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「SEが業界に精通している」必要があるか?

投稿者投稿内容
Beatle
ぬし
会議室デビュー日: 2003/06/09
投稿数: 394
投稿日時: 2004-09-09 10:28
引用:

未記入さんの書き込み (2004-09-09 09:46) より:

上記であげたCOBOLプログラマあがりの職業 SE はデータベースの設計が
できない人が多いです。型を知らず、numeric と char だけで設計するとか。
日付型を覚えたと思ったら「スラッシュ区切りで格納」とか「和暦で格納」とか
トンチンカンなことを平気で言っていたり、ロックに関する知識がなかったり、
自動連番を使えばいいのに常に自前の採番テーブルを定義したり、機械的な
第三正規系への正規化しかできなかったり、プログラマの冗長化手法(正規化崩し)を
闇雲に批判したり…。プログラムを組めない、つまり、プログラムからクエリを
発行しない人間に、まともなデータベース設計ができるとは思えません。




それは単に時代の移り変わりに対応できていないSEなんでしょう。
多分、数年か数十年後になれば同じように、「・・・・JAVA上がりのやつは...」
なんて言われているかもしれません。

業務知識、実装知識(技術)が必要なのはSEであれプログラマーであれ同じですよ。
程度とバランスの問題だけで。
SE(職業、役割問わず)と言われる人は、実装よりも業務のほうにウエイトを置いて
プロジェクト内でも普段でも考え、プログラマーは実装の方にウエイトを置くだけです。
他方の知識が全く無いというのは、SEであれプログラマーであれ現場では役に立ちま
せん。

かといって、現実のプロジェクトではSE=プログラマーかというとこれは規模が大き
くなると鮮明に役割として区別されてきます。(そうしないと回らない。)
そこに能力の劣るSEが居たからといって、SE不要論にはなりません。個人差です。
もし、「プログラマーがやればよい」からSE不要論になるなら、「実装技術を持った
SEが設計書なんて作る暇が合ったら自分でコーディングすりゃいいじゃん」という
プログラマー不要論にもなってしまいます。こういう議論は不毛だと思いますよ。

で、私は「業務知識」として話をしていましたが、
ここで論議されているのは、「業務知識」で良いのですか?「業界知識」ですか?
杏仁豆腐
常連さん
会議室デビュー日: 2003/10/04
投稿数: 48
お住まい・勤務地: あっち・なぜか平和だったところ(T_T)
投稿日時: 2004-09-09 10:29
引用:

はにまるさんの書き込み (2004-09-09 10:06) より:
うんんん...業界知識(業種知識)と業務知識がごっちゃになっていると思うのですが

(中略)

で!当スレッドでは、業界知識(業種知識)について
問うているのでは無いでしょうか?




私の場合、「業務知識=業界知識を含む業務遂行に必要な知識」という意味で
業務知識とい言葉を使用しました。

はにまるさんの業務知識(業種知識)・業務知識の定義が私より厳密な定義であるのは
感じていましたが、私の意見としてはどちらでも変わらないので業務知識と書きました。


あと、話がSE論に流れていくのは当然の流れに思いますが、スレッドは
新しくしちゃえば って思います。
未記入
大ベテラン
会議室デビュー日: 2003/11/24
投稿数: 121
投稿日時: 2004-09-09 11:02
引用:

・業務知識
・業界知識(業種知識)
(中略)
で!当スレッドでは、業界知識(業種知識)について
問うているのでは無いでしょうか?



業種知識 = 業種特有の高度な業務知識(精通)

※これを現在の流れでは、精通とか長々と書くのが面倒だから「業務知識」と省略していて、
かわりに、プログラマにも必要とされるような知識を「一般的な業務知識」「基本業務知識」
と表現しているんじゃないかな?

業種によっては、基本業務に大きな変化を与えることがあります。
SE はプログラマの持つ基本業務知識以上のものが求められると私が考えている例。
一般的な販売管理であれば、納品した段階で(当月)売上になりますが、出版業の
販売管理システムの場合、納品では売上が立ちません。これは雑誌など 3ヵ月間の
返本が可能で 3ヵ月間返本推移を追います。そして、納品数 - 返本数 ではじめて売上が
立ちます。(実際には掛売りだから請求はさらに翌月か翌々月です。)さらに楽器店などへの
納品は(返本できない)売り切りが可能で、当月売上・翌月請求になるなどの例外もあり。

このような業種特有の業務(基本業務との差異)を知っていないと、
実装技術を持たない SE は生き残れないんじゃないかと思います。
Beatle
ぬし
会議室デビュー日: 2003/06/09
投稿数: 394
投稿日時: 2004-09-09 11:21
引用:

未記入さんの書き込み (2004-09-09 11:02) より:

一般的な販売管理であれば、納品した段階で(当月)売上になりますが、出版業の
販売管理システムの場合、納品では売上が立ちません。これは雑誌など 3ヵ月間の
返本が可能で 3ヵ月間返本推移を追います。そして、納品数 - 返本数 ではじめて売上が
立ちます。(実際には掛売りだから請求はさらに翌月か翌々月です。)さらに楽器店などへの
納品は(返本できない)売り切りが可能で、当月売上・翌月請求になるなどの例外もあり。

このような業種特有の業務(基本業務との差異)を知っていないと、
実装技術を持たない SE は生き残れないんじゃないかと思います。




最初の

>一般的な販売管理であれば、納品した段階で(当月)売上になります

っていうのがSEのデフォルト業務知識として必要な部分であって、例外があるって
事を把握していれば良いのではないでしょうか?あとはプロジェクトでの業務ヒアリ
ングでしっかりと吸収できればOKと思いますけどね。
でないと、世の中のすべての例外を把握していなければならないことになりますよ。
そりゃ無理でしょう。
「俺は「販売管理」専門のSEだ!」というように専門化するならある程度は可能で
しょうけど、生産管理も、販売管理も、会計もというような状態では...

