.NET TIPS
[ASP.NET]ページ・タイトルを実行時に設定するには?
デジタルアドバンテージ
2004/03/05
HTMLでは<title>要素によりそのページのページ・タイトルを記述することができ、ページ・タイトルとして設定された文字列は、例えばInternet Explorerではウィンドウのタイトル・バーに表示されたりする。ASP.NETのWebフォームでも同様で、.aspxファイルの<head>要素内で文字列を<title>タグと</title>タグで囲むことによりページ・タイトルを設定できる。
本稿では、このページ・タイトルを実行時に動的に設定する方法について解説する。これにはいくつかの方法が考えられるが、ここでは<title>タグにrunat="server"属性を追加する方法と、<title>要素にインライン式を埋め込む方法の2つを紹介する。
<title>タグにrunat="server"属性を追加する方法
最初の方法は、<title>タグにrunat="server"属性を追加して、<title>要素をHTMLサーバ・コントロールとして扱うやり方だ。この属性を付加することにより<title>要素は単なる文字列ではなく、1つのコントロールとしてサーバ側でインスタンス化される。つまり、プログラム・コードからアクセスできるようになる。
ASP.NETの開発環境としてVisual Studio .NETを使用している場合には、デザイン画面でHTML表示にして<title>タグを修正する。このときid属性により名前を付けておく必要がある。これにより、id属性で指定した名前を使って、プログラムから明示的に<title>要素にアクセスできる。
<HTML>
<HEAD>
<title id="myTitle" runat="server" ></title>
……
id属性とrunat="server"属性を追加した<title>タグ
Visual Studio .NETを使用している場合には、.aspxファイルをHTML表示して<title>タグを修正する。
runat="server"属性が付けられた<titile>要素は、実行時にはHtmlGenericControlクラス(System.Web.UI.HtmlControls名前空間)のインスタンスとして生成され、そのid属性で指定した名前で参照される。
プログラム・コード側では、まずid属性で指定した名前のメンバを宣言しなければならない(実行時には、これにHtmlGenericControlオブジェクトが代入される)。HtmlGenericControlオブジェクトでは、最終的に出力されるタグ(今回の場合は<titile>タグと</title>タグ)で囲まれる文字列をInnerTextプロパティで指定することができるため、このプロパティにページ・タイトルを設定すればよい。
/// <summary>
/// WebForm1 の概要の説明です。
/// </summary>
public class WebForm1 : System.Web.UI.Page
{
protected HtmlGenericControl myTitle;
private void Page_Load(object sender, System.EventArgs e)
{
// ページを初期化するユーザー コードをここに挿入します。
myTitle.InnerText = "ページ・タイトルを設定";
}
……
}
ページ・タイトルを設定するためのC#のコード
この例では、ページが作成されるときに最初に呼び出されるPage_Loadメソッドでページ・タイトルを設定している。
ちなみに、コードビハインドを使用せずに単体の.aspxファイルですべてを記述する場合には、myTitleメンバの宣言は不要だ(内部で自動生成される)。
<title>要素にインライン式(<%= 〜 %>)を埋め込む方法
インライン式(<%= 〜 %>)は、.aspxファイル内に記述して、ページのメンバを文字列として表示するためのものである。ページ・タイトルとなる文字列変数をこのインライン式で参照し、それを<title>要素に埋め込んでおいても、プログラム・コードから動的にページ・タイトルを設定することができる。
具体的には、まず適当な名前の変数をインライン式で<title>要素内に記述する。
<HTML>
<HEAD>
<title><%= myTitle %> </title>
……
インライン式を埋め込んだ<title>タグ
このインライン式はプログラム・コードのメンバとして宣言されている「myTitle」という名前の変数の内容を文字列として表示する。
プログラム・コードでは、インライン式に記述した変数(myTitle)をクラスのメンバとして宣言し、単に値を代入すればよい。
/// <summary>
/// WebForm1 の概要の説明です。
/// </summary>
public class WebForm1 : System.Web.UI.Page
{
protected string myTitle;
private void Page_Load(object sender, System.EventArgs e)
{
// ページを初期化するユーザー コードをここに挿入します。
myTitle = "ページ・タイトルを設定";
}
……
}
ページ・タイトルを設定するためのコード
この例では、ページが作成されるときに最初に呼び出されるPage_Loadメソッドでページ・タイトルを設定している。
ここでの例のように、コードビハインドにより記述している場合には、.aspxファイルの内容は最初のページ・アクセス時にコンパイルされ、.csファイル(あるいは.vbファイル、Visual Studio .NETでは拡張子は「.aspx.cs」や「.aspx.vb」などになっている)で記述されているクラスの子クラスとなる。よってインライン式に記述するメンバのアクセス修飾子はprotectedやpublicでなければならない。
カテゴリ: Webフォーム 処理対象: ページ
使用ライブラリ: HtmlGenericControlクラス(System.Web.UI.HtmlControls名前空間)
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