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Mesosphereに、HPE、マイクロソフトらが出資資金調達額は7350万ドル

米Mesosphereは3月24日(米国時間)、米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ、米マイクロソフトなどからシリーズCの資金調達を行ったと発表した。

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 米Mesosphereは3月24日(米国時間)、米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)、米マイクロソフトなどからシリーズCの資金調達を行ったと発表した。

 今回の資金調達では、米HPEがリードインベスターとなり、米マイクロソフト、Khosla Venturess、Andreessen Horowitz、Fuel Capital、その他投資会社2社の計7社が参加した。調達額は7350万ドル。これにより米Mesosphereのこれまでの資金調達総額は1億2225万ドルとなった。

 Mesosphereは、オープンソースソフトウェアのApache Mesosをベースとし、これに機能/ツールを付加した「Mesosphere DCOS」を開発・提供している。Mesosでは、物理/仮想マシン群のCPU、メモリ、ストレージといったリソースをプール化し、これを各種のフレームワーク/アプリケーションに対して動的に割り当てて管理する、リソースマネジメント機能を提供する。フレームワーク/アプリケーション側は、リソースをあたかも単一のスケールするコンピュータであるかのように見なして利用できる。

 Mesosphere DCOSはMesosの他に、コンテナオーケストレーションのMarathon、データセンターのためのCronであるChronos、そしてSpark、Kafka、Hadoop、Cassandraなどの環境を一つのコマンドで作り出すツールが含まれている。

 米マイクロソフトのCloud + Enterprise部門担当上席副社長であるスコット・ガスリー(Scott Guthrie)氏は、Mesosphereによるプレスリリースの中で、「Mesosphereは、クラウド、コンテナ化、マイクロサービスという、最も大きな3つのテクノロジートレンドの中核に位置している。Mesosphere DCOSは、コンテナオーケストレーションのソリューションとしての成熟度が、当社の企業顧客に好まれている。エンタープライズグレードのサービスであるMicrosoft Azureクラウドプラットフォームにコンテナを持ち込むにあたり、そのカギとなるコンポーネントとしてDCOSを選んだ理由は、ここにある」と述べている。

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