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【 xkill 】コマンド――Xアプリケーションを終了させるLinux基本コマンドTips(133)

本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、Xアプリケーションを強制的に終了するときに使う「xkill」コマンドです。

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 本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介してきます。今回は、Xアプリケーションを強制的に終了するときに使う「xkill」コマンドです。

xkillコマンドとは?

 「xkill」は、X Window System上で実行しているソフトウェア(Xクライアント)が操作不能になった際に使用するコマンドです。

 別の端末に切り替えたり、仮想端末を使用したりするなどの方法でxkillコマンドを実行すると、マウスポインタが「×マーク」あるいは「ドクロマーク」に変わります。その状態で、Xクライアントの画面をクリックすると終了できます。

 コマンド名(プロセス名)が分かっている場合は、killallコマンドで終了することもできます。



xkillコマンドの書式

xkill [オプション]

※[ ]は省略可能な引数を示しています。





xkillの主なオプション

短いオプション 意味
-all トップレベルで動作しているXクライアントを全て終了する
-button 番号 終了させたいXクライアントを選ぶ際に使用するマウスボタン(デフォルトは1で左側のボタン)を指定する。「-button any」でどのボタンでも終了できるようになる
-display ディスプレイ 対象とするXサーバを指定する
-frame ルート直属の子を終了させる
-id 対象 終了させたいXクライアントを指定する


同じ画面で動作しているXクライアントを終了する

 端末アプリケーションが動作している場合は、その端末アプリケーションで「xkill」を実行します(画面1)。xkillコマンドの実行を中止するには[Ctrl]+[C]キー押します。

コマンド実行例

xkill画面1


画面1
画面1 赤丸で示したマウスポインタを用いて終了させたいXアプリケーションを選んでいるところ


別の端末でxkillコマンドを実行する

 Linuxでは、通常、複数の端末が使用できます。端末は[CTRL]+[ALT]+[ファンクションキー]で切り替えることができます。

 Xは1番目の端末(tty1)で実行されています。[CTRL]+[ALT]+[F2]で2番目の端末(tty2)に切り替え、xkillコマンドを実行します。このとき、「-display」オプションでディスプレイ番号を指定します(画面2)。

 xkillコマンドを実行したら、[CTRL]+[ALT]+[F1]でXの画面に戻り、終了させたいXアプリケーションを選択します。

コマンド実行例

xkill -display :0画面2


画面2
画面2 異なる端末からxkillコマンドを実行したところ


筆者紹介

西村 めぐみ(にしむら めぐみ)

PC-9801NからのDOSユーザー。PC-486DX時代にDOS版UNIX-like toolsを経てLinuxへ。1992年より生産管理のパッケージソフトウェアの開発およびサポート業務を担当。著書に『図解でわかるLinux』『らぶらぶLinuxシリーズ』『はじめてでもわかるSQLとデータ設計』『シェルの基本テクニック』など。2011年より、地方自治体の在宅就業支援事業にてPC基礎およびMicrosoft Office関連の教材作成およびeラーニング指導を担当。


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