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IoTを活用した古河電工の見守りサービス「CATI」が少人数/短期間で実現できた理由がコレ! 肝となるデータ分析環境はOracle BI CloudIoTは「データを集めて可視化/分析する」までをワンセットで考える(2/3 ページ)

国内企業においてIoTへの取り組みが加速している。古河電気工業は先頃、対話型ロボットとパブリッククラウドを活用したケーブルテレビ事業者向けシステム「CATI」のデモンストレーションを披露した。ロボットからクラウドに送られる各種データの分析基盤には「Oracle BI Cloud Service」を利用している。[ビッグデータ][Big Data]

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 このデモシステムの開発にかかわったエンジニアは、わずか2人。短期間かつ少人数という非常に厳しい条件にもかかわらず、Raspberry Piを搭載したCATIの端末ロボット内のデータを、REST API経由でリアルタイムに収集し、Oracle Database Cloud Serviceへと蓄積。さらに、Oracle BI Cloud Service上で可視化するというデモシステムを完成させた。矢原氏は、「オンプレミスでのOracle BIの構築経験を、そのままクラウド上でも生かせたことが短期開発の成功に大きく寄与しました。また、Oracle BI Cloud Serviceには、可視化/分析画面を作るための部品があらかじめ豊富に用意されており、表現力の高いBI画面の開発を非常にシンプルに行えるため、これも開発生産性の向上に貢献しました」と話す。

 今回のデモシステムでは、ユーザーが閲覧している番組のジャンルや視聴時間、時間帯ごとの視聴チャンネル、さらには時間帯別のネット利用量などを日別や累計でビジュアル化できる画面などを開発したという。

photo CATIデモシステムのデータ可視化/分析画面

 こうして開発されたCATIデモシステムに対しては展示会でも大きな反響があり、ケーブルテレビ事業各社における導入やサービス展開の加速を期待させるものだったという。今回はデモシステムということで、データの取得と蓄積、可視化といった部分だけを実現するためにOracle BI Cloudを利用したが、各事業者による実活用まで視野に入れた場合でも、アプリケーション開発/運用環境やIoT環境が既に用意されており、追加導入が容易なOracle Cloud Platformを使うメリットは大きいという。

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 「IoTによるサービスを展開するにあたっては、まず試験的な形でスモールスタートし、徐々に規模やサービスの内容を拡大していくケースが多いでしょうが、その場合のバックエンドとしてOracle Cloud Platformは非常に相性が良いと感じています。

 また、Oracle Cloud Platformの場合、Oracle BI Cloud Serviceのほかに、データのストリーム処理やリアルタイム処理を行う『Oracle IoT Cloud Service』、データを蓄積するための『Oracle Database Cloud Service』、ビッグデータ処理/分析のための『Oracle Big Data Cloud Service』、業務アプリケーションを作るための『Oracle Java Cloud Service』など、IoTシステムの構築/拡張に必要となる周辺機能が全てPaaSとして用意されています。サービスのラインアップが非常に充実しており、それらの連携が容易である点は、IoTビジネスの展開を本格的に考えている企業にとって大きな魅力だと思います」(矢原氏)


提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2017年2月16日

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