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プッシュ通知機能の「Google Cloud Messaging」、Chromeでも提供帯域幅の節約にも

米Googleは5月9日、Androidアプリや拡張機能のユーザーにメッセージをプッシュ配信できる「Google Cloud Messaging」(GCM)がChromeでも利用できるようになったと発表した。

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 米Googleは5月9日、Androidアプリや拡張機能のユーザーにメッセージをプッシュ配信できる「Google Cloud Messaging」(GCM)が、これまでのAndroidに加えて、Chromeでも利用できるようになったと発表した。ただし対象は、Chrome Web Storeで配布されるWebアプリケーションに限られる。

 イベントページでは、特定サイトのナビゲーションやタイマーといった各種のイベントにアプリや拡張機能を反応させることができる。しかし例えば、ニュース速報やユーザー宛てのメッセージ、あるいは株価が特定の値に達したことを知らせる通知など、Chrome外で起きるイベントについては、これまでサーバに繰り返し問い合わせる必要があり、帯域幅の消費やユーザーの端末のバッテリーが消耗する原因となっていた。

 新たに導入された「Google Cloud Messaging for Chrome」は、このプロセスの効率化を図ることが狙い。メッセージを送信するためには、まず「chrome.pushMessaging.getChannelId()」を通じてトークン(チャネルID)をリクエストする。そのトークンを自分のサーバに受け渡し、アプリや拡張機能宛てにメッセージを送信する際に、このトークンをメッセージに添えてGCMサーバサイドAPIに投稿する。


Google Cloud Messaging for Chromeの処理フロー(Google Developers Blogより)

 このメッセージはほぼリアルタイムでChromeに届けられてイベントページを起動させ、「chrome.pushMessaging.onMessage」リスナーに配信される仕組みだ。

 なおプッシュチャネルはChromeにサインオンしている時しか確立されないため、アプリや拡張機能のユーザーがGCMを使うには、Chromeにログオンしている必要があるという。

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