Oracle管理者のためのSQLリファレンス

初期化パラメータ

初期化パラメータはOracleのインスタンスおよびデータベースの構成を記述したリストで、テキスト形式の「初期化パラメータ・ファイル」とバイナリ形式の「サーバー・パラメータ・ファイル」の2種類あります。インスタンスを起動するには、このどちらかを読み取る必要があります。初期化パラメータを調整することで、最適なパフォーマンスを得ることが可能になります。(SQLの表記ルールは、こちらから参照できます)

現在使用しているパラメータの値をすべて表示する
SHOW PARAMETERS
このSQL*Plusコマンドを発行すると、現在使用しているパラメータの値がすべて表示されます。
関連項目:現在使用している特定のパラメータの値を表示する 現在有効なパラメータの値を動的パフォーマンスビューから表示する

現在使用している特定のパラメータの値を表示する
SHOW PARAMETERS [parameter name]
SHOW PARAMETERSコマンドに表示させたいパラメータの文字列(その一部でも可)を入力すると、その文字列を含むすべてのパラメータが表示されます。
関連項目:現在使用しているパラメータの値をすべて表示する 現在有効なパラメータの値を動的パフォーマンスビューから表示する

現在有効なパラメータの値を動的パフォーマンスビューから表示する
SELECT * FROM v$parameter;
-- または
SELECT * FROM v$parameter2;
V$PARAMETERを使用すると、現在有効なパラメータの値が表示されます。V$PARAMETER2は各リスト・パラメータ値が行として出力されるので、リスト・パラメータ値の識別が容易になります。
関連項目:現在使用している特定のパラメータの値を表示する 現在使用しているパラメータの値をすべて表示する

現在有効なサーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)の内容を動的パフォーマンスビューから表示する
SELECT * FROM v$spparameter;
V$SPPARAMETERを使用すると、サーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)の現在の内容が表示されます。パラメータが指定されていないと、ISSPECIFIED列にFALSEが返されます。また、インスタンスの起動にサーバー・パラメータ・ファイルが使用されていないと、各行のISSPECIFIED列はすべてFALSEとなります。
関連項目:現在有効なパラメータの値を動的パフォーマンスビューから表示する サーバー・パラメータ・ファイル使用時に、動的パラメータ値を変更する

サーバー・パラメータ・ファイル使用時に、動的パラメータ値を変更する
ALTER SYSTEM SET name = 'value' SCOPE=[SPFILE | MEMORY | BOTH];
サーバー・パラメータ・ファイル使用時に動的初期化パラメータ値を設定または変更するには、ALTER SYSTEM文のSET句に変更するパラメータ名(name)と値(value)を指定します。値が文字列の場合、シングルクォートで囲みます。

オプションのSCOPE句を使用して、変更の適用範囲を指定できます。動的パラメータ値に対する変更では、SCOPE=SPFILEはサーバー・パラメータ・ファイルのみに変更が適用され、次にデータベースを起動したときに変更が有効となります。SCOPE=MEMORYはメモリのみに変更が適用され、即時に変更が有効となりますが、次にデータベースを起動したときには変更が無効となります。SCOPE=BOTHでは、サーバー・パラメータ・ファイルとメモリーの両方に変更が適用されます。SCOPE句を省略した場合のデフォルト動作は、SCOPE=BOTHです。
関連項目:現在有効なサーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)の内容を動的パフォーマンスビューから表示する サーバー・パラメータ・ファイル使用時に、静的パラメータ値を変更する

サーバー・パラメータ・ファイル使用時に、静的パラメータ値を変更する
ALTER SYSTEM SET name = 'value' SCOPE=SPFILE;
サーバー・パラメータ・ファイル使用時に静的初期化パラメータ値を設定または変更するには、ALTER SYSTEM文のSET句に変更するパラメータ名と値を指定し、SCOPE句にSPFILEを指定します。変更は次にデータベースを起動したときに有効となります。静的パラメータ値の変更では、SCOPE句にMEMORY/BOTHを指定することはできません。
関連項目:サーバー・パラメータ・ファイル使用時に、動的パラメータ値を変更する

初期化パラメータ・ファイル使用時に、動的パラメータ値を変更する
ALTER SYSTEM SET name = 'value' [SCOPE=MEMORY];
初期化パラメータ・ファイル使用時に動的初期化パラメータ値を設定または変更するには、ALTER SYSTEM文のSET句に変更するパラメータ名と値を指定します。初期化パラメータ・ファイル使用時では、SCOPE句に指定できるのはMEMORYのみで、これが省略時のデフォルト動作です。変更は即時に有効となりますが、次にデータベースを起動したときには変更が無効となります。
関連項目:サーバー・パラメータ・ファイル使用時に、動的パラメータ値を変更する

初期化パラメータ・ファイル使用時に、静的パラメータ値を変更する
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初期化パラメータ・ファイル使用時は、コマンドから静的パラメータを変更するメカニズムはありません。ディスク上の初期化パラメータを手動で編集します。

初期化パラメータ値のリストア
ALTER SYSTEM SET name = '';
初期化パラメータをデフォルトの値にリストアするには、文字列の場合はシングルクォーテーションで空文字を指定します。数値およびブール値の場合は、元のデフォルト値を明示的に設定する必要があります。

初期化パラメータ・ファイルからサーバー・パラメータ・ファイルを作成する
CONNECT username/password AS [SYSDBA | SYSOPER]
手順1 SQL*Plusセッションを起動したら、管理者アカウント(デフォルトではsysまたはsystem)として、SYSDBA(あるいはSYSOPER)システム権限でOracleデータベースに接続します。
CREATE SPFILE [= '/u01/oracle/dbs/test_spfile.ora']
       FROM PFILE [= '/u01/oracle/dbs/test_init.ora'];
手順2 初期化パラメータ・ファイルからサーバー・パラメータ・ファイルを作成するには、CREATE SPFILE文で作成するサーバー・パラメータ・ファイルを指定し、FROM PFILE句で元になる初期化パラメータ・ファイルを指定します。ファイル名を省略すると、デフォルトのファイル名を使用します。
関連項目:サーバー・パラメータ・ファイルから初期化パラメータ・ファイルを作成する

サーバー・パラメータ・ファイルから初期化パラメータ・ファイルを作成する
CONNECT username/password AS [SYSDBA | SYSOPER]
手順1 SQL*Plusセッションを起動したら、管理者アカウント(デフォルトではsysまたはsystem)として、SYSDBA(あるいはSYSOPER)システム権限でOracleデータベースに接続します。
CREATE PFILE [= '/u01/oracle/dbs/test_init.ora']
       FROM SPFILE [= '/u01/oracle/dbs/test_spfile.ora'];
手順2 サーバー・パラメータ・ファイルから初期化パラメータ・ファイルを作成するには、CREATE SPFILE文で作成する初期化パラメータ・ファイルを指定し、FROM SPFILE句で元になるサーバー・パラメータ・ファイルを指定します。ファイル名を省略すると、デフォルトのファイル名を使用します。
関連項目:初期化パラメータ・ファイルからサーバー・パラメータ・ファイルを作成する

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