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IBMがUstreamを買収、新設のクラウドビデオサービス部門に組み込む動画はあらゆる産業の非構造化データ活用の基礎になる

UstreamがIBM傘下に。IBMではクラウドビデオサービス部門を新設、Bluemixでの開発環境提供なども予定しているという。

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 米IBMは2016年1月21日(米国時間)、動画ストリーミング配信サービスを運営するUstreamの買収を発表した。今後は、IBMが新たに設立するクラウドビデオサービス部門に加わる予定だ。


米IBMが公開したクラウドビデオサービス部門のインフォグラフィック(抜粋)

 発表とともに公開されたインフォグラフィックでは、既に買収していたオブジェクトストレージベンダーCleversafeやビデオ管理サービスClealeapも新設のクラウドビデオサービス部門に含まれている。IBM自身が持つ、データ分析や多言語での音声読み上げなどの技術もこの部門のサービスに活用されるようだ。

 IBMでは今後、Ustreamの開発プラットフォームをIBMのPaaS(Platform as a Service)であるBluemixに統合する予定とのことで、開発者は個別にビデオサービスを開発できるようになるという。

 今回の発表に際して、IBMのクラウド事業を統括するシニアバイスプレジデントRobert LeBlanc氏は「顧客行動を分析し、洞察を得る際、動画は今後、ビジネスにおいて最も重要なデータ形式になる」とコメントしている。

 プレスリリースでは、動画が、Webキャスト、カンファレンス、トレーニングや教育のオンラインセミナー、顧客ケアなど、さまざまな顧客エンゲージメントにおいて、最重要な方法になりつつあるとし、現在のシステムでは十分に活用されていないとされる非構造化データの約80%がビデオ(動画)であるとの調査を基に、「セキュアでスケーラブル、そしてオープンなクラウドベースの動画ソリューションが産業を横断して求められつつある」としている。

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