.NET TIPS Visual Studioのコード・エディタでボックス選択をするには?デジタルアドバンテージ 一色 政彦2010/07/01 |
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Visual Studioのコード・エディタを含めた一般的なエディタでは、マウス・カーソルで選択開始位置をクリックし、そこから選択終了位置までドラッグすることで、エディタ内のテキストを選択できる(このようなテキスト選択は「ストリーム選択」と呼ばれる)。もしくは、[Shift]+[→]/[←]/[↑]/[↓]キーでテキスト選択しても、ストリーム選択を行える。
次の画面はストリーム選択の例だ。
ストリーム選択 |
このように、ストリーム選択は、選択開始から選択終了まで、すべての文字列をきっちり選択する。
しかし、上の画面の例の場合、例えば「100」と「200」の部分だけを四角形(=ボックス)で選択したいというケースもあるだろう。だがストリーム選択では、上の画面の例のように、
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という不要な部分まで選択されてしまう。この問題に対処するには、Visual Studioのコード・エディタの標準機能であるボックス選択を用いればよい。
ボックス選択は、マウス・カーソルで選択位置をクリックし、そこから選択終了位置まで[Alt]キーを押しながらドラッグすることで行える。もしくは、[Alt]+[Shift]+[→]/[←]/[↑]/[↓]キーでも行える。
次の画面は実際にボックス選択を行った例である。
ボックス選択 |
ボックス選択を活用すれば、複数行のテキストをまとめて編集できる。次の画面は、その例。
複数行のテキストをボックス選択して切り取り |
ボックス選択した場所に複数行のテキストを貼り付け |
ボックス選択を活用したコード編集 |
この例で分かるように、同じ記述形式のコードが複数行にわたって大量にあり、それをまとめて編集したい場合には、ボックス選択が便利だ。
カテゴリ:Visual Studio 2005 処理対象:IDE |
「.NET TIPS」 |
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