buildout.cfgの調整
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まだ掲示板は完成していませんが、データモデルとテストの実装までができましたので、今後の配布のことを考えて、buildout.cfgファイルを少し変更しておきましょう。
このファイルは、zc.buildoutというソフトウェアの開発と配布を便利にしてくれるPythonで作られたシステムの設定ファイルです。
ファイルの中身はいわゆるINIファイル形式で、テキストエディタで編集できます。grokprojectのデフォルトでは最新の開発版パッケージを使うようになっているのですが、配布のときにパッケージ間の依存関係に問題が出るときがあります。ここではバージョンを指定して、依存関係の問題が出ないように変更します。zc.buildoutの詳しい機能については、今後の連載で触れていきたいと思います。
それでは、現在のbuildout.cfgの中を見てみましょう。以下はbuildout.cfgファイルの先頭部分です。ここで紹介しているbuildout.cfgはgrok-0.13用のものです。先日リリースされた最新版のgrok-0.14を使っている場合には少し違う部分があります。次回の記事で0.13から0.14に移行する方法を紹介します。
[buildout] |
| buildout.cfg |
eggs-directoryは筆者の環境のものですが、皆さんのファイルには別の値が書かれていると思います。これが配布時にはトラブルのもとになるので、削除しておきましょう。eggs-directoryの設定がなければ、buildoutは個々のユーザーの設定を使うようになります。
さらに変更する必要があるのは、find-linksです。初期値は最新のパッケージを使う設定になっているので、すでにバージョンが固定されているZope 3.4版のパッケージを使うように変更します。
grok-0.13ではパッケージ間の依存関係の問題があり、上手くビルドできない場合があります。それを解決するために2つのパッケージのバージョンを固定します。grok-0.14を使っている場合には問題ありません。[versions]のセクションで「パッケージ名 = バージョン」と記述して、利用するパッケージのバージョンを指定できます。変更後のbuildout.cfg(先頭部分のみ)は次のようになります。
[buildout] |
| buildout.cfg |
[buildout]の項目を変更し、[versions]を新たに追加しました。
buildout.cfgを更新したら、最後にbuildoutコマンドを実行して、開発環境を更新しましょう。
$ ./bin/buildout |
以上で、開発環境は更新されました。buildout.cfgの変更は利用するパッケージの追加や初期設定ファイルの変更などに行い、その都度、buildoutコマンドを実行する必要があるので覚えておきましょう。
Subversionにコミットする
それでは、ここまでに開発した分をレポジトリにコミットしておきましょう。コミットするべきファイルは、grokprojectコマンドで開発環境を作ったときに自動的に追加されているものと、src以下のディレクトリとPythonのソースコードです。以下がその一覧です。
buildout.cfg |
以上、今回はアプリケーションの開発の初めの一歩、データモデルとスキーマの定義、簡単なユニットテストとソースコード管理について見てきました。
今回作成したソースコードをダウンロードできるようにしましたので、圧縮ファイルを展開後に、buildoutコマンドを使ってセットアップしてください。
| ファイルダウンロード: | |
| MyForum_atmarkit_zope3_03.tar.gz | |
また、自分でどんどんZope 3とGrokを勉強したいという方は、ぜひGrokのWebサイトとZope.orgのレポジトリをご覧になることをお勧めします。
| 関連リンク: | |
| Grok http://grok.zope.org/ |
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| Zope.orgのGrokサンプルアプリケーション http://svn.zope.org/grokapps/ |
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次回は、grok-0.14への移行方法の解説、そして掲示板の表示と入力の機能の実装を通して、もっとWebアプリケーションらしい部分、HTMLを生成するテンプレートと入力フォームを中心に、MVCのVであるビュー機能について、第2回よりも深く掘り下げていきたいと思います。お楽しみに。
3/3 |
| Index | |
| 掲示板を作ろう(データモデルの定義とユニットテスト) | |
| Page1 grokprojectでアプリケーションの開発環境を作る データモデルを考える |
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| Page2 インターフェイスでスキーマを定義する ユニットテストを書く |
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| Page3 buildout.cfgの調整 Subversionにコミットする |
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Zope 3とは何ぞや? バックナンバー
- 第1回 Zope 3の魅力に迫る
- 第2回 ビュークラスとZPTを使って簡易RSSリーダ作成
- 第3回 掲示板を作ろう(データモデルの定義とユニットテスト)
| Zope 3とは何ぞや? |
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