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Windows Liveメールの受信メッセージとアドレス帳をGmailへ移行する手順Windows 10への移行(2/3 ページ)

すでにWindows Liveメールのサポートは終了しており、新たにインストールすることはできない。そのため、Windows 7上でWindows Liveメールを利用している場合、Windows 10への移行に際して、メール環境の移行も必要となる。そこで、本稿ではWindows LiveメールからGmailに移行する手順を紹介する。

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3. Liveメールの受信済みメールをIMAPでGmailに転送する

 Liveメールの受信済みメールをIMAPでGmailにアップロードする。この作業は、LiveメールがインストールされているWindows 7上で行う必要がある。

 作業手順を誤って、受信済みメールが失われてしまわないように、作業に入る前に念のためLiveメールの受信済みメールをバックアップしておこう。その手順は次の通りである。

 まず[Windows Liveメール]メニューを開き、[電子メールのエクスポート]−[電子メールメッセージ]を選択する。[Windows Liveメールエクスポート]ウィザードが開くので、指示に従って適当なフォルダにエクスポート(バックアップ)すればよい。

Liveメール内のメッセージをバックアップする(1)
Liveメール内のメッセージをバックアップする(1)
[電子メールのエクスポート]を選択して、メッセージをバックアップする。
Liveメール内のメッセージをバックアップする(2)
Liveメール内のメッセージをバックアップする(2)
[Windows Liveメールエクスポート]ウィザードが起動するので、エクスポートする形式で[Microsoft Windows Liveメール]を選択する。
Liveメール内のメッセージをバックアップする(3)
Liveメール内のメッセージをバックアップする(3)
エクスポートするフォルダを指定する。デスクトップなどを指定しておくとよい。
Liveメール内のメッセージをバックアップする(4)
Liveメール内のメッセージをバックアップする(4)
エクスポートするフォルダを指定する。通常は[すべてのフォルダー]を選んでおけばよい。受信トレイのみをバックアップできればよいのであれば、[選択したフォルダ]を選び、下側のツリーで「受信トレイ」のみを選択すればよい。

 バックアップができたら、次はLiveメールからIMAPでGmailアカウントに接続できるように設定する。

 Liveメールの[Windows Liveメール]メニューを開き、[オプション]−[電子メールアカウント]を選択する。[アカウント]ダイアログが開くので、[追加]ボタンをクリックする。[アカウントの追加]ウィザードが開くので、[電子メールアカウント]を選択し、作成したGmailのメールアドレスやパスワード、下表の情報などを入力して、IMAPでGmailをLiveメールから送受信できるように設定する。

項目名 設定内容
受信サーバー情報
サーバーの種類 IMAP
サーバーのアドレス imap.gmail.com
ポート 993
セキュリティで保護された接続(SSL)が必要 チェックを入れる
次を使用して認証する クリアテキスト
ログオンユーザー名 作成したGmailアカウント
送信サーバー情報
サーバーのアドレス smtp.gmail.com
ポート 465
セキュリティで保護された接続(SSL)が必要 チェックを入れる
認証が必要 チェックを入れる
Gmailのサーバ設定

LiveメールでGmailを送受信できるようにする(1)
LiveメールでGmailを送受信できるようにする(1)
[電子メールアカウント]を選択して、Gmailアドレスを追加する。
LiveメールでGmailを送受信できるようにする(2)
 
[アカウント]ダイアログが表示されるので、[追加]ボタンをクリックする。
LiveメールでGmailを送受信できるようにする(3)
LiveメールでGmailを送受信できるようにする(3)
ここでは[電子メールアカウント]を選択する。
LiveメールでGmailを送受信できるようにする(4)
LiveメールでGmailを送受信できるようにする(4)
先ほど作成したGmailアカウントを指定する。
LiveメールでGmailを送受信できるようにする(5)
LiveメールでGmailを送受信できるようにする(5)
Gmailのサーバを指定する。ここでサーバの種類として必ず「IMAP」を指定する。
LiveメールでGmailを送受信できるようにする(6)
LiveメールでGmailを送受信できるようにする(6)
これで、Liveメール上で作成したGmailのアドレスが送受信できるようになる。

 既存の受信トレイに加えて、Gmailの受信トレイがLiveメール上に作成されたことになる。あとは既存の受信トレイと同じ構成のフォルダを、Gmailの受信トレイ上にも作成する。そして、既存の受信トレイ上のメッセージを選択([Shift]キーや[Ctrl]キーで複数選択可能)して、それをドラッグ&ドロップして、Gmailの受信トレイの対応するフォルダにコピー([Ctrl]キーを押しながらドロップする)すればよい。

 これでLiveメール上の受信済みメールがGmail上にアップロードされる。

Liveメール上のメッセージをGmailのアドレスに転送する
Liveメール上のメッセージをGmailのアドレスに転送する
メッセージを全て選択して、Gmailのアドレス(フォルダ)に[Ctrl]キーを押しながらドラッグ&ドロップする。LiveメールのGmailアドレスのフォルダにメッセージがコピーされるとともに、IMAPで同期され、Gmailサーバ側にも転送される。

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