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ドン・キホーテ、ファイル共有基盤にストレージ製品「EMC VNXe3150」を導入店舗などで利用する映像素材は全て内製

ドン・キホーテは、映像コンテンツを社内共有するためのファイルサーバとして、エントリ向けストレージ製品「EMC VNXe3150」を導入、2013年3月から本番稼働を開始した。

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 総合ディスカウントストアを展開するドン・キホーテは、映像コンテンツを社内共有するためのファイルサーバとして、エントリ向けストレージ製品「EMC VNXe3150」を導入し、2013年3月から本番稼働を開始した。EMCの販売パートナーで今回の製品の導入を支援したネットワールドが5月21日に発表した。

 IR活動や店舗業務などで利用する映像素材を全て内製するドン・キホーテでは、数10〜100GB以上の大容量データが、制作担当者間で日常的にやりとりされているという。従来は、個別の担当者が各クライアントPCのHDDに映像データを保存・管理していたが、映像データは大容量なため慢性的な容量不足状態にあり、信頼性にも不安があった。また、複数の担当者で共同作業を行う場合に、映像素材のコピー作業に手間や時間がかかり、同じデータが別々の場所に重複する問題もあったという。

 EMC VNXe3150の導入に際しては、エントリ機でありながら4コアの高性能プロセッサを採用し、SSDを搭載可能で、中〜上級機並みに高度な機能を装備していることが採用のポイントとなった。

 加えて、自社内要員だけでシステムの構築・運用が可能な各種ウィザード機能、Active Directoryとの連携機能、ネットワールドの提供するドキュメント類なども評価された。機器設置などの物理的な作業も含め、2日間で環境構築が完了したという。

 現在の環境では、PC内蔵のHDDで作業するよりもVNXe3150上のデータにアクセスする方がレスポンスが高速になり、担当者間でのデータの受け渡し作業も不要になった。これにより、全体の作業効率が大幅に向上した。また、従来と比較して、HDD障害などに対する信頼性が向上し、容量不足の問題も解決した。

 同社では今後、ファイルサーバとしての活用だけでなく、VMware仮想化基盤への適用やユニファイド機能の活用などさまざまな用途を検討していくとしている。

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