.NET TIPS マウス・ホイールによるズーム操作を無効にするには?[VS 2010以降]デジタルアドバンテージ 遠藤 孝信2010/07/29 |
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「TIPS:Visual Studioのテキスト・エディタのフォント・サイズを簡単に変えるには?」で紹介しているように、Visual Studio 2010のテキスト・エディタでは、[Ctrl]キーを押しながらマウスのホイールを回すことにより、文字サイズを簡単に変更できる。
しかしながら、固定的な環境でしか開発しないような場合などでは、このようなズーム機能は不要であることが多い(かつ、連続的な編集操作の最中に、この機能がマウス・ホイールによる画面スクロールの邪魔になることもある)。
このマウス・ホイールによるズームを無効にするオプションはVisual Studio 2010には用意されていないが、Visual Studio 2010の拡張機能である「Disable Mouse Wheel Zoom」をインストールすることにより無効化が可能だ。
特に設定可能なオプションなどはなく、単に「Disable Mouse Wheel Zoom」をインストールすれば、マウス・ホイールによるズームが無効になる。なお、ホイールによるズームは無効になるが、エディタ左下隅に表示されている倍率を変更すればズーム自体は可能だ。
「Disable Mouse Wheel Zoom」のインストール
「Disable Mouse Wheel Zoom」をインストールするには、Visual Studio 2010を起動し、まず[ツール]メニューから[拡張機能マネージャー]を選択して、[拡張機能マネージャー]ダイアログを開く。
そして、ダイアログ左側にあるリストボックスから「オンライン ギャラリー」を選択してから、右上の検索欄に「Disable Mouse Wheel Zoom」と入力してオンライン・ギャラリーを検索してほしい。
[拡張機能マネージャー]ダイアログ |
リストボックスから「オンライン ギャラリー」を選択し、「Disable Mouse Wheel Zoom」を検索したところ。作者のNoah Richards氏はMicrosoftの社員。 |
「Disable Mouse Wheel Zoom」が見つかるので、[ダウンロード]ボタンをクリックすればインストールが開始される。なお、追加した拡張機能を有効にするには、Visual Studioの再起動が必要となる。
「Disable Mouse Wheel Zoom」のソース・コードは「github」で公開されている。
カテゴリ:Visual Studio 2010 処理対象:拡張機能 関連TIPS:Visual Studioのテキスト・エディタのフォント・サイズを簡単に変えるには? |
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「.NET TIPS」 |
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