野暮なつっこみ:
流通業界(とくにオークション系)等は「売り」と「買い」が同時に立つというような
こともあるので...

[ メッセージ編集済み 編集者: Beatle 編集日時 2004-09-09 11:26 ]
Wata
ぬし
会議室デビュー日: 2003/05/17
投稿数: 279
投稿日時: 2004-09-09 11:24
議論が熱いですね。どうも、Wataです。
引用:

[SE]
・データベース設計等も含めシステムを作る人。
 (ただし、システムを作ると言ってもSE複数のケースも当然ある)
・責任範囲にプログラミングも含む。
・作業としてのプログラミングを他のメンバーに委任することもある。
 (その場合、PEの高度な実装技術を設計に利用してよい)
・PEにスキルがあるならプログラムの設計から委任するのもあり。


うちの会社の場合、「SE」と呼ばれる人が作ってくれるのは
「要求仕様書」と呼ばれる要求機能の概要が書かれたドキュメントだけです。

対する私は「開発担当」と呼ばれます。(PGとは呼ばれない)
でその開発担当がやるのが、
基本設計、詳細設計、実装、単体テスト、結合テスト、
システムテスト、ユーザーズマニュアル作成、etc etc

ちなみに、明らかに不要(余分)な機能についてSEに
「これ要らないですよね〜」と尋ねると、「お客さんに聞いてみないと…」と答えられ、
一週間後に「やっぱり、あれはやる方向で…」といわれます。

というわけで、私もSE不要論者かな。
いや、環境が悪いだけかも知れない。うーん。
未記入
大ベテラン
会議室デビュー日: 2003/11/24
投稿数: 121
投稿日時: 2004-09-09 11:37
引用:

もし、「プログラマーがやればよい」からSE不要論になるなら、「実装技術を持った
SEが設計書なんて作る暇が合ったら自分でコーディングすりゃいいじゃん」という
プログラマー不要論にもなってしまいます。こういう議論は不毛だと思いますよ。


いや全然不毛じゃないです。SE不要論とプログラマ不要論は対立しません。「プログラマが
ユーザーヒアリングをする SE 不要論」も「SE がコーディングをするプログラマ不要論」も
SE = プログラマという同質のことを主張しているわけですから、論を戦わせる必要なんて
ありません。

これに対立する主張は、SE はプログラマと異なるスキルを持つとする、
SE/プログラマ分離論でしょう。ここでいう分離は、役割としてではなく、
保有スキルつまり職業としての分離・区別です。

SE には実装技術は必要ないといって分離するのであれば、プログラマ側からは
「じゃあ業務知識(精通)を持っているんだよね?」と言いたくなるんですが、
「業務知識(精通)も必要ない」と言い出し「SE に必要なのは設計能力だ」と言う。
で「業務を切り離した設計能力(論理的思考)ならプログラマも十分に備えている」と
反論しても答えは返ってきません。

業務知識を持たない SE が、プログラマより優れている点ってなんですか?
Beatle
ぬし
会議室デビュー日: 2003/06/09
投稿数: 394
投稿日時: 2004-09-09 11:39
引用:

Wataさんの書き込み (2004-09-09 11:24) より:

ちなみに、明らかに不要(余分)な機能についてSEに
「これ要らないですよね〜」と尋ねると、「お客さんに聞いてみないと…」と答えられ、
一週間後に「やっぱり、あれはやる方向で…」といわれます。




「不要な機能」というのがどういうものを差すのかわかりませんが、これはやっぱり
そうならざるを得ない部分があるのではないでしょうか。
開発業務の受け方や契約にも寄るのですが、SEと言えども「要求仕様に上げら
れた内容を勝手に削除する権限」は無いのですよ。必ず「お客さん」との合意の元
で削除しないと。(内部検討で発案されたブラックボックス部分(トレースや内部ログ他)
なら良いのですがね。)

まぁ、この場合レビューの時にその機能の目的や、必要性等をしっかりと把握しておけ!
っていう激なのですね。
未記入
大ベテラン
会議室デビュー日: 2003/11/24
投稿数: 121
投稿日時: 2004-09-09 11:48
引用:

>一般的な販売管理であれば、納品した段階で(当月)売上になります

っていうのがSEのデフォルト業務知識として必要な部分であって、例外があるって
事を把握していれば良いのではないでしょうか?あとはプロジェクトでの業務ヒアリ
ングでしっかりと吸収できればOKと思いますけどね。


販売管理システムを組んでいるプログラマも「一般的な販売管理」は知っているわけです。
例外部分を「あとは業務ヒアリングで吸収」としてしまうのであれば、実装技術を持つ
プログラマが直接ヒアリングしたほうがいいんじゃないでしょうか?

特有業務をヒアリングで済まそうとして、基本業務知識しか持たない、
実装技術を持たない SE がヒアリングをすることにどのようなメリットがあるのでしょう?
完全にプログラマに劣っているように見えるのですが…。

引用:

流通業界(とくにオークション系)等は「売り」と「買い」が同時に立つというような
こともあるので...


「売り」と「買い」が同時に立たない業界ってなんですか?

[ メッセージ編集済み 編集者: 未記入 編集日時 2004-09-09 11:54 ]

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