Oracle管理者のための「時間術」
2009/3/6
かつてOracleメンテナンス担当は三重苦だった!?
Oracle Databaseの運用管理やトラブル時の復旧に対してどのようなイメージがあるかといえば、「ほかの(RDBMS)より難しい」「ほかのより大変だ」「ほかのより覚えることが多い」というイメージが強い。
もちろん、データベースの運用管理やトラブル対応は簡単なものではないが、Oracle Databaseには実際の難しさ以上のイメージがつきまとってしまう。
9iまでの「職人芸」とそれ以降
Oracle 9i Databaseまでであれば、SQL*Plusで接続してSQL文をいろいろ駆使しなければならず、状況に応じたSQL文を実行してその結果を使って次に別のSQL文を実行して、という感じで対応しなければならず、「難しい」「大変だ」「覚えることが多い」というイメージどおりだった。というよりも、このころの大変さがこのイメージをつくったといっても過言ではないだろう。
一方、Oracle Database 10g以降でWeb版のEnterprise Manager Database Controlが提供された後はどうだろうか。
●Enterprise Manager 11g Database Control
使い勝手のいいWebベースのGUIを備えたEnterprise Manager Database Controlを使えば、「他のより難しい」「他のより大変だ」「他のより覚えることが多い」というOracle Databaseのイメージはもはや時代遅れのイメージだとすぐに分かるだろう。
オラクルでは、Enterprise Manager Database Control以前のコマンドやスクリプトを駆使してデータベースを自在に操って管理するデータベース管理者を「DBA 1.0」、Enterprise Manager Database Controlを使ってITインフラストラクチャの構築、管理、運用を効率的にこなしていく次世代データベース管理者を「DBA 2.0」と呼んでいる。
本稿では以降、解説の便宜上、DBA 1.0対DBA 2.0として障害への対応方法の比較を進めていく。
Round0:障害対応対決〜両者のスペック
運用中にデータベースが突然使えなくなったと仮定しよう。DBA 1.0とDBA 2.0はそれぞれどのような手順で原因を調査してデータベースを復旧するだろうか。実際にデータベース障害を発生させてその手順と必要な時間を測定してみよう。
なお、作業前提としては、アーカイブログモードで稼働、データベース全体のフルバックアップが存在するものとする。
DBA 1.0のシステム構成
DBA1.0の管理ツールはSQL*Plusだ。クライアントPC上のSQL*Plusからリモート接続しても利用できるし、Oracleインスタンスがオープンしていなかったり、リスナーが落ちてしまったりしたときのことも考慮して、リモートデスクトップ、telnet、sshなどのリモート環境の準備も怠らない。もちろん、自分がよく使うコマンドやスクリプトをクライアントPC上にため込んで万が一の事態に備えている。
●DBA 1.0のシステム構成
DBA 2.0のシステム構成
DBA 2.0の管理ツールはEnterprise Manager Database Controlだ。Enterprise Manager Database ControlはOracleインスタンスやリスナーとは別プロセスとして独自に動いており、Oracleインスタンスやリスナーが動いていなかったとしてもさまざまな操作が可能だ。よって、httpsのプロトコルが通ればどこででも管理操作ができる。また、操作はGUIで行うため、よく使うコマンドやスクリプトを自分で保存しなくてもGUIの操作さえ習得すればいつでも万が一の事態に対応できる。
●DBA 2.0のシステム構成
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| Oracle管理者のための「時間術」 | |
| Page 1 ・かつてOracleメンテナンス担当は三重苦だった!? 9iまでの「職人芸」とそれ以降 ・Round0:障害対応対決〜両者のスペック DBA 1.0のシステム構成 DBA 2.0のシステム構成 |
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| Page 2 ・Round1:障害対応対決 DBA 1.0の障害対応:達人クラスで作業時間5分 |
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| Page 3 DBA 2.0の障害対応:誰がやっても4分以内! |
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| Page 4 ・Round2:ボトルネック調査対決 DBA 1.0の対応:「もう1回発生したら分かるかも」 DBA 2.0の対応:問題のクエリを即、究明 ・最後に:少ない作業コストで状態把握を |
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