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CiscoがACIをパブリッククラウドに拡張へオープンソース活用にも取り組む

Cisco SystemsのデータセンターSDNソリューション「Cisco ACI(Application Centric Infrastructure)」が「間もなく」Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azureに適用できるようになる。

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 Cisco SystemsのデータセンターSDNソリューション「Cisco ACI(Application Centric Infrastructure)」が「間もなく」Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azureに適用できるようになる。

 Ciscoのシニアバイスプレジデントで、Insiemeビジネス部門のゼネラルマネージャーを務めるトム・エザル(Tom Edsall)氏がブログポストで明らかにした。まだ提供されていない機能をブログポストで「発表」したのは、2017年8月最終週に開催のVMworld 2017で、VMwareが仮想ネットワークをマルチクラウドに拡張する機能を備えた「Cross Cloud Services」のリリースを発表する可能性が高いためかもしれない。

 いずれにせよ、このブログポストの内容で注目されるのは、パブリッククラウドの機能をネイティブに活用すること、そしてオープンソースの管理ツールを提供するとしていることだ。

 エザル氏によると、ACIのクラウド拡張では、クラウド内にACIの「島」を作ることはない。

 「APICに設定されたポリシーは、パブリッククラウド事業者のネイティブなAPIを活用し、プライベートクラウド、パブリッククラウド双方における変更を均一な形で制御する。このアプローチでは、パフォーマンスやパブリッククラウドサービスの豊富な機能へのアクセスを犠牲にすることなく、一貫したポリシー適用と自動化が図れる」(エザル氏)

 つまり、例えばAWSでは、Amazon VPC、Security GroupsをAPI経由で制御し、Cisco ACIのポリシーを適用する。

 また、「Ciscoはパブリッククラウド事業者と連携し、オープンソースの管理ツールをサポートする」という。

 「コミュニティによって定義されたAPI群をサポートする同一のオープンソースソフトウェアを、オンプレミスおよびパブリッククラウドで動かすことで、真にオープンな形でシームレスなアプリケーション環境を提供できる。Googleのようなクラウド事業者と、クラウドネイティブアプリケーション管理のオープンソースプロジェクトであるKubernetesで協業し、最新ソフトウェアリリースであるCisco ACI 3.0で既にサポートしていることは、こうした取り組みの好例だ」(エザル氏)

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