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» 2018年12月03日 05時00分 公開

Tech TIPS:Windows 10の「自動メンテナンス」設定を変更して、予期しないスリープ解除を防止する

Windows 10ではシステムの不具合などを早期に検出するために「自動メンテナンス」と呼ばれる機能が毎日実行されるようになっている。ただ、この機能を実行するため、夜間にスリープが勝手に解除されてしまう。それを防ぐ方法を解説する。

[小林章彦,デジタルアドバンテージ]
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対象:Windows 10


 Windows 10には、「自動メンテナンス」と呼ばれるソフトウェアの更新やセキュリティスキャン、システム診断などを毎日(デフォルトでは午前2時に)実行する機能がある。Windows 10のシステムを正常に保つための機能だが、スリープしたPCが夜間に起動するのを快く思わない人も多いことだろう。

 また、自動メンテナンスの時間にPCの電源がオフであった場合は、システムがアイドル状態になったり、シャットダウンさせたりした時に実行されるようになっている。そのため、いざPCを使おうという際にシステムが重く(CPUの使用率が高い状態に)なっていたり、シャットダウンに時間がかかったりすることになる。

 こうした問題を解決するには、自動メンテナンスの実行開始時間をお昼休みなどに変更したり、自動メンテナンスそのものを無効化したりするという方法がある。

 ただ、自動メンテナンスを無効化するには、レジストリの操作が必要になる上、手動での実行もできなくなるため、ウイルスやシステムの不具合が発見できなかったり、遅れたりする可能性があるので、十分理解した上で設定していただきたい。

自動メンテナンスの実行時間を変更する

 自動メンテナンスの実行時間を変更するには、以下の操作を行えばよい。

  1. コントロールパネルを開き、[セキュリティとメンテナンス]をクリックする(コントロールパネルを素早く開く方法は、Tech TIPS「Windows 10で素早くコントロールパネルを開く方法」参照のこと)。[Windows]+[R]キーで「ファイル名を指定して実行]ダイアログを開き、名前ボックスに「control.exe /name Microsoft.ActionCenter」を入力して、[Enter]キーを押してもよい。
  2. [セキュリティとメンテナンス]画面が開くので、右ペインの「メンテナンス」項目の右側にある「V」をクリックし、展開する。
  3. 「自動メンテナンス」の下にある[メンテナンス設定の変更]リンクをクリックする。
  4. [自動メンテナンス]画面が開くので、「メンテナンスタスクの実行時刻」の時刻をデフォルトの午前2時(2:00)からお昼(12:00)などの都合のよい時間に変更する。
自動メンテナンスの実行時間を変更する(1) 自動メンテナンスの実行時間を変更する(1)
[コントロールパネル]を開き、[セキュリティとメンテナンス]をクリックする。
自動メンテナンスの実行時間を変更する(2) 自動メンテナンスの実行時間を変更する(2)
[セキュリティとメンテナンス]画面の「メンテナンス」項目の右側にある「V」をクリックする。
自動メンテナンスの実行時間を変更する(3) 自動メンテナンスの実行時間を変更する(3)
「メンテナンス」項目が展開されるので、ここの[メンテナンス設定の変更]をクリックする。
自動メンテナンスの実行時間を変更する(4) 自動メンテナンスの実行時間を変更する(4)
[自動メンテナンス]画面が開くので、「メンテナンスタスクの実行時刻」の時刻をデフォルトの午前2時(2:00)からお昼(12:00)などの都合のよい時間に変更する。スリープしたPCが自動的に起動するのを防ぐには、[自動メンテナンス]画面の「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」のチェックを外せばよい。

 なお、スリープしたPCが自動的に起動して自動メンテナンスが実行されるのを防ぐには、[自動メンテナンス]画面の「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」のチェックを外せばよい。これで、スリープしたPCが夜間に勝手に起動することを防ぐことができる。

自動メンテナンスを無効化する方法

 自動メンテナンス自体を無効化してしまう、という手もある。ただ、前述の通り、手動でも実行できなくなるので、設定するかどうかは慎重に判断してほしい。

[注意]

レジストリに不正な値を書き込んでしまうと、システムに重大な障害を及ぼし、最悪の場合、システムの再インストールを余儀なくされることもあります。レジストリエディターの操作は慎重に行うとともに、あくまでご自分のリスクで設定を行ってください。何らかの障害が発生した場合でも、本編集部では責任を負いかねます。ご了承ください。


 無効化するには、レジストリエディターを起動し、以下のレジストリキーに値の型が「DWORD(32ビット)値」の「MaintenanceDisabled」を新規作成して、「値のデータ」に「1」を設定すればよい。

項目 内容
キー HKEY_LOCAL_MACHINEの\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Schedule\Maintenance
値の名前 MaintenanceDisabled
値の型 DWORD(32ビット)値
値の内容 「1」→無効化「0」→有効化
自動メンテナンスを無効化するためのレジストリ設定

 このレジストリ値を設定すると、自動メンテナンスが無効化され、スケジュールされた時間になっても自動メンテナンスは実行されなくなる。さらに[セキュリティとメンテナンス]画面の[メンテナンスの開始]をクリックしても、自動メンテナンスは実行されなくなるので注意したい。

 自動メンテナンスを再度有効化するには、レジストリを編集して、「MaintenanceDisabled」の「値のデータ」を「0」に設定すればよい。

自動メンテナンスを無効化する(1) 自動メンテナンスを無効化する(1)
レジストリエディターを起動し、HKEY_LOCAL_MACHINE\のSOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Schedule\Maintenanceを開き、「値の名前」が「MaintenanceDisabled」のキーを「DWORD(32ビット)値」で作成する。
自動メンテナンスを無効化する(2) 自動メンテナンスを無効化する(2)
作成した「MaintenanceDisabled」の「値のデータ」に「1」をセットする。
自動メンテナンスを無効化する(3) 自動メンテナンスを無効化する(3)
レジストリキーで自動メンテナンスを無効化すると、スケジュールで起動されないだけでなく、[メンテナンスの開始]をクリックしても、自動メンテナンスは実行されない。

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