ニュース
ソフトバンクがSLA 99.999%のクラウドサービスを開始、月額3900円から:ヴイエムウェアのSDN「VMware NSX」を採用
ソフトバンクが、SLA 99.999%を保証する企業向けクラウドサービス「ホワイトクラウド ASPIRE」の提供を開始する。
ソフトバンクは2016年7月22日、品質保証制度(Service Level Agreement:SLA)99.999%を保証する企業向けのIaaS(Infrastructure as a Service)型クラウドサービス「ホワイトクラウド ASPIRE」の提供を開始すると発表した。2016年8月8日から申し込みを受け付ける。
ホワイトクラウド ASPIREは、米ヴイエムウェアのSDN(Software-Defined Networking)技術「VMware NSX」を利用して、仮想化基盤を構成するサーバやネットワーク機器といったハードウェアと仮想化ソフトウェアを構成。SPOF(Single Point of Failure:単一障害点)がなく、仮想マシンとネットワークの稼働率を99.999%(ファイブナイン)で保証する高可用性を実現する。
同サービスの仮想マシンリソースは、プロセッサ1GHz/メモリ1GB単位で選択でき、ストレージは標準でオールフラッシュ構成となる。ネットワーク環境は、インターネット接続とグローバルIPアドレスを標準で提供し、プライベートネットワークセグメントを自由に作成できる。セルフポータルにより、ユーザー自身で設定を変更できる。
価格は、リソースプール型が3900円(税別、以下同)/月から。サーバ専有型が38万2400円/月からとなる。
関連記事
- 5分で絶対に分かるSDN
サーバやストレージ分野における仮想化技術の普及にともない、長らく「物理的な箱」の形で構築されてきたネットワークにも、新しい変化が起ころうとしています。この記事ではそのキーワード「SDN(Software Defined Network)」について分かりやすく説明します。 - Software-Defined Network(SDN)とは何か?
ネットワーク構成をソフトウェアで動的に設定・変更できる「Software-Defined Network(SDN)」。いま注目を集めているのはなぜか? そのメリットや標準化の動向などを解説する。 - 「OpenFlowの父」が語るVMware NSXの今後、オープンソース、最高の判断と後悔
Martin Casado(マーティン・カサド)氏の、OpenFlowからNicira、ヴイエムウェアに至る、SDNをめぐる旅を振り返る2回連載。今回は、VMware NSXの成功の要因と今後、これからのエンタープライズIT市場とオープンソース、これまでにおける最高の判断と後悔、テクノロジストが起業するということについて聞いた部分をお届けする。 - ヴイエムウェアの新SDNソリューション、「VMware NSX」とは
米ヴイエムウェアは、2012年に同社が買収した米Niciraの「NVP」と、「VMware vCloud Networking and Security」を統合した新たなネットワーク/セキュリティ仮想化ソリューション「VMware NSX」を今年後半に提供開始する。その概要を紹介する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.