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ヤマハ、中小規模ネットワーク向けに無線LANアクセスポイントを投入管理者不在でも無線LANの状況を可視化

ヤマハは11月1日、無線LANアクセスポイント「WLX302」を発表した。無線LANの電波状況やスループット、エラー情報などをグラフィカルに表示するツールを搭載することが特徴だ。

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 ヤマハは11月1日、無線LANアクセスポイント「WLX302」を発表した。無線LANの電波状況やスループット、エラー情報などをグラフィカルに表示するツールを標準で搭載しており、「専門の管理者でなくとも、画面を見るだけで簡単に状況を把握し、管理できる」(同社執行役員 サウンドネットワーク事業部事業部長 長谷川豊氏)ことが大きな特徴だ。

 近年、スマートデバイス活用の波が企業に及び、業務利用への期待が高まる一方で、「管理が大変」「セキュリティが気になる」といった声も聞かれるようになっている。専門の管理者が少ない中小企業ではなおさらだ。そこで同社は、これまで中小規模企業やSOHO向けのルータ/スイッチ製品で培ってきたノウハウを生かし、「簡単に管理できる」ことを特徴とした製品を投入する。

 WLX302はIEEE802.11a/b/g/nの各方式をサポートしたアクセスポイントだ。2.4GHzと5GHzのデュアルバンドに対応しており、周波数帯ごとに50台ずつまで無線LAN端末が接続できる。中小規模のネットワークならば十分カバーできる規模だ。

 最大の特徴は、無線LANの電波を「見える化」するツールを標準搭載していることだ。周波数帯ごとにチャンネルの使用率やスループット、CRCエラー率や端末の情報などをWebブラウザ上で確認できる。認証や暗号化方式など、アクセスポイントごとのセキュリティ設定を確認し、色分けして表示する。

 スループットやエラー率など、特定の項目がしきい値を超えた場合に、そのときの無線LANの状態を保存する「スナップショット機能」も備えている。無線LANで問題が起きたというので管理者が現場に駆け付けてみたら、問題が再現されず、原因も究明できなかった……というケースは珍しくない。スナップショット機能は問題発生時の状況を把握できることから、問題の切り分け、特定に利用できる。

 また、すでにヤマハ製ルータ/スイッチを利用している場合に有用な機能として、ルータの管理用GUIからWLX302も一元管理できるようにした。遠隔地にあるWLX302についても、ルータを介して監視、管理を行える。

 さらに、モバイルデバイスマネジメント(MDM)機能も搭載する。「営業」「開発」といったグループ単位でポリシーを割り当て、デバイスが備える機能やアプリの起動、紛失時の操作などを制御できる仕組みだ。店頭でのディスプレイ向けに、実行可能なアプリを固定してしまうといった制御も可能という。当初はiOS端末に対応した試用版として提供するが、最終的にはAndroid端末にも対応した有償オプションとする予定だ。

 802.3af準拠のPoEをサポートしており、LANケーブル1本で場所を問わず設置できることもメリットという。

 WLX302はオープンプライス(参考価格は5万円程度)で、2013年3月に発売を開始する。無線LANの市場を見ると、コンシューマー向けの手軽で安価なアクセスポイントと、無線LANスイッチと連携した大規模企業向けのものに二極化している。WLX302はその中間に位置し、「大きくコストを掛けることなく手軽に無線LANを管理し、スマートデバイスのメリットを生かしたい」という層のニーズをくみ取ったものといえそうだ。

 なおヤマハは同時に、802.3af準拠の給電機能を備えた8ポートのレイヤ2スイッチ「SWX2200-8PoE」もリリースしている。SWX2200-8PoEの価格はオープンプライスで、総低価格は7万円前後の見込み。2013年4月に発売する。

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