.NET TIPS [Silverlight 2]アプリケーションをインターネットで公開するには?デジタルアドバンテージ 遠藤 孝信2009/06/04 |
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自作のSilverlightアプリケーションをほかの人にも使ってもらいたいが、それを公開するのに必要なホスティング環境がない。そんな場合には、MicrosoftがWindows Liveの1サービスとして運営している「Silverlight Streaming」を利用すれば、無償でSilverlightアプリケーションをホストできる。
Silverlight Streamingは、その名称からも分かるように、本来はSilverlightによるビデオ配信のためのサービスだが、Visual Studioなどで作成したSilverlightアプリケーション(.xapファイル)も配置可能で、10Gbytes*のファイル・ストレージを無償利用できる。
* サービスがベータ期間中の場合。ベータ期間終了後は、ストリーミングについては、無料(広告付き)か、わずかな料金(広告なし)で利用できる予定とされている。 |
以下では、Visual Studio 2008で作成したSilverlightアプリケーションをアップロードして、公開する手順について簡単に紹介する。
Silverlightアプリケーションのアップロード
まず、silverlight.live.comを開き、右上隅にある「Sign in」をクリックして、Windows Live IDにサインインする。Windows Live IDを持っていない場合は、「Windows Live ID ホーム」などから、これも無償で取得できる。
Silverlight Streamingのページ |
Windows Live IDへのサインインが完了すれば、次に、画面中央にあるオレンジ色の[Get it free]ボタンをクリックして、Silverlight Streamingのアカウントを作成する。
アカウントを作成すると次のような画面になり、引き続きアプリケーションのアップロードを行うことができる。その手順を以下に示す。
以上でアップロードは完了だ。なお、 で行っているマニフェストの設定内容の詳細については、MSDNにある「アプリケーション マニフェストの作成」を参照してほしい。
この最後のページには「Launch Application Test Page」というリンクがあるが、これをクリックすれば、いまアップロードしたアプリケーションをテスト実行できる。
そして、自分のページにアプリケーションを埋め込むには、「1) Add the following HTML to your page:」の下にあるテキストボックス内の<iframe>要素を、自分のページのHTMLに挿入すればよい。もちろん、この<iframe>タグのsrc属性に記述されているURLを直接開いても、アプリケーションを実行することは可能だ。
カテゴリ:Silverlight 2 処理対象:ツール |
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