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オープンソースの仮想ネットワークソフト、「OpenVNet」公開最新のOpenFlow 1.3に対応

あくしゅが運営するWakame Software Foundation(WSF)は、OpenFlow 1.3を採用した仮想ネットワーク構築ソフトウェア「OpenVNet」をオープンソースとして公開した。

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 あくしゅが運営するWakame Software Foundation(WSF)は2013年10月28日、OpenFlow 1.3を採用した仮想ネットワーク構築ソフトウェア「OpenVNet」を公開した。LGPLv3に基いて公開されており、誰でも無償で利用できる。

 OpenVNetは、オーバーレイ型の仮想ネットワークを構築するためのオープンソースソフトウェア。仮想スイッチ/仮想ルータの役割を果たすほか、外部の物理ネットワークと接続するゲートウェイ(VNetEdge)としても動作する。

 特徴は、OpenFlowの最新バージョンであるOpenFlow 1.3に対応していること。MAC2MACおよびGRETunnelにも対応し、既存の物理ネットワークを生かしながら、柔軟に設定、変更が可能な仮想ネットワークを構築できる。マルチテナントネットワークの管理も可能で、普段使われていないネットワーク機器を集約し、利用効率を高めることができる。

 OpenVNetはRPM(RPM Package Manager)形式で提供され、Cent OSなどで動作する。仮想ネットワークの変更作業はWeb APIおよびコマンドラインを介して実行可能だ。Webインターフェイスは今後提供予定という。

 WSFでは今後のリリースで、VXLANなどのトンネル技術のサポートに加え、動的ファイアウォールやグローバルIPアドレスNAT、DNSといった機能を追加していく予定だ。また、パートナー企業を募ってパイロットプロジェクトも実施していく方針。すでに、国内大手メーカーなどとともに検証作業を進めているという。

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