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“AI”がスカウトするエンジニアヘッドハンティングサービス「scouty」が開始AIがネット上の公開データから能力を自動分析 “退職タイミング”も予測

AIを利用した技術者ヘッドハンティングサービス「scouty」のβ版提供が始まった。AIが、SNSやブログなどの情報からその人の技術力を測り、企業に転職候補者を推薦する。転職しそうな時期も予測する。

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 scoutyは2017年5月25日、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を利用したヘッドハンティングサービス「scouty」のオープンβ版を開始した。

photo 「scouty」のWebサイト

 scoutyは、インターネット上のSNS、GitHub、Qiita、ブログなどで公開されている技術情報などを基にAIが転職候補者を自動分析して、人材を求める企業と、その人に適する企業とをマッチングするサービス。

 自身でサービス登録をする必要はない。むしろ、できない。企業からのスカウトを受けたいならば、ネット上に自身のプロフィールや成果物を積極的に公開していることが条件になる。また企業としても、自社が募集している人材要件に合った“転職候補者”がAIから推薦されるので、候補者へ最適なタイミングでアプローチできるようになると主張する。

 転職候補者については、経験年数や希望年収といった数値情報だけでなく、その人が書いたコードやブログ投稿内容などの情報も考慮して技術力をAIが測る。AIは、「どのプログラミング言語を使えるのか」「どのぐらいの開発力があるか」などの能力を定量化して、募集企業の採用要件に合った候補者をスクリーニングする。

 さらにscoutyのAIは、その候補者が“転職しそうな時期”も予測するという。転職しそうな時期を見計らってスカウトメールを送ることで、採用につながりやすくなるとしている。

photo scoutyは、直接自身の情報を登録できない。スカウトを受けたいならば、ネット上に自身のプロフィールや成果物を積極的に公開していることが条件になる

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