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Dell EMC、Dell EMC Worldで一連の新製品/ソリューションを多数発表「企業のデジタルトランスフォーメーション」をいかに支援するか

米Dell EMCが、年次イベント「Dell EMC World 2016」を開催。企業のクラウドモデルへの移行、ソフトウェア開発力の強化、イノベーションの加速、データ分析の活用などを支援する一連の製品やソリューションを一挙に発表した。

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 米Dell EMCは、米オースティンで開催した年次イベント「Dell EMC World 2016」で、クラウドモデルへの移行、ソフトウェア開発力の強化、イノベーションの加速、データ分析の活用といった、「“第3のプラットフォーム”への刷新」「企業のデジタルトランスフォーメーション」を支援する一連の製品/ソリューションを一挙に発表した。

photo Dell EMC World 2016の基調講演に登壇したマイケル・デル氏

 Dell EMCのインフラソリューショングループ担当プレジデントを務めるデビッド・グールデン氏は、投入する新製品群の意図を次のように説明している。「デジタルトランスフォーメーションを着実に進めるには、まず先進的なコンバージドインフラ、サーバ、ストレージ、データ保護、サイバーセキュリティといった技術によってデータセンターを革新する必要がある。今回投入するのは、そのためのビルディングブロックとして設計された新しい製品やソリューションである」

 発表された新製品/サービス群の概要は以下の通り。

  • 「PowerEdge」サーバを組み込んだアプライアンス「VxRail Appliance」と、ハイパーコンバージドインフラ「VxRack System 1000」でコンバージドインフラ製品ラインを拡充
  • ビッグデータ分析/クラウドネイティブアプリケーション開発のための環境構築に必要なソフトウェア、ハードウェア、サービスを提供する「Analytic Insights Module」をリリースする。Analytic Insights Moduleでは、数日間での立ち上げを可能にする
  • スケールアウト型NASシステム「Dell EMC Isilon」ファミリーにオールフラッシュモデルを追加する。次世代の非構造化データワークロードに対応できる高いストレージ密度とパフォーマンスを提供する
  • 「Dell EMC Elastic Cloud Storage(ECS)」プラットフォームの最新版「ECS 3.0」を投入する。ECS 3.0では、新たに「PowerEdge Server」をサポートし、次世代のクラウドネイティブ環境のデータニーズに対応するオブジェクトストレージプラットフォームを提供する。さまざまな利用モデルを用意し、パブリッククラウドストレージと比べて最大60%のTCO(総所有コスト)削減を可能にする
  • データ保護ストレージ「Dell EMC Data Domain」のソフトウェア定義型バージョンを投入。これによって、スケーラビリティが最大6倍向上する。「PowerEdge」Serverに対応する他、ソフトウェア更新により、クラウド上のアプリケーションやデータの保護も可能となる
  • 中堅企業向けストレージアレイ「SC Series(旧称:Compellent)」の機能を強化する。従来はEMCの顧客のみに提供されていたDell EMCのストレージ管理、モビリティ、データ保護ソリューションと連携できるようにする

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