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» 2019年01月07日 11時00分 公開

被害に遭いやすいのは誰?:「自己管理の甘さはサイバー犯罪被害につながりやすい」――ミシガン州立大学研究チーム

ミシガン州立大学の研究チームは、約6000人の協力を得てサイバー犯罪に関する調査研究を行い、自己管理に甘い兆候がある人が、マルウェア攻撃に遭いやすいことを明らかにした。

[@IT]

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 米ミシガン州立大学は2018年12月17日(米国時間)、同大学の刑事司法学教授トーマス・ホルト氏などの研究チームが、サイバー犯罪の被害につながりやすい行動の傾向や特性についての調査研究を行っていることを明らかにした。

 「自己管理に甘い兆候がある人は、マルウェア攻撃を受けやすいことが分かった」とホルト氏は語る。

ミシガン州立大学のトーマス・ホルト氏

 同氏によると、自己管理の甘さはさまざまな形で現れる。こうした傾向がある人には、近視眼的な考え方や、不注意、言葉よりも物理的な行動に訴える、素早く満足を得たいといった兆候が見られるという。

 「自己管理は、犯罪学において、犯罪を起こすという観点から研究されることが多かった。だが、われわれは、自己管理の甘さと被害の相関を発見した。この傾向がある人は、法を犯す動機がある他人と近づく状況に身を置いてしまう」(ホルト氏)

6000人を対象に調査

 研究チームは、調査研究をまとめた論文を「Social Science Computer Review」で発表した。この調査研究では、研究チームはオランダ在住の6017人を対象とした(うち有効回答数は5046人)。

 対象の48.1%が男性で、平均年齢は49.91歳だった。家庭内にあるインターネットに接続されたPCの台数は平均2.18台。

 PCを使ったオンライン活動については電子メールやインターネットバンキングなど15種類を調べている。電子メール利用率は97.7%、インターネットバンキングの利用率は88.3%だった。マルウェアを防御する6種類の手法のどれを利用しているのかも調べた。ファイアウォール、ウイルススキャナー、アンチスパイウェアソフト、Trojanスキャナー、スパムフィルター、セキュアなWi-Fi接続が対象だ。

 研究チームは参加者に対して、特定の状況でどのように対応するかに関する一連の質問を行った。PCの挙動に関しても質問した。処理が遅い、クラッシュする、心当たりのないポップアップが表示される、Webブラウザの起動ページが変わるといった問題が自分のPCで発生しているどうかといった項目だ。

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