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Dell EMC Cloud Executive Summit 2017レポート:

「包括型ITアウトソーシング」で“攻めのIT”を支援する──NSSOLの白杉氏

製鉄業システムのノンストップ稼働を50年に渡って支えてきた新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)は、クラウドに最適に対応した次世代型データセンターから、今日の運用課題を解決する包括的なITアウトソーシングサービスを展開する。ITアウトソーシングサービスと次世代運用サービスにはどんな特徴があり、ユーザーにどんなメリットをもたらすのか。

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 「ITの力で、早く的確に顧客ニーズに応えられる企業が“勝つ”」。多くの企業が経営課題と目する「デジタルトランスフォーメーション」の実践には、クラウドの効果的な活用が必要不可欠である。

 しかし、新しいやり方を取り入れるには多くの課題が立ちはだかるのも実情だ。変革を阻む障壁をどう乗り越えるか。アイデア創出、サービス開発、運用効率化など、変革に欠かせないプロセスをクラウドでいかに実現すればよいのか。

 2017年1月31日開催された、EMCジャパン主催「Dell EMC Cloud Executive Summit〜Disrupt yourself クラウドを武器に、挑戦のとき」で語られた、新日鉄住金ソリューションズが示す「あなたの会社」に向けたメッセージとは──。

50年以上の経験を集大成したITアウトソーシングサービス「NSFITOS」を展開

photo 新日鉄住金ソリューションズ ITインフラソリューション事業本部 NSFITOS企画推進センター 副所長の白杉武志氏

 新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)のセッションでは、ITインフラソリューション事業本部 NSFITOS企画推進センター 副所長の白杉武志氏が登壇。『「攻めのIT」へのシフトの実現に向けたアウトソーシング活用事例』と題し、同社が提供する包括的ITアウトソーシングサービスと次世代運用サービスの特徴を紹介した。

 ITとビジネスの距離が近づくにつれ、ITの役割も、これまでの業務効率化やコスト削減から、「事業の成長を支えるもの」へと変わってきた。具体的に、企業のIT部門は「SoR(System of Record)」と呼ばれる従来型の基幹系システムの運用保守体制だけでなく、「SoE(System of Engagement)」と呼ばれる「ビジネス価値を生み出すIT」を提供する部門へ転換していく必要があるとされている。白杉氏はまず、企業はこの2つの異なるシステム体系の管理や取り組み方に頭を悩ませている現状があると指摘した。

 こうした課題に対する有効な対策の1つが、「ITアウトソーシング」の活用だという。ITアウトソーシングは、これまでも運用コストの削減を主目的に、多くのIT部門が取り組んできたテーマかもしれない。IT部門にとって、効率やコストを考慮しながら、安全/確実なシステムと運用体制を維持していくことは絶対に欠かせない視点だ。しかし、「ITの戦略性」が会社の経営課題になりつつある現在、その従来の守りの体制だけでビジネスの価値を生み出していくのは難しい。「攻めのIT(戦略的IT)」と「守りのIT(従来型IT)」では、取り組む観点や目標が大きく異なることから、IT部門も「一体、どうすればよいのか」と悩んでしまうのが現状のようだ。

 そうした企業の課題を、NSSOLはITアウトソーシングの“新たなアプローチ”で一掃する。それが、「NSFITOS(エヌエスフィットス)」だ。

 「NSFITOSは、NSSOLが持つ豊富なノウハウをベースにしたITインフラの統合アウトソーシングサービスです。自社の堅牢なデータセンター上にハイブリッドクラウド基盤“absonne(アブソンヌ)”をコアとするIT環境を構築し、標準化されたITO(IT Outsourcing)フレームワークに基づいた運用アウトソーシングまで、包括的なサービスを提供します」(白杉氏)

 NSFITOSが従来型アウトソーシングと大きく異なる点は、「インフラにフォーカスし、常に最適なサービスを提供する」ことだ。ブラックボックス化される要因を排除し、技術革新のスピードに追従できるようにする。また、パブリッククラウド環境と違い、顧客のインフラの全てに対応できる。データセンター、インフラ、オンプレミス、パブリッククラウド、人材などから構成される多様なインフラ環境を運用も含めてワンストップで提供することを強みに挙げる。

photo 基盤構築と運用実績のノウハウを集大成したアウトソーシングサービス「NSFITOS」(Copyright ©2017 NS Solutions Corporation. All Rights Reserved.)

さらなる運用の効率化と品質向上をもたらす「emerald」

 例えば、楽器大手のヤマハや計測/制御機器大手の横河電機はこのNSFITOSを活用して、「攻めのIT」に向けた取り組みを加速させているという。ヤマハでは、各地に分散していたデータセンターをクラウドに集約するプロジェクトにおいて、社員を運用・保守業務から解放し、自社のコア業務にシフトさせることを目指した。具体的には、NSFITOSのインフラアウトソースを活用して、社員の運用業務を移転し、業務の大幅削減とコスト削減を実現したという。

 白杉氏はこのインフラアウトソースの成果について、「ITIL(Information Technology Infrastructure Library:ITサービスマネジメントのベストプラクティスをまとめたフレームワーク)に準拠したインフラ運用サービスを提供し、運用要員の稼働状況を各プロセス単位に報告し、運用のブラックボックス化を解消しています。ボトルネックの把握やCSI(Continual Service Improvement:継続的サービス改善)活動でコスト削減効果を高めています」と説明した。

 NSFITOSのサービスの中でも近年特に力を入れているのが、次世代運用サービス「emerald(エメラルド)」だ。

 運用サービスでは、コスト低減と高品質が大きなテーマになるだろう。しかし、従来のような「人に依存」した運用スタイルでは、「スピード」や「変化」が望まれる攻めのITに対応できない。例えば、システムがサイロ化されており、運用も担当者個人のスキルに依存して属人化されていたとしたら、この先どうなるだろう。また、それぞれのシステム/案件が個別にセキュリティ対策を行っている状態で、果たして統一したガバナンス体制を確立できるのだろうか。「スピード」や「変化」に耐えられず、また企業の社会的責任である情報セキュリティも確保できない体制では、ビジネス上の大きなリスクとなってしまう。

 そこでemeraldでは、案件ごとに運用体制を構築するのではなく、組織をプール化することで、人とツールの連携性を高め、総じて強固なセキュリティガバナンスを確立できるようした。詳細は以下の図の通りだ。

photo 運用サービス「emerald」では、プール化された体制とすることで「運用の近代化」を図っている(Copyright ©2017 NS Solutions Corporation. All Rights Reserved.)

 「emeraldのコンセプトは“運用の近代化”です。プール化された運用体制と次世代運用システム、統合運用インフラの3つの柱で、品質の安定化、自動化、運用統合、セキュリティガバナンスを確保できます。さらに今後は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を活用したIPsoftの自律型運用システムプラットフォームを使って、運用の自動化とさらなる品質の向上に取り組んでいきます」(白杉氏)

 高信頼データセンターに加え運用業務のセキュリティ・事業継続性を確保したITOセンターからなる「NSFITOSセンター」の拡充にも取り組んでいる。東京リージョンと九州リージョンによる東西2拠点でのBCP/DR環境の構築や相互運用が可能になった。白杉氏は、こういった現場目線とビジネス目線の両方をカバーする体制を強みに、「お客さまの“攻めのIT”の取り組みを強力に支援したい。NSFITOSサービスもお客さまのニーズや成長と共に、拡充させていく」と力強く訴えた。


提供:EMCジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2017年3月21日

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