Ruby on Rails 2.0も強力サポート

生産性を向上させるRuby向け統合開発環境カタログ

佐藤 聖規

2008/8/18

生産性が高いと評判のプログラミング言語「Ruby」。統合開発環境を整えることで、さらに効率的なプログラミングが可能になる(編集部)

 システム開発現場で使えるIDEとは

 RubyのWebアプリケーションフレームワークであるRuby on Railsの一般公開から4年がたち、システム開発の現場でもRubyの採用を耳にするようになってきました。

 2007年12月にはRuby on Rails 2.0も登場し、Rubyはますます利用シーンが増えています。

 スクリプト言語の場合、テキストエディタとコマンドラインコンソールで操作するケースが多いですが、快適なプログラミングを行うにはやはりIDE(統合開発環境)が必要です。

 Javaや.Netの開発現場ではEclipseVisual StudioといったIDEが開発には欠かせません。Rubyの開発では、まだまだIDEの利用率は低いかもしれませんが、IDEを使うと「シンタックス(文法)チェック」「コーディングアシスト」「GUIデバッガ」などのさまざまなメリットを享受し、Rubyの高い生産性をさらに向上させることができます。

 そこで、本稿では実際のシステム開発現場をサポートできるレベルのIDEを3つ紹介し、その特徴を解説します。選定の基準は「Ruby on Rails 2.0をサポートし、IDEとしての基本機能を最低限備えていること」です。

 今回、取り上げるIDEは次のとおりです。

 評価ポイントは以下のとおりです。各機能を充実度に応じて「優」「良」「可」「不可」で評価します。

  • インストールの手軽さ
  • 基本機能
    −エディタ
    −デバッガ
    −テスト
    −リファクタリング
    −サーバ統合
    −Ruby、Railsコマンド実行
  • 付加機能
    −HTML、JavaScript編集
    −データベース管理サポート
    −バージョン管理サポート
  • 日本語化、サポートほか
 
1/5

Index
生産性を向上させるRuby向け統合開発環境カタログ
Page1
システム開発現場で使えるIDEとは
  Page2
NetBeans〜オールインワンIDE
  Page3
Aptana Studio+RadRails〜Web 2.0もサポート
  Page4
3rdRail〜本格的な商用IDEでサポートが充実
  Page5
Ruby IDE選択のポイント

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