AWSの監視運用自動化ツール、クロスパワーがオープンソースで公開死活管理やリソース使用率など

クロスパワーは、Amazon Web Servicesの監視運用自動化ツール「鳴子-NARUKO-」をオープンソースで公開した。システムに障害が発生した際のメール通知や、EC2インスタンスの停止と再起動、AWS環境のバックアップといった機能を備える。

» 2019年01月23日 12時30分 公開
[@IT]

 クロスパワーは2019年1月22日、Amazon Web Services(AWS)の監視運用自動化ツール「鳴子-NARUKO-」をオープンソースで公開すると発表した。無償で利用できる。

 鳴子の機能は、システムに障害が発生したときのメール通知や、Amazon EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)インスタンスの停止と再起動、AWS環境のバックアップといったもの。今後はシステム障害時に、電話で警告を通知する機能も実装予定だ。

死活監視やリソース監視が可能

 対応する監視内容は次の通り。なお、監視対象のインスタンスにエージェントをインストールする必要はない。

鳴子の主な機能(出典:クロスパワー

 Amazon EC2で監視できる項目は、死活監視やCPU使用率、ディスクの読み出し/書き込み量、ネットワークの送受信量。

 Amazon RDS(Amazon Relational Database Service)で監視できる項目は、CPU使用率やメモリの空き容量、ディスクの読み出し/書き込み回数、ネットワークの送受信スループット、データベースのコネクション数、レプリカの遅延秒数。

 Elastic Load Balancingでは、レイテンシやリクエストカウント、正常なEC2の数、異常なEC2の数、HTTPレスポンスコード(4xx/5xx)を監視できる。鳴子をカスタマイズすれば、これら以外の項目も監視可能だ。

 なお、対応するリージョンは東京を含むアジアパシフィックや米国東部、米国西部、欧州など15カ所。

【訂正:2019年1月23日午後17時00分】本記事の初出時、自動化ツール「NARUKO」の名称が一部誤っておりました。お詫びして訂正いたします。該当箇所は既に修正済みです(編集部)。



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