーコンバージドインフラ(HCI)の採用にまだ躊躇している方々に知っていただきたいのは、国内企業における導入が大きな広がりを見せていること、そしてvSANが現在も急速な進化を続け、これに伴って適用分野が拡大していることだ。

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 VMwareのソフトウェアデファインドストレージ「VMware vSAN」と、これを使ったハイパーコンバージドインフラ(HCI)については、これまで多くのことが語られてきた。それでもまだ、採用に躊躇している組織があるかもしれない。こうした組織の方々に、国内企業における導入が大きな広がりを見せていること、そしてvSANが現在も急速な進化を続け、これに伴って適用分野が拡大していることをお伝えしたい。

中小企業から、大企業グループの統合ITインフラ基盤までを支えるvSAN

 大企業が、全社的な統合ITインフラ基盤を構築する動きが活発化している。こうした取り組みに、vSANが採用される例が目立ってきている。もちろん、中堅・中小企業での導入も広がっている。vSANが、ユーザー組織の規模を問わず、使えるものであることがはっきりしてきた。

 特に統合ITインフラ基盤では、多数の組織およびユーザーを支えなければならないという、難しい課題がある。個々の組織からの要求は、それぞれの事情によって急激に変化する可能性がある。ハードウェア/ソフトウェアの無駄なコストを減らし、運用負荷を高めることなく、ビジネス要求に対して迅速、柔軟に対応するためには、統合ITインフラ基盤自体に、「スモールスタート」「迅速で柔軟な拡張」といった点が求められる。

 vSANに基づくHCIは、スモールスタートや迅速で柔軟な拡張といった要件に合致している。しかも、VMware vSphereの安定性は、あらためて指摘するまでもないほど知れ渡っている。vSphere環境の構築にvSANを活用することで、無駄を省いた「筋肉質」の堅牢な基盤を、容易に構築できる。

 関連して、高い可用性・冗長性が必要な業務システムや、物理環境で動いている業務システムを、vSAN環境へ移行する例も見られるようになってきた。

 さらにvSANは、仮想デスクトップ(VDI)の導入による働き方改革にも向いている。働き方改革のためのVDIでは、全社的な展開が必要だ。ストレージコストの大幅なダウンを実現できるvSANを採用するからこそ、全社員を対象としたVDIが実現することもある。

 このように、vSANは高いコスト効率を実現しながら、大企業の基幹業務にも適用されている。ということは、中小企業にとっても、さらに安心して利用できるものになってきたといえる。

ITインフラのプロたちも、サービス用にvSANを採用

 データセンター/クラウドサービス事業者においても、vSANの導入が進んでいる。「ITインフラのプロ」ともいえるこうした企業が、vSANを選定していることの意味は大きい。

 VMwareを使ったクラウドサービスのストレージ基盤を、vSANに移行する例が出てきている。こうした事業者は、ストレージI/O性能の向上、環境の構築と動作試験に掛かる時間の短縮、マルチテナント環境の性能安定化、ストレージのプロビジョニングを含めた自動化の実現などのメリットが得られる。

まだまだ進化するvSAN、適用分野は今後も広がる

 vSANの進化は止まらない。最新リリースのvSAN 6.7においても、管理性やパフォーマンス、可用性を向上する多数の機能が追加された。

 運用ツールに関しては、まずHTML5クライアントがvSANで利用できるようになった。VMwareでは、基本的に全ての製品について運用インターフェースを改善すべく、HTML5クライアントを導入している。視認性の高い、直感的な使い勝手が特徴だ。

HTML5クライアントでvSANを管理

 また、vCenter HTMLクライアントにvRealize Operationsプラグインが統合され、「vSAN Overview」および「vSAN Cluster view」の2つのダッシュボードを参照できるようになった。こうした最先端の管理インターフェースと見やすさの向上で、シンプルかつ効率性の高い操作が可能となった。

vCenter HTMLクライアント にvRealize Operationsプラグインが統合

 パフォーマンスにおいても改善がなされている。

 vSANを構成するホストに障害が発生した場合、データのリシンク(再同期)が発生する。

 vSAN 6.7では、再同期トラフィックを動的に管理するAdaptive Resync機能が導入されている。この機能では、仮想マシンI/Oおよび再同期I/Oがバランスよく利用できるように、I/Oアクティビティが帯域幅の能力を超えると、帯域幅のレベルを保証し、リソースが枯渇しないようにする。

 また、書き込みバッファからキャパシティ層にデータ配置をする「デステージ」の仕組みも改善している。具体的には、I/Oのインメモリハンドリングの改善や、ウィンドウサイズを64KBから256KBへ変更することにより、キャパシティ層にデステージ可能なダーティブロックの量を増加することを通じたスループットの向上、加えて書き込みバッファからキャパシティデバイスへ、より迅速にデータを移動させることで、パフォーマンスを向上させている。

 さらに、従来型のクラスタリング技術への対応も強化している。vSAN iSCSI サービスを使用することで、Windows Server Failover Clusters (WSFC)に対応し、WSFCの透過的なフェールオーバを実現している。これにより、既存環境でRaw Device Mapping(RDM)を利用して、仮想マシン上でWSFCを利用していたユーザーも、構成を変更することなくHCIへシフトできる。

 総合的なサポートにおける強化も見られる。

 まず、vSANクラスタのプロアクティブおよびリアクティブなガイダンスの改善がある。vSANクラスタにおける健全性チェックのフレームワークの強化により、より安全かつシンプルな運用を実現できるようになった。

 また、自動的なデータの収集と解析によるサポートの改善も実現している。

 ヴイエムウェアのカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)に申し込むと、VMware Global Support Services(GSS)に対し、匿名化されたデータが自動的に送られ、vSAN Support Insightにより、システムの状態をリアルタイムに認識して解析する。これにより、障害発生時に慌ててログ収集を行うなどの作業がなくなり、復旧までのリードタイムを短縮できるようになった。

vSAN Support Insightにより、復旧までのリードタイムを短縮

 このように、vSANでは継続的な機能強化を通じ、より成熟したシステム運用への対応が進んでいる。「vSANやHCIは、総論としてはいいが各論としては採用が難しい」と躊躇する理由は、もはやなくなったと言える。


 vSANおよびvSANに基づくHCIは、文字通りあらゆる用途で使われるようになってきている。そして多くの場合、HCIは既存システムを置き換えるだけではなく、進化したITインフラの姿を実現している。具体的な事例については、ヴイエムウェアの事例紹介ページをご覧いただければ幸いだ。

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提供:ヴイエムウェア株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2018年8月17日

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