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Visual Studio 2008でデバッグ終了後、編集可能になるまでに時間がかかる場合は?

デジタルアドバンテージ 遠藤 孝信
2009/07/16

 Visual Studio 2008(以下、VS 2008)でアプリケーションのデバッグ実行を終了させた後、次に画面が操作できるようになるまで非常に時間がかかる(遅くなる)場合がある。

 例えば、Windowsアプリケーションのデバッグ実行を開始し、その後、そのWindowsアプリケーションを終了して再びコードやデザインを編集しようとしても、VS 2008がしばらくの間“応答なし”の状態になり、すぐに作業を継続できないといった状況だ。

 このような症状は、[スタート ページ]タブを閉じておけば解消される場合がある。

 既定では、[スタート ページ]タブはVS 2008の開始時に開くようになっており、明示的に閉じない限り、タブの1つとして表示されて続けているはずだ(ただし、デバッグ中は非表示になる)。これを閉じればよい。


VS 2008の[スタート ページ]タブ(赤枠部分)

 オプション設定により、VS 2008の起動時からスタート・ページを開かないようにすることも可能だ。

 これには、メニューバーの[ツール]−[オプション]により[オプション]ダイアログを開き、左側のツリーで[環境]−[スタートアップ]を選択して、画面右側一番上の「スタート ページの表示」が選択されているドロップダウンリストで別の項目(「空の環境の表示」など)を選択する。


[オプション]ダイアログにあるスタートアップ設定

 あるいは、筆者が試した限りでは、「コンテンツをダウンロードする間隔」のチェックさえはずしておけば、スタート・ページを表示していたとしても、デバッグ開始後に遅くならないようだ。ただし、このチェックをはずすと、スタート・ページにはマイクロソフトからの最新ニュース(RSSフィード)が自動的に表示されなくなる。End of Article

利用可能バージョン:.NET Framework 2.0以降
カテゴリ:Visual Studio 2008 処理対象:IDE

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