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DNS&BIND(第4版) 単行本 – 2002/2/26
本書は、ゾーンとゾーン管理者の成長にほぼ沿った形で構成されている。1章と2章では、ドメインネームシステムの理論について解説する。3~6章では、自分のドメインを立ち上げるべきかどうかの指針を示し、立ち上げると決めた場合にすべきことを説明する。中盤となる7~11章では、ゾーンの運用、ネームサーバを使うためのホストの設定、ゾーンの拡張計画、サブドメインの作成方法について解説する。終盤の12~16章では、トラブルシューティングのためのツールやDNSで発生する問題、リゾルバライブラリルーチンを使ったプログラミングについて解説する。
各章の内容をもう少し詳しく見ていこう
「1章 背景」では、DNSの開発の動機となった歴史的な経緯と問題点を紹介し、DNSの理論の概要について解説する。
「2章 DNSの仕組み」では、DNSの理論を掘り下げて、DNS名前空間の構成、ドメイン、ゾーン、そしてネームサーバについて詳しく解説する。さらに、名前の解決やキャッシュといった重要な概念も紹介する。
「3章 最初の仕事」では、BINDソフトウェアを持っていない場合の入手方法や、入手したBINDソフトウェアの使い方、自分のドメイン名の決め方、そして自分のゾーンを委任してくれる組織への連絡方法について解説する。
「4章 BINDの設定」では、ネームサーバデータベースの作成や、ネームサーバの起動、動作チェックなど、実際に2台のBINDネームサーバを設定する方法について詳しく述べる。
「5章 DNSと電子メール」では、DNSのMXレコードを取り上げる。MXレコードは、特定の宛先に宛てたメールの処理を代行するホストを指定するために、管理者が使うものである。この章では、インターネットファイアウォールを持つネットワークや、インターネットに直接接続できないホストなど、さまざまなネットワークやホストを考慮したメール配送経路を決定する戦略について解説する。
「6章 ホストの設定」では、BINDリゾルバの設定方法について解説する。また、主要なUNIXベンダによるリゾルバの実装とWindows 95、NT、および2000のリゾルバに特有な点についても述べる。
「7章 BINDの運用」では、ネームサーバの動作状況や権威のチェックなど、ゾーンをスムーズに運用するために必要な定期的な作業について解説する。
「8章 ドメインの拡張」では、ゾーンを大きくする方法や、移設や停止の計画など、ゾーンを拡張・発展させるための計画の立て方について解説する。
「9章 親の仕事」では、親ゾーンになることの喜びについて解説する。具体的には、いつ親になる(サブドメインを作る)べきか、子供にどのような名前をつけるか、子供をどうやって作るか(!)、そして子供をどのように見守っていくかについて述べる。
「10章 高度な機能」では、ネームサーバの動作をチューニングしたり、セキュリティを確保したり、管理を容易にしたりするための、普段はあまり使わないネームサーバの設定オプションについて解説する。
「11章 セキュリティ」では、ネームサーバのセキュリティを確保する方法と、インターネットファイアウォールに対応するようにネームサーバを設定する方法について解説する。また、DNSの新しい拡張機能であるDNSセキュリティ拡張とトランザクション署名についても述べる。
「12章 nslookupとdig」では、DNSのデバッグでもっともよく使うnslookupの詳細を解説する。また、リモートネームサーバから怪しい情報を見つけだすテクニックについても説明する。
「13章 BINDデバッグ出力の読み方」は、BINDのデバッグ情報の解読書である。この章では、BINDが出力する暗号のようなデバッグ情報を解読する方法を説明する。デバッグ情報を解読できれば、ネームサーバについての理解が深まるだろう。
「14章 DNSとBINDのトラブルシューティング」では、まず、DNSとBINDに関する多くの一般的な問題と、それらの解決法を紹介する。次に、それほど一般的ではなく、診断も難しい問題について解説する。
「15章 リゾルバおよびネームサーバライブラリルーチンを使ったプログラミング」では、BINDのリゾルバルーチンを利用して、Cプログラム中からネームサーバに問い合わせを出してデータを取り出す方法を具体的に示す。この章には、ネームサーバの動作や権威をチェックするための、役に立つ(ことを祈る)プログラムを入れておいた。
「16章 その他のトピック」では、14章までで紹介しきれなかった話題として、DNSのワイルドカード、ダイアルアップのためにインターネット接続がときどき途切れるホストとネットワーク、ネットワーク名のエンコーディング、実験的なレコードタイプ、そしてWindows 2000との関係について解説する。
「付録A DNSのメッセージフォーマットと資源レコード」では、DNSの問い合わせと応答で使われているフォーマットをバイト単位で解説する。また、現在定義されているすべての資源レコードのリストを掲載する。
「付録B BIND互換性一覧表」には、最も一般的なBINDリリースと、それぞれで利用できる最も重要な機能の対応表を掲載してある。
「付録C Linux環境でのBINDのコンパイルとインストール」では、BINDのバージョン8.2.3をLinux上でコンパイルするための方法を、手順を追って説明する。
「付録D トップレベルドメイン」では、インターネットのドメイン名空間に存在するトップレベルドメインの一覧を示す。
「付録E BINDネームサーバおよびリゾルバの設定」では、ネームサーバやリゾルバを設定するための構文と各パラメータの意味を要約する。
- 本の長さ736ページ
- 言語日本語
- 出版社オライリー・ジャパン
- 発売日2002/2/26
- ISBN-104873110742
- ISBN-13978-4873110745
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
DNS(ドメイン名システム)の事実上の標準ソフト「BIND」の解説書。第4版では,BIND9.1.0/8.2.3の記述を追加。Windows2000との併用時に重要な拡張機能を詳説。
(日経インターネットテクノロジー 2002/04/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : オライリー・ジャパン (2002/2/26)
- 発売日 : 2002/2/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 736ページ
- ISBN-10 : 4873110742
- ISBN-13 : 978-4873110745
- Amazon 売れ筋ランキング: - 921,581位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 403位サーバ
- - 48,953位科学・テクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
会社の後輩にも、この本の新版を勧めています。
これを読んでない奴は、一人前と認めない!
