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非インターネット接続環境でR関連機能がインストールできない(インストールトラブル)SQL Serverトラブルシューティング(60)(1/2 ページ)

本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で発生するトラブルについて、「なぜ起こったか」の理由とともに具体的な対処方法を紹介していきます。今回は、「非インターネット接続環境でR関連機能がインストールできない」場合の解決方法を解説します。

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 本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で発生するトラブルについて、「なぜ起こったか」の理由とともに具体的な対処方法を紹介していきます。

トラブル 49(カテゴリー:インストールトラブル):R関連機能がインストールできない

 「Windows Server 2012 R2」上に「SQL Server 2016 RTM」をインストールした環境を想定して解説します。

トラブルの実例:SQL Serverを利用してビッグデータを分析するため、「Microsoft R Services」の導入を試みた。図1のように非インターネット接続環境でSQL Serverと「R Services(データベース内)」「R サーバー(スタンドアロン)」のセットアップを進めた。

図1
図1 機能の選択でR ServicesとR サーバーを選択

 「Microsoft R オープンおよびMicrosoft R サーバーのオフラインインストール」画面まで進み、画面に示されたインストールファイルを別コンピュータでダウンロードしてから、適当なローカルフォルダ(C:\R)へコピーした。

 その後、インストールファイルを保存したインストールパスを画面上で選択したにもかかわらず、「次へ」ボタンが押せないためインストールを完了できなかった(図2)。

図2
図2 正しいインストールパスを指定しているにもかかわらず、「次へ」がグレーアウト表示になる

トラブルの原因を探る

 図2のセットアップに記載されているインストールファイルダウンロードURLには「lcid=1041」という日本語のロケールIDが付与されていました(*)。しかしダウンロードしたインストールファイル名を確認すると、1041という数字は見当たらず、1033という数字が付いていました(図3)。1033は英語(米国)のロケールIDです。日本語の1041ではなかったため、「次へ」ボタンが有効にならなかったようです。

(*)注:ロケール ID(LCID)の一覧



図3
図3 図2に記載されたURLからダウンロードしたインストールファイルの名称

 なお、インターネットに接続可能な環境の場合は「Microsoft R オープンおよびMicrosoft R サーバーのオフラインインストール」画面がそもそも表示されないため、セットアップを進めることができます。

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