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取りあえずビール? それともビール“を”飲みたいの?転職バーのハルカさん(2)

転職活動中のエンジニア「シュウヘイ」がやっと獲得した内定に難色を示す美人バーテンダーの「ハルカさん」。「仕事をゆずれ」とすごむ「シタロー」さん――「転職バー」は、今日も波乱のヨ・カ・ン。

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転職バーのハルカさん

登場人物

syuhei

シュウヘイ

そこそこの大学を出て、そこそこのITベンダーで働く、そこそこのシステムエンジニア。給与とやりがいの持てない仕事や失敗の責任を部下に押し付けて逃げるばかりの上司に嫌気が差し、同業他社への転職を目指している

haruka

ハルカさん

「転職バー ハルカ」のバーテンダー。人の匂いからその心理や行動、未来まで見抜く特殊な能力を持ち、店を訪れる客の相談に乗っている

shitaro

クロウシタロー

売り上げ不振のために会社をリストラされた苦労人。家族のために何カ月も仕事を探している



前回までのあらすじ

そこそこのITベンダーで働くそこそこのシステムエンジニア「シュウヘイ」がふらりと入った「転職バー」。バーテンダーの「ハルカさん」は首筋の匂いを嗅ぐと、相手が考えていることが分かるという特技を持っている。彼女のアドバイスで面接失敗の理由を理解したシュウヘイは、反省を生かして2週間後に内定をゲット。しかし、再度シュウヘイの首筋の匂いを嗅いだハルカさんは意外なひとことを……。

「シュウヘイ君。その会社、すぐに断って」



その転職先で、君は幸せになれるのか?



syuhei

な、な……何でですか、ハルカさん。せ、せっかく、やっと決まった転職なのに! 何で、断れなんて・・・。


haruka

うーん……何となく。


syuhei

「何となく」って、そんないい加減な。

今度の会社、ものすごく僕のことを歓迎してくれる雰囲気なんですよ。給料だって上がるし……。




haruka

仕事の内容は、どんな感じかしら? 確かシュウヘイ君、新しいIT技術に挑戦するような仕事がしたいって言ってたわよね。


syuhei

「そういうことを、どんどん会社に提案してください」って。社内のIT化とか、外に売り出せるようなアプリ開発とか、何でもって。


haruka

具体的に、何をしてほしいって話は?




syuhei

そ、それは、会社に入ってからです。とにかく、僕のITスキルを生かして何でもって感じです。


haruka

ITスキル、本当に生かせればいいけど……。


syuhei

生かせますよ。そうなります、絶対に!




シュウヘイ、ちょっと熱くなり過ぎじゃないかな? もう少し、冷静にハルカさんの話を聞かないと。

それはともかく、さっきから店の隅っこの席で、じっとシュウヘイをにらんでる男がいるのが気になるね。30すぎくらいかな。スーツもネクタイもちょっと疲れた感じで、ブツブツ独り言……ちょっと危ない感じだ。



能力を売りたい? 努力を売りたい?


syuhei

と、とにかく。いくらハルカさんの言葉でも、ここは譲れません。僕、絶対に転職を……。



あっ! 男がいきなり立ち上がって、カウンターに置いてあった果物ナイフをつかんだ! シュウヘイ、危ない!

……ああ、言わんこっちゃない。後ろから腕をねじ上げられて、のど元にナイフを突き付けられちゃった。









痛い目に遭いたくなかったら、俺の言うことを聞くんだ!







syuhei

おっ、おわあああぁぁぁあああ!


shitaro

そ……その、内定……オ、オレに下さ……いや、譲れ!




syuhei

な、何だ、アンタ。一体誰なんだ!


shitaro

誰だっていい。とにかく、その仕事は俺がもらう!




syuhei

バカ言うな! そんなこと、できるわけ……。


shitaro

うるさい! とにかく、譲れ!




