Force.com Free Editionで学ぶSalesforce開発

第2回 Force.com IDEでPagesを作ろう

馬屋原 隼人
株式会社SORICH

2010/1/14

クラウドプラットフォームをいち早く世の中に打ち出したSalesforce。Force.com上でのアプリケーション開発を学ぼう(編集部)

Force.comにおける開発方法を選択しよう

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 第1回「Salesforceで開発するということ」では、Force.comで開発するためのアカウントの選択と取得について解説しました。今回から、実際の開発手法に入っていきます。

 Force.comでの開発を行う際、その方法としてSalesforce.comにログインして直接開発するか、Salesforce提供のEclipseプラグイン(Force.com IDE)を利用するかという2つのうち、どちらか選ぶ必要があります。

 それぞれ、可否や利点・欠点があります。下記の説明を読んで、どちらの方法で開発するか選択して下さい。

Force.com Free Editionで学ぶSalesforce開発 バックナンバー

・Webブラウザで開発する

 Salesforce.comにログインして、Web上で開発する手法は、Salesforce CRM Developper Editionを採用した場合に利用できます。Salesforce CRM上で直接プログラムを記述できるため、動作確認のためのデプロイが不要になりスピーディな開発が可能になります。

 ただし、Salesforce CRM Enterprise Editionなどにデプロイする際には、別途デプロイする環境を用意する必要があります。

・Eclipseで開発する

 Eclipseを利用した場合、Force.comのEditionを問わず開発が可能です。第1回で取得したアカウントID/パスワードと、後述するセキュリティトークンを利用して、Force.comプラットフォームに接続し、EclipseプロジェクトとForce.com環境を同期させて開発していきます。動作確認するために毎回デプロイ作業が必要になります。

 なお、環境準備が必要になるのはForce.com Code(旧Apex Code)を利用する場合です。カスタムオブジェクトの作成や、Force.com Pages(旧VisualForce)の開発では、開発環境が必須というわけではありません。その場その場に相応しい開発方法を選んで利用してください。

EclipseとForce.com IDEを準備しよう

 Force.com IDEが対応しているEclipseのバージョンは3.3/3.4です。残念ながら、本稿執筆時点(2009年12月24日)では、Eclipseの最新バージョンである3.5に対応していないようです。

 Eclipseについては、ほかに分かりやすい記事がたくさんあるので割愛して、今回はEclipse 3.4を起動してある状態から話を始めたいと思います。

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Eclipse(@IT キーワードINDEX)

 まず、起動しているEclipseの[ヘルプ]−[ソフトウェア更新]−[使用可能なソフトウェア]のタブからForce.com IDEのURLを登録します。サイトの追加で、ロケーションに、http://www.adnsandbox.com/tools/ide/install/を追加して下さい。

 サイトの追加ができたら、追加されたサイトのチェックボックスをチェックして、インストールボタンを押します。要件・依存関係のチェックに時間がかかることがありますが、わくわくしながら待ちましょう。

 しばらく待つと、「Force.com IDEをインストールするけど確認して!」という画面になるので、チェックが入っていることを確認してから「次へ」を押します。使用条件の条項に同意します/しませんの選択画面になりますので、同意してインストールを開始しましょう。

 インストールには多少時間がかかります。じっと眺めていないで、後述するカスタムオブジェクトでも作成しながら待っていましょう。インストールが終了するとEclipseの再起動を求められるので、素直に再起動しましょう。

セキュリティトークンの取得

 さて、Force.com IDEのインストールが終わりました。新規プロジェクト作成で、「その他」を選択してください。いつも使うようなJavaプロジェクトやWebプロジェクトとは別に、Force.comというディレクトリができていると思います。[Force.com]−[Force.com Project]を選択して「次へ」をクリックします。

 作成するプロジェクトが接続するForce.com(もしくはSalesforce CRM)への接続情報を要求されますので、各項目を入力します。ここで、冒頭で触れたセキュリティトークンが必要になりますので、設定してしまいましょう。

 セキュリティトークンとは、外部システム(今回のForce.com IDEや外部Webサービスなど)からAPI経由でForce.com/Salesforce CRMにアクセスし、ログインするために必要になるセキュリティ用の文字列です。ログインに利用するアカウントごとに設定する必要があります。

 Salesforce.comにログインすると、画面上部中央あたりに[設定]というリンクがあります。Force.comの開発は、すべてこのリンクが起点となりますので、覚えておいてください。

●Force.comの開発は[設定]が起点(画像をクリックすると拡大します)
Force.com開発の起点となる[設定]

 [設定]をクリックすると、左側のメニューに設定項目が並びます。今回はアカウントに対するセキュリティトークンの発行が目的ですので、[私の個人情報]−[私のセキュリティトークンのリセット]をクリックします(ちなみに、メニューの項目をクリックする際に、文字部分ではなく+のアイコンをクリックすると遷移が発生せずに下位項目のリストが開くので、少しでもスピーディに開発したい人は利用してください)。

 画面中央に表示されたセキュリティトークンのリセットボタンをクリックすると、アカウントに設定されているメールアドレスあてにセキュリティトークンが送られてきます。

Eclipseプロジェクトの作成

 ログインID/パスワード/セキュリティートークンをForce.com IDEに入力してください。Project nameには任意の名前を、Environmentはデフォルト(Production/Developper Edition)を設定します。

 「次へ」をクリックするとログイン確認が行われ、ダウンロードする情報を選択する画面になります。パッケージごと(開発アプリケーション単位)の同期も可能ですが、今回はApex and Visualforceを選択しましょう。Web開発に必要となるクラスやトリガ、 Force.com Pages、静的リソースなどがひととおり管理できます。

 「完了」をクリックすると、ログイン先のForce.com/Salesforce CRM環境からデータをダウンロードしてきます。

 Eclipseのパッケージエクスプローラに先ほど指定したProject nameのプロジェクトができあがっています。srcディレクトリ以下が管理するソース群になります。

 これで開発の準備が整いました。このプロジェクトを目いっぱい堪能する前に、次項でカスタムオブジェクトを作成してしまいましょう。

 
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Index
Force.com IDEでPagesを作ろう
  Page1
Force.comにおける開発方法を選択しよう
EclipseとForce.com IDEを準備しよう
セキュリティトークンの取得
Eclipseプロジェクトの作成
  Page2
カスタムオブジェクトの作成
カスタム項目を追加しよう
  Page3
Force.com Pages(旧Visualforce)の作成
カスタム項目を追加しよう
Force.com Pagesを確認しよう

index Force.com Free Editionで学ぶSalesforce開発

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