むしろIT部門がセキュリティに神経質で、サブドメインを委譲してもらうために
関係者を説得するなど、社内手続きのほうが設定よりもよほど面倒でした。
リゾルバーライブラリーを直接呼び出すコードを書いた際に本書を参考にしたら、
Solaris付属のリゾルバーにはns_name_uncompress()がなくて困りました。
実際にはdn_expand()がありましたが、この本では言及されていなかったので星4つです。
リゾルバーを呼び出すときには、OSのマニュアルも熟読しましょう。
この本は、分厚すぎて途中でとばし読みしましたが、
その結果、理解できないまま、途中で嫌になって、
本棚にしまってしまいました。
結局、別の『BIND入門』と言う本を購入したのですが、
これは入門書でわかりやすく、DNSサーバをたてるだけなら、
あっという間にできてしまいました。
その後、DNSサーバを運用しだすと、興味がわいてきて、
もう一度この本を読み返すと「あ~、なるほど」と意味がわかりました。
アマチュア(日曜サーバ管理者)が一冊目に買うのはおすすめしません。
理解を深めるための二冊目という感じでしょうか・・・
Sendmailと併せて、メール設定の際の2つの関門の一つです。
どうしてこういう書式にしたのかが、今一歩納得できないでいます。
考えられるのは、機能が拡張しやすいこと。
機能が拡張しやすいので、どんどん拡張してしまったこと。
他になにがあるでしょうか。
ps.
第15章は、鏡の国のアリスの引用があります。
「「そろそろ頃合」海象がいった
「あれやこれやのつもる話」」
ロアルドダールのチョコレート工場の秘密を飜訳している柳瀬尚紀が鏡の国のアリスを飜訳している。
監訳の高田広章は、ITRONで有名だ。そういえば、JPNICのドメインWGの主査もしていた。
この本のデメリットとしては、実際の設定などはもりもりでてくるのですが、オライリーなので、やはり入門書に見られるようなわかりやすすぎるような図解などはなかったので、どう操作すればそれを設定できるのだろうか?と言う理解までには至る事はできませんでした。
しかし、本当にそのような初歩的なところさえクリアできれば、もしくはあらかじめLinuxかDNSの知識が少しでもあれば、あとは役に立たない事は書いてないんじゃないかと思うくらいためになる内容でした。著者の技術力には圧倒します。
この本を完全に理解できたとすれば、それは既に上級者並みの技術力になっているのかもしれません。
自分は同じくオライリーのDNSの本はまだ読んだ事ないのでわかりませんが、オライリー出版の本を除けば、この本だけでDNS、特にBINDの基礎知識は完全に網羅できるのではないかと思いました。
また、応用的な例もかなりあるので、全てが参考になることでしょう。
BIND 9に対応しています。
BINDを運用する人は是非持っておくべきでしょう。
内容的には基本的に前半部分は第3版とあまりかわらない。ただし、BIND9で大幅に変更された部分に対しては、ほぼ網羅されているといってよく、初版からこれで4冊目が我が家の本棚に並ぶことになった。
初めてBINDを触るひとには「BIND入門(アスキー)」の方を勧める。こちらは非常にコンパクトだがよくまとまっており、バッタ本ほどの威圧感がない。しかも価格が低価格。そちらを読んで、とりあえずBINDを動かしてから本書を読むと理解が進むと思う。
何はともかく、手元に置いておく必要があるマスターピースのような存在であることは否定のしようがない。インターネットに関わるエンジニア必携である。まぁ、Windowsのことに無理やり触れなくてもいいような気もするが・・・