IDoc/XMLというのは、R/3リリース4.0ごろにリリースされたインターフェイス技術で、SAPシステムと外部システムとの連携をインターネット環境で実現するために開発されたものだ。このインターフェイス技術の場合、外部システム(連携ソフトウェア)とSAPシステムが直接、連携しているわけではなく、その間にSAP Business Connectorという別のアプリケーションを適用することによって実現されている。SAPシステムとSAP Business Connector間はALEテクノロジによりデータ連携されており、IDocとIDoc/XML間の変換および外部システム(連携ソフトウェア)とのHTTP/HTTPSによるシステム連携はSAP Business Connectorが担っている。
この場合、SAPシステムと連携ソフトウェアとの間にSAP Business Connectorが入っているため、開発しなければならないアプリケーションが1つ追加されるうえに、運用においてサーバ(ハードウェア)やアプリケーション(ソフトウェア)などでシステム管理が煩雑になる。しかも、SAP Business Connectorと外部ソフトウェア(連携ソフトウェア)間をHTTP/HTTPSプロトコルで接続するために、開発、運用においてセキュリティについても考慮しなければならない。しかしながら、IDoc以外にもXML化したRFC、BAPIによるシステム連携も可能であるということを付け足しておく。