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Google、Nginx版の「pagespeed」β版をリリースαテストでは「ページ処理速度が50%改善」との例も

米Googleは4月25日、Nginx版のWebページ高速化モジュール「ngx_pagespeed」のβリリースを発表した。

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 米Googleは4月25日、Nginx版のWebページ高速化モジュール「ngx_pagespeed」のβリリースを発表した。2010年に登場した「mod_pagespeed」はApacheのモジュールとして提供され、Nginxを使ったサイトには対応していなかった。

 ngx_pagespeedはNginx内でモジュールとして実行され、Webページを書き換える。具体的には画像の圧縮、CSSとJavaScriptの縮小、キャッシュの寿命延長といったWebパフォーマンスのベストプラクティスを自動的に適用する。mod_pagespeedで提供されている最適化フィルタはすべて、Nginx向けにも提供されるという。

 Googleはこれまで3カ月間にわたって数百のサイトでαテストを実施し、プロダクションレベルのトラフィックに対応できることを確認。β版の準備が整い、ユーザーのサイトで使ってもらえる段階になったと説明している。ngx_pagespeedはGitHubから入手できる

 ngx_pagespeedのテストに参加したコンテンツ配信ネットワークプロバイダのMaxCDNは、「ページのロード時間は平均1.57秒短縮され、バウンス率は1%減少、離脱率は2.5%減少した」という。

 また、WordPressホスティングプロバイダのZippyKidは、「ngx_pagespeedを使った世界初のWordPress最適化サービス」を導入し、ベンチマークテストの結果、ページサイズは最大で75%縮小、ページ処理速度は50%改善したと報告している。

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