ああ。シュウヘイ、絶体絶命……。でもハルカさんは、のんびりしてる。




haruka

あら、初めてだったかしら。シュウヘイ君、こちら、クロウシタローさん。シュウヘイ君より何カ月も前から、仕事を探してる転職活動の先輩よ。


syuhei

な、何で、紹介なんかしてるんですか! この状況見てくださいよ。首にナイフですよ! あと1センチで、僕はあの世行きですよ!




haruka

まあ、大変。


syuhei

そんな、のんきな。き、恐喝ですよ。転職強盗ですよ!




haruka

仕事を譲っちゃえば、大丈夫なんでしょ?


syuhei

そ、そんなのヤダぁ。やっと、やっと取れた内定なのに……。


shitaro

た、頼む、譲ってくれ!

オレはな……オレは、嫁さんと、それにまだ3歳の娘を抱えてるんだ。路頭に迷うわけにはいかないんだ。石にかじりついてでも、働かなきゃいけない。なのに……なのに……。

畜生! リストラなんかしやがって!!




syuhei

リ、リストラ……されちゃったの?


shitaro

オレだって、頑張ったのに! 売り上げが上がらないのは、不景気のせいなのに! お前は、まだ働く場所があるんだろ? だったら、そこで頑張れよ。俺に仕事をくれよ。

syuhei

ヤダよ! 第一、そんなこと相手の会社がOKするわけないじゃないか。




shitaro

聞いてみなきゃ分からん。IT関係の仕事か? オレだってPCくらい使えるし、頑張って勉強すれば何だってできる。努力だったら、誰にも負けないんだ。

syuhei

できるわけないだろ! この採用は、僕の能力を買ってくれてのことなんだ。他の人間には勤まらない。




それ、もしかして“誰でもいい採用”?



haruka

うーん。そこが疑問なのよねえ……。


syuhei

な、何ですか? ハルカさん。


haruka

その会社、本当にシュウヘイ君の能力を求めてるのかしら?

さっきシュウヘイ君の匂いを嗅いだとき、分かったの。うれしさイッパイの中に、ほんの少しだけ「不安」と……「もどかしさ」の香りもしたわ。

syuhei

不安って……。そ、そりゃあ、新しい会社ですから、少しは。




haruka

それとは違う、もっと根本的な「この会社の仕事は、自分のやりたいこととは違うのかも」って、そんな不安だった。


syuhei

そんなこと……。




haruka

シュウヘイ君は、新しいIT技術に挑戦する仕事をしたいと思ってる。でも面接官は、「思い付くことがあるなら提案してほしい」と言っただけで、シュウヘイ君がやりたいことや発揮したい能力は聞いてくれなかった。

それが、もどかしい……違う?

syuhei

……。


haruka

ねえ。面接官は、シュウヘイ君が今までやってきたこと、苦労したことや工夫したことを根掘り葉掘り聞いてくれた? 会社の課題とシュウヘイ君の経験や能力を擦り合わせようとした?

最終面接までそんな話がなかったのなら、その採用は別にシュウヘイ君じゃなくてもいいってことにならないかしら?


syuhei

そんな……。




haruka

そういうのを「誰でもいい採用」って言うのよ。


syuhei

誰でもいい採用?




haruka

シュウヘイ君は、飲み会のとき最初に何を飲む?


syuhei

えっ? ……ああ、ビールかな。取りあえずビール


haruka

そう。日本酒が好きな人も、ワイン通の人も、飲み会では最初はビールを頼む。

お酒を楽しむっていうよりも、取りあえず何か飲みたいからビール。でも、それは、ビールの味をじっくり楽しむためじゃない。

syuhei

ぼ、僕の採用は、「取りあえずビール」だってこと? 僕じゃなくても、誰でも、取りあえず来てくれればそれでいいって……!




haruka

「能力はそこそこでも構わない。とにかく人手が欲しい」って採用ね。

能力がある人よりも、努力してくれる人。入社後に「こんな仕事をしたいんじゃなかった。自分の能力はこんなもんじゃない」なんてことを言わないで、何でも嫌がらず取り組む、シタローさんみたいな「何でもやる社員」が欲しいのよ。

shitaro

そうだ。俺は何でもやるぞ! セールスだって、データ入力だって死ぬ気でやる。オフィスの掃除、お茶くみ、コピー取り、花見の場所取り、何だってやってやる。

だから俺にこの採用を譲ってくれ。じゃなきゃ、本当に刺すぞ!

syuhei

ひぃぃぃ。




シュウヘイくん、お・ね・が・い……



haruka

困ったわねえ。ここで流血事件なんか起きたら、掃除が大変だわ……。


syuhei

い、いや。もっと別のところで、困ってください。こっちは、生命の危機ですよ。愛する男の大ピンチ!






ALTALT

(声をそろえて)いや、それはない!






syuhei

つ、冷た……。


haruka

うーん……。そうだ! じゃあ、こうしましょ。うん、それがいい。

シュウヘイ君、あなたはこれからその会社の採用担当者に電話をかけて、こう言うの。「申し訳ありませんが、今回は辞退させてください。その代わり、紹介したい人がいる」って。

syuhei

で、でもぉ。


haruka

シュウヘイくん、お・ね・が・い……









お・ね・が・い(はぁと)







ハルカさんの「お・ね・が・い」は無敵だね。シュウヘイが渋々だけど電話をかけ始めた。おっと、みんなに聞こえるようにスピーカーモードで頼むよ。









シュウヘイ あ、あのお。昼間に内定をいただいた、ノザキシュウヘイですけど……。


採用担当者 ああ、ノザキさん。何か?


シュウヘイ あの……その……で、できたら、私……辞退させていただいて……それで、か、代わりの人を紹介……なんて、む、無理……ですよね?


採用担当者 ……。


シュウヘイ (ほ、ほら。採用担当さん、あきれて、黙っちゃった。やっぱ、まずいよ)


採用担当者 ……いいですよ。


シュウヘイ えっ……ええぇぇぇえええ!? い、いいんすか?


採用担当者 ノザキさんにいらしていただけないのは残念ですが、代わりの方がいるなら、ウチはそれでも。


シュウヘイ そ、そんな、あっさりと! 代わりの人の顔も見ないで。

……じゃ、じゃあ、要は誰でもよかったってことですか? 僕のシステム開発経験とか、これからやりたいこととか、どうでもよかったってことなんですね。


採用担当者 ぶっちゃけて言えば、そんなとこですね。


シュウヘイ そ、そんなあ!!!!









幸せを焦らないで



さすが、ハルカさん。本当に「誰でもいい採用」だったんだね。




haruka

シュウヘイ君、お願い。幸せを焦らないで。


syuhei

幸せ?


haruka

そう、幸せ。シュウヘイ君が、本当に幸せになれるのは、お互いに求め合っている、つまり両思いの会社ではないかしら?

シュウヘイ君にとっては「満足できる仕事」、会社にとっては「シュウヘイ君の能力や経験」が、どうしても欲しい。そんな関係になれる会社よ。

syuhei

つまり……僕とハルカさんみたいな?






ALTALT

(声をそろえて)だから、それはない!






haruka

シタローさんは、「奥さんと娘さんと3人で仲良く暮らせること」が何よりの幸せ。それを求めるからこそ、その覚悟があるからこそ、「誰でも良い採用」でも頑張れるのよ。でも、シュウヘイ君は、「仕事そのもの」に幸せを求めてる。今の会社では得られない、「自分の能力を生かす」っていう幸せをね。

syuhei

……。




haruka

「誰でもいい」採用が、何でも悪いわけじゃないわ。どんな仕事でも一生懸命やれば、徐々に結果は出てくるし、その仕事を好きになるかもしれない。

でも、シュウヘイ君みたいに仕事内容に何らかのこだわりがある人には、そんな転職、確率の低い賭けになっちゃう。こういう仕事は、シタローさんみたいに、「どこでも、何でも絶対にやる」っていう覚悟のある人じゃないと続かないわ。

syuhei

でも……でも……。









シュウヘイくん、わたしの話をよぉく聞いてね







あっ。ハルカさんが手を握った途端、スイッチが入ったみたいにシュウヘイの顔が真っ赤に……ホント、分かりやすい男だねえ。




haruka

転職活動、疲れるわよね。それは分かるわ。長い間続けていると、「転職すること」が目的になってしまって、内定をもらって達成感を感じちゃったりする。それも分かる。

でも、その内定が本当に思い描く未来とマッチしているのか、能力を売りたいシュウヘイ君は落ち着いて考えなくちゃ。

syuhei

ハ、ハルカさん! わ、わ、分かりました。譲ります! ハルカさんが一緒なら、内定だって何だって譲っちゃいます!




シタローの幸せ



というわけで、シュウヘイの転職活動は、また、一からやり直しだ。まだまだ苦労は続きそうだけれど、ハルカさんに手を握られた幸せでいっぱいみたいだから、まあいいか……。

それはそれとして、シタローの転職はうまくいったのかな? 数週間後の転職バーに行ってみよう。




haruka

シタローさん、新しい職場はどう?


shitaro

いやあ、やっぱり大変で。PC使えればできる仕事かと思ったら、年下の先輩のカバン持ちで営業に付き合ったり、セールスイベントでお茶配りしたり、もう「何でも屋」って感じです。でも、働けるだけ幸せかな。家族を養えるようになったし、俺、幸せですよ。

haruka

頑張っていれば、仕事もきっと楽しくなるわ。




shitaro

でも、あの彼。えっと、シュウヘイ君……だっけ? 彼には、ちょっと悪いことしたかなあ。


haruka

これで良かったのよ。彼には、もっと色んなことを知ってもらわないと。……いえ、簡単に転職なんかさせられないわ。




ん? ハルカさん、何だか表情が怖いね。どうしたんだろう。




syuhei

ハ……ハクション!

うー、風邪かな? いや、誰かウワサしてるのかも。もしかして、ハルカさんかも! 最近僕が店に行かないから、「寂しいわ」とか「会いたいわ」なあんて、なあんて!!!

よし、今晩あたり行っちゃう? デートとか、誘っちゃう?




…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………バカ………………………………………………………………………………………………。



つづく


ハルカのワンポイントレッスン

能力を売りたいのか、とにかく仕事が欲しいのか、転職の目的は明確にしなくてはダメよ。

能力を買ってくれる両思いの会社を見つけたいなら、あなたに興味を持って、説明会や面接でいろいろ質問し、自社の抱える問題とあなたのスキルをマッチングしようとしてくれる会社がいいわね。



イラスト:アサミネ鈴/ad-manga.com

転職バーのハルカさん シリーズ

第1回 コアントローの香り……あなた、良からぬことを考えているわね

そこそこのITベンダーで働くそこそこのシステムエンジニア「シュウヘイ」がふらりと入った「転職バー」。美人バーテンダー「ハルカさん」に首筋の匂いをかがれて……シュウヘイ昇天!


激務な職場を辞めたいが、美女が邪魔して辞められない バックナンバー

第1回 僕、この美女地獄から永遠に脱出できないかも……

IT企業で働く平凡なエンジニア梧籐 剛、27歳。美人上司と可愛い過ぎる後輩に挟まれて日々開発にいそしむ彼には、誰にも言えない悩みがあった……。


第2回 壁ドンされたって、ドキドキなんかしない……んだから……ね……

ここは都内のとあるIT企業。退職を希望する27歳のエンジニア梧籐 剛は、上司に辞意を伝えたのだが、なぜか今日も山ほどの業務(アンドロイド開発、ただし人型の)を全力でこなしていた……。


第3回 せんぱいにだけ伝えちゃう! わたしの素直な気・持・ち

27歳のエンジニア梧籐 剛は、忙し過ぎる業務に嫌気がさし、思い切って上司に辞意を伝えたが、あいかわらず山ほどの業務(アンドロイド開発、ただし人型の)を全力でこなしていた。早く辞めたいと焦りはつのるが、本人の心にも一抹の迷いが……?


第4回 ハートに火を付けて! 燃えさかる案件の中心で辞意を叫ぶ

思い切って上司に辞意を伝えた27歳のエンジニア梧籐 剛。しかし状況は変わらず、今日も山ほどの業務(アンドロイド開発、ただし人型の)を全力でこなしていた。早く会社を辞めたいと焦りはつのるが、後輩の椎子に「まずはキャリア設計が必要だ」と言われ……。


第5回 「false」を返すと「null」で上書きする、そんな上司と働いています

一日も早く辞めたい27歳のエンジニア梧籐 剛。「ぼくのやりたいことはこれだったんだ!」と気付いたものの、後輩の椎子に、まだまだキャリア設計が甘いと指摘され……。


第6回 右手に椎子、左手にリナ。僕、ほんとはしあわせなんじゃ……

ついに転職先を探し始めた27歳のエンジニア梧籐 剛。「僕、ようやく進むべき方向がつかめてきました」ところが社長にバレて……?


第7回 せんぱい! せまーい密室で二人きりになりませんか?

相変わらず辞められずに激務をこなす27歳のエンジニア梧籐 剛だったが、今日のアンドロイドのバグは……草?不可避wwwww?


第8回 彼女が浴衣に着替えたら……ぼく、困っちゃう!!

可愛過ぎる後輩 椎子のサポートで、27歳のエンジニア梧籐 剛の転職に関する知識はだいぶ増えたのだが、肝心の転職活動がなかなか進まず、焦りはつのるばかり……。


第9回 せんぱい! わたしがゴールじゃダメなんですか!

業務(アンドロイド開発、ただし人型の)が小康状態に入り穏やかな日々を送っていた梧籐たちに社長から告げられたのは、まだ仕様があやふやなところが山ほどあるアンドロイドの緊急リリース命令だった。


第10回 アンドロイド(人型の)開発から、アンドロイド(人型の)による開発へ!

梧籐はあいかわらず山ほどの業務(アンドロイド開発、ただし人型の)を全力でこなしていた。しかし、ここへきて案件に異変が……?


第11回 脳が辞めたがってるんだ!!!

山ほどの業務に追われ続ける梧籐。しかし、新しく部下(ただし人型アンドロイド)ができて順風満帆!?


第12回 そのしぐさが心変わりのサインだなんて、ボク知らなかったよ……

アンドロイド駆動開発プロジェクトのマネジャーである梧藤、流行に乗り遅れまいと夏風邪をひいて会社を休んでいたら、何やら異変が……。


第13回 False! True!! ヨヨイのヨイ! 開発合宿でプレイ☆ボール

リナが投げて椎子が打つ!同業他社チームとの交流試合に、アンドロイド開発チーム(物理)のマネジャー梧籐 剛はどう仕掛けるか?!


第14回 「せんぱい! ヤメてください」――椎子の決意にボクのドキドキが止まらない!

アンドロイド(物理)3体と共に取り組んでいたIoT開発がいよいよテスト工程まで進んできた。このプロジェクトが終わったら、何をしようかな……そうだ、た・い・し・ょ・く???!


最終回 ベイサイドクルーズで、美女と暴走しちゃいました

「退職したい」「退職したい」と言い続けて、早2年半。どうやら本当に退職する日が来たようです。でも、その前に、この暴走屋形船を何とかしなくちゃ!


ドS美人面接官 VS モテたいエンジニア 転職十番勝負! シリーズ

第1回 入室しようとしたら、マサカリ投げられちゃいました

野望を胸に秘めて転職を志す、とあるエンジニア(28歳)がいる。今日は一番の本命企業、X社の面接だ。準備万端、張り切って面接会場に向かうが……。


第2回 おじぎをしたら、物理的に落とされちゃいました

本命のX社の面接に落ちた彼が今回向かったのは、第2志望のY社。今度こそ、面接を突破することができるのか……。


第3回 自己紹介中に「物理ローンチ」されちゃいました

2回連続で面接に落ちた彼だが、わずかな望みを失わず、今日も雨の中を面接会場に向かう。しかしそんな彼を、またしても試練が待ち受けていた……。


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Web企業の人事担当「きのこる先生」と、「ドS美人面接官」が、密会という名の単なる飲み会で、この先生き残るエンジニアについて徹底議論を交わす……




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