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NEC、オラクル製アプライアンスの一次保守サービス対象製品を拡充:Exadata、Big Data Applianceなど全5製品
NECが「Oracle Engineered Systems」の一次保守サービスを拡充し、全5製品を対象とする。ビッグデータ基盤向けのHadoop/Spark導入支援サービスも開始する。
NECは2016年8月24日、米オラクルのアプライアンス(Oracle Engineered Systems)向けの一次保守サービスを拡充すると発表した。従来の「Oracle Exadata」に加え、新たに「Zero Data Loss Recovery Appliance」「Oracle Big Data Appliance」「Oracle Exalogic Elastic Cloud」「Oracle Exalytics In-Memory Machine」の4製品も対象とする。
対象5製品の全ての一次保守に対応するのは、オラクルパートナーベンダーとしてNECが国内初という。複数のオラクル製アプライアンスを導入する顧客に対して一元的にサポートできる保守窓口を提供することで、ユーザーの負担を軽減できるとしている。
保守費用は以下の通り。
- Oracle Exadata:26万4000円/月(税別、以下同)から
- Zero Data Loss Recovery Appliance:34万8000円/月から
- Oracle Big Data Appliance:22万2000円/月から
- Oracle Exalogic Elastic Cloud:30万円/月から
- Oracle Exalytics In-Memory Machineが21万円/月から
この他に、Oracle Big Data Appliance上で稼働させる「Apache Hadoop」および「Apache Spark」の導入や運用を支援するサービスも開始する。コンポーネントの選定やアプリケーション開発、サイジング、チューニングなどの初期設計やシステム構築を支援する「Hadoop/Spark導入支援サービス」と、既にHadoopやSparkを導入済みの環境に対する運用管理を支援する「Hadoop/Spark運用支援サービス」を用意する。
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