アプリ起動の制御、隔離、自動継承でゼロデイや未知の攻撃をブロック――AppGuard@ITセキュリティセミナー2018.6-7

@ITは、2018年6月22日、東京で「@ITセキュリティセミナー」を開催した。本稿では、Blue Planet-works、AppGuard Marketingの講演「ゼロデイ・未知の攻撃から守る新世代 防御型セキュリティ AppGuard」の内容をお伝えする。

» 2018年10月16日 08時00分 公開
[齋藤公二@IT]
Blue Planet-works 取締役 Chief Strategy Officer 日隈寛和氏

 @ITは、2018年6月22日、東京で「@ITセキュリティセミナー」を開催した。本稿では、Blue Planet-works、AppGuard Marketingの講演「ゼロデイ・未知の攻撃から守る新世代 防御型セキュリティ AppGuard」の内容をお伝えする。

 ゼロデイや未知の攻撃をブロックできる新しいコンセプトを持った製品として注目を集めているAppGuard。開発元であるBlue Planet-worksの取締役 Chief Strategy Officer 日隈寛和氏は、「軽量なエージェントをPCにインストールするだけで利用でき、アップデートも不要。シンプル&イージーにシステムの安全性を保護します」と話す。

 同製品の特徴は、「アプリ起動の制御」「Isolation(隔離)技術」「Inheritance(自動継承)技術」の3つにある。アプリ起動の制御は、信頼できるアプリのみ起動させる仕組みのこと。Isolation技術はアプリ起動後のプロセス隔離、監視。Inheritance技術はプロセスの因果関係を基に子プロセスに制御ポリシーを継承する。

AppGuard Marketing テクニカルディレクター 松崎浩介氏

 AppGuard Marketing テクニカルディレクターの松崎浩介氏は、脅威をブロックする様子を実際のデモで披露した。もともとAppGuardは米国政府機関向けに開発されていた技術を民生化の際にBlue Planet-worksが買収したものだ。全日本空輸(ANA)や第一生命保険、損害保険ジャパン日本興亜などから110億円の資金調達を受け、国内展開を本格化させている。

 今後は、PC向けだけではなく、サーバ向け製品やスマートフォン向け製品も展開する予定だ。

 日隈氏は「つながる世界に安全を提供し、日本発のグローバルサイバーセキュリティ企業を目指していきます」と訴えた。

AppGuard 防御の仕組み

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