検索
連載

Windowsで「今日」「去年」などの日付(年月日)を素早く入力するTech TIPS

Windowsで日本語の文章を書いているとき、「今日」「去年」など特定時点の日付(年月日)を素早く正確に入力するには、日本語入力システム(IME)の変換機能を利用するとよい。ただしMicrosoft IMEでは、この機能は利用できない。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
Tech TIPS
Windows Server Insider


「Tech TIPS」のインデックス

連載目次

対象ソフトウエア:Windows OS、Google IME、ATOK



解説

 PCで文章を書いていると、今日あるいは昨日、さらには先月の実際の年月日(「2015年6月19日」や「2015/06/19」など)を正確に入力しなければならないことがよくある。そのとき、いちいち「へいせい27ねん6がつ19にち」などと全部入力して変換するのは面倒だし、本当の年月日を知らないと間違えやすい。

 この課題は日本語入力システム(IME)を使ってひどく簡単に解決できることがある。本TIPSではWindows環境を対象に、その前提条件や手順を説明しよう。

設定方法

 日本語入力システム(IME)によっては、「きょう」「あした」「ことし」などと入力すると、変換候補にその日付(年月日)が表示される。具体的なIMEは次の通りだ。

入力単語 Google日本語入力 ATOK 2015
いま(現在の時刻)
きょう
ほんじつ ×
きのう
おととい
おとつい
あした
あす
みょうにち ×
あさって
みょうごにち
しあさって ×
にちよう〜どよう(曜日) ○(本日または次の該当日) ○(今週と来週の該当日)
こんげつ
せんげつ
せんせんげつ
らいげつ
さらいげつ
ことし
きょねん
さくねん ×
おととし
らいねん
さらいねん
(西暦←→元号) ×
特定の年月日に変換できる単語
Windows向けのGoogle日本語入力とATOK 2015で実際に試した(いずれも本TIPSの最終更新日での結果)。「×」は年月日が変換候補として表示されなかった単語だ。

Google日本語入力で「きょう」を入力したときの変換候補
Google日本語入力で「きょう」を入力したときの変換候補
赤線枠のように、今日の日付(年月日)や曜日が変換候補としてリストアップされる。

 ただ、非常に残念なことにWindows標準装備のMicrosoft IMEでは、こうした変換はできない。そのため、こうした変換機能を利用するには前述のIMEをインストールする必要がある。ATOKは有償製品だが、Google日本語入力は無償で利用できる。

 ちなみにATOK 2015では、変換候補として表示される日付の表示形式を変更したり、この変換機能そのものをオフにしたりできる。それには[Ctrl]+[F12]キーを押して「ATOK プロパティ」のダイアログを開き、[入力・変換]タブの[設定項目]で[変換補助]−[日付]を選択してから、その右ペインで設定を変更する。

【やって分かった】Windows 10プレビューでも年月日への変換は不可

やって分かった

 Windows 10テクニカルプレビューのビルド10130に標準装備されているMicrosoft IMEでも、年月日への変換を試してみた。しかし、従来のMicrosoft IMEと同じく、変換はできなかった。一応「クラウド候補を使用する」というBingからの予測候補を表示する機能をオンにしてみた(デフォルトではオフ)が、同じく変換はできなかった。

 慣れると便利で多用しがちな機能なので、いずれバージョンアップで標準装備してほしいところだ。


■関連リンク


「Tech TIPS」のインデックス

Tech TIPS

Copyright© Digital Advantage Corp. All Rights Reserved.

ページトップに